うさぎの食事は主にペレット食ですが、
ペレットだけでは栄養不足なため、
牧草も一緒に与えます。
ですがうさぎも私たちと同じで好みがあり、
中には好き嫌いをして
牧草を食べない子もいます。
牧草は必要不可欠な食べ物でもあり、
食べないと様々なトラブルを
引き起こすこともあるため
できれば食べてほしいですが、
どうやって食べさせるのがいいのか
悩んでしまいますよね。
今回はうさぎが牧草食べない場合に
起こりうるトラブルや、
食べてもらうための秘訣を、
紹介していきたいと思います。
好き嫌いが激しいうさぎに
悩んでいる人は必見です!
うさぎが牧草を食べない場合に克服させる3つの秘訣は?
うさぎが牧草を食べない場合、
まずは好き嫌いが考えられます。
ですが食べない状態が続けば
トラブルになることもあり、
まずは好き嫌いを
克服させる必要があります。
次の章では、
牧草を食べない場合に克服させる
3つの秘訣について
解説していきましょう。
1.味が落ちるので常に新鮮な牧草を食べられるようにする
まず考えられる理由の1つに、
牧草の味が落ちている可能性があります。
買って袋に入っている状態の場合は、
新鮮さを保てますが、
牧草入れに入れたままにしておくと、
段々と鮮度も落ちてきます。
うさぎによっては
鮮度が落ちると食べない子もいるので、
味が落ちてしまわないように
新鮮な牧草が食べれるようにしましょう。
2.毎回の食事では色々な種類の牧草を分けて与える
こちらの動画は、
うさぎが牧草を食べ比べる様子を
撮影したものです。
牧草には色々な種類があり、
毎回同じ牧草ばかりあげていると、
どうしても飽きがきてしまいます。
もし今まで一度も牧草の種類を
変えたことがない場合は、
複数の牧草を毎回分けて
与えるのもおすすめです。
味にバリエーションが出ることで、
うさぎも楽しんで食事をしてくれますよ♪
3.茎だけ食べないようになるので一度に大量の牧草を与えない
牧草には茎の部分と穂先が
一緒になって入っています。
うさぎが好んで食べる牧草に
チモシーと呼ばれる、
イネ科の多年草のものがあります。
この穂がうさぎは大好きで、
茎と穂があれば、
真っ先に食べきってしまうほどです。
また穂に比べると
どうしても茎は味が落ちるので、
大量に牧草を与えると
茎だけを残すようになってしまいます。
基本的に牧草は
食べ放題にしておくのが一番ですが、
与えすぎも鮮度が落ちるので
適切な量に調整するのがベストです。
まず普段の様子をよく観察し、
その子に合った量を与えてあげましょう。
うさぎが牧草を食べない事で出てくるトラブルって何?
うさぎは牧草を細かくして
他の栄養素を配合したペレットを
主食とします。
ペレットは総合栄養食になるので
これだけ与えていれば問題なさそうですが、
牧草にはペレット以外の
重要な役割を担っています。
まず牧草を食べずにいると、
- 腸の病気
- 歯の病気
のトラブルが出てきます。
例えばうさぎは常に腸が動いていないと
病気になってしまいますが、
ペレットでの食事は
朝と晩の2回が基本です。
またペレットはカロリーも高いので、
うさぎ自身の体重に見合った分しか
与えられないために、
低カロリー牧草を与えています。
さらにうさぎの奥の歯は、
平らな「臼歯」が生えていますが、
この歯で食べたものをすり潰すことで
歯の健康を保っています。
この臼歯でよくすり潰すためには、
牧草は最適ともいえるのです。
うさぎが牧草を食べない場合の好き嫌い以外の理由
うさぎの好き嫌いによって
牧草を食べない場合の、
食べさせるための秘訣について
紹介してきました。
ですが好き嫌い以外にも、
うさぎが牧草を
食べないことがあります。
次の章では、
好き嫌い以外で食べない場合の
理由について解説していきます。
好き嫌いで食べない場合より
緊急性が高いこともあるので、
しっかりとチェックしておきましょう。
1.病気や体調不良で食欲がない
まず1つめに、
うさぎが病気や体調不良により
食欲がない場合があります。
うさぎは元々自然界では
捕食される側の動物なために、
具合が悪くてもそれを隠そうとする
習性があります。
そのため私たちが
うさぎの異変に気づいたときには、
かなり病状が進んでいることもあるのです。
さらに食べない状態が24時間続くと
脂肪肝などの病気になる危険も。
もし牧草以外に
ペレットも食べないようなら、
すぐに病院へ連れていきましょう。
2.ペレットやおやつを食べすぎている
2つめに考えられる理由に、
ペレットやおやつの量が多く、
お腹がいっぱいなのかも知れません。
ペレットは栄養バランスを考えて
作られていますが、
与えすぎは肥満の原因にもなります。
またおやつは嗜好性が高く
牧草よりもおいしいので、
おやつばかり与えていると
牧草を食べなくなることも。
6か月以降のうさぎには、
適正体重の3%程度の量が
一日のペレットの目安です。
おやつはしつけのご褒美など
特別な時だけ与えるようにし、
あげすぎには十分注意しましょう。
3.ストレスを感じている
3つめの理由に、
うさぎがストレスを感じている
場合があります。
うさぎはストレスを感じると
腸内環境が悪くなり、
食欲不振になることがあります。
例えば季節の変わり目や
引っ越しをした時など、
住環境の変化でもストレスになります。
できる限りストレスとなっている
原因を取り除いてあげ、
それでも食べない場合は
すぐに病院へ連れていきましょう。
またうさぎは床に落ちた牧草は
食べてくれないことが多く、
そのままゴミになってしまうことも。
まとめ
うさぎの主食はペレットですが、
牧草も重要な栄養源です。
また腸や歯の健康のためにも
大切な牧草ですが、
うさぎによっては好き嫌いで
食べないこともあります。
牧草は何種類か用意したり、
あげすぎないなど工夫することで
好き嫌いを克服することができます。
牧草はペレットだけでは補えない
病気予防や栄養素なども
豊富に含んでいます。
ぜひ今回の記事を参考に、
好き嫌いを無くしてあげましょう。
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