最近飼っているうさぎが、
「なんだか食べ辛そう…」と
思うことがありませんか？
うさぎは生涯歯が伸び続ける動物ですが、
餌の好き嫌いやケージを齧る行為で
噛み合わせが悪くなり、歯がきちんと削れずに
伸びすぎてしまうことがあります。
伸びた歯は削るなどの処置をしないとですが、
病院でやってもらう場合どのくらいの費用が
かかるのか気になりますよね。
今回は、
- 伸びてしまった歯を削る費用
- 自宅で歯を削ることはできるのか
など気になる点を解説していきます。
うさぎのために何とかしてあげたい
飼い主は必見です！
うさぎの歯を削る動物病院での費用は？
伸びすぎてしまったうさぎの歯は、
病院で削る処置をしてもらう必要があります。
動物病院でかかる費用は、
歯をどのようなかたちで削るかに
よっても異なり、
- 麻酔無しニッパー等で処置：約1000円～2500円
- 麻酔有り手術で処置：約3000円～1万円
が大体の相場になります。
この費用にプラスして初診料や再診料、
入院が必要な場合は入院費が加算されます。
また歯を抜いてしまう抜歯になると、
抜く歯の本数によっては10万円前後
かかってしまうことも。
動物病院の場合は、私たち人間と違い
保険が利かないために高額になり、
病院によっても診療費が異なります。
かかりつけの病院があれば、
まずはそこで費用を事前に
確認しておくのもおすすめです。
こちらの動画では、獣医さんに
歯を切ってもらうところを撮影した
ものです。
実際にどんな処置をするのか
参考にしてみてくださいね。
うさぎの歯を削る費用はペット保険の補償対象外なので要注意
うさぎをはじめとするペットは
人間のような保険制度が無いため、
任意で加入できる保険に入ることで
治療費の負担を減らすことができます。
ですがすべての治療が保証対象に
なるわけではなく、
うさぎの歯の治療に関しては、
保証対象外の保険会社がほとんどです。
歯の治療は対象外ですが、
万が一のために保険に加入しておくのも
おすすめです。
歯を削るなどの治療に関しては
どうしても実費になってしまうので、
伸びすぎないように注意するか、
治療費として貯蓄しておきましょう。
うさぎの歯を自宅で削るのは絶対にNGな3つの理由とは？
うさぎの歯を削る場合は病院での処置が
基本ですが、治療費も高いために
自宅でできないかと考える人も
いるかと思います。
しかしこの行為はとても危険で、
やってはいけない処置の一つでもあります。
なぜ自宅で歯を削ることがNGなのか、
次の章で詳しく解説していきましょう。
1．歯を切るニッパーでうさぎを傷つけてしまう
伸びすぎてしまった歯は
ニッパーで切って切断しますが、
専用の器具や知識がない自宅での処置は
うさぎを傷つける可能性があります。
また力を入れ過ぎて切ることにより
歯が割れてしまったり、歯が捻じれて
生えてしまう危険もあります。
さらに口の奥に生えている臼歯に関しては、
自宅での治療は不可能です。
うさぎにとってもストレスとなるので、
絶対に自宅での切断はしないようにしましょう。
2．断面まで綺麗に整えられない
切断後の歯の断面はザラザラとしていて、
これを滑らかに整える必要があります。
きちんと噛み合わせを合わせるためには
仕上げに研磨をしますが、自宅では歯の医療用の
研磨機を揃えるのは不可能です。
また歯の長さや噛み合わせを整えないと
歯を切断しても意味がなく、
再度噛み合わせが悪くなることもあります。
3．切る時に歯茎や残す歯に負担がかかる
歯を切る時はある程度力を入れて
切らないといけないため、余分な力が
かかることにより、歯茎や歯に
負担がかかってしまいます。
また処置中にうさぎが動かないように
しっかりと固定ができないと、
暴れて他の場所を傷つける危険も。
自宅で切断することで、噛み合わせ以外にも
他の症状を引きこ起こすこともあるため、
うさぎを診察できる動物病院で
処置をしてもらうのが一番です。
まとめ
今回はうさぎの歯を削る費用や、
自宅での処置がNGの理由について
解説してきました。
うさぎの歯を自宅で削るのがNGな理由
- ニッパーで歯を切る時にうさぎを傷つける
- 専用の機器が無いため、断面を整えられない
- 力加減が分からず、歯や歯茎に負担がかかる
動物病院の費用は意外と高額で
何とか安く済ませたいという人もいますが、
知識や専門機器が無い自宅での処置は、
歯が捻じれたり傷つけたりするため危険です。
歯を削る行為はうさぎにとってもストレスで、
伸びすぎないように、まずは原因や見分け方を
しっかりと覚えることが大切です。
うさぎの歯は生涯伸び続けるため、
伸びすぎで歯を切断する機会も多い症状ですが、
歯の伸びすぎは他の病気を引き起こし、
うさぎにとっても負担がかかります。
普段の生活の中で伸びすぎないよう
食事などで調節してあげるなど、
飼い主がしっかりと管理してあげましょう。
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