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うさぎの耳の病気!できものや中耳炎の症状と見分ける5つの仕草とは?

うさぎさん

もしも愛兎が頻繁に耳を掻いていたり、
落ち着かない様子だったら、
もしかして耳の病気ではないか?と
心配になる方が多いと思います

うさぎにとっては耳というのは
生命線に関わるとっても重要な部位で
非常に繊細な部分です。

そんな耳が病気にかかってしまうと
深刻なものの場合、命を落としてしまう
危険もはらんでいるんです!

特に内耳炎や中耳炎といった人間もかかる
耳の病気はうさぎには致命的です。

そういった危険から守ってあげるために
まずは知識をつけておく必要がありますので、
今回はうさぎの耳の病気にスポットを当てて
解説していきたいと思います!

うさぎの耳の病気でも中耳炎や内耳炎は危険度大!

早速冒頭でもありましたが、うさぎの
耳の病気の中でも特に注意しなければ
ならないのは中耳炎や内耳炎です。

まず中耳炎、内耳炎、というのは何かというと、
耳の中を傷つけてしまったり異物が入ったり、
または細菌が繁殖するなどが原因で
炎症が起きてしまうという病気です。

では何がそんなに危険なの?と思われるかも
しれませんが、実は恐ろしいことに
そうした炎症によって平衡感覚を失って
まっすぐ歩けない場合があるためです。

しかも最悪の場合は、細菌が脳まで達して
そのまま死に至らしめることも…

耳の病気というと人間でも軽んじて
しまいがちですが、実はとても
恐ろしい病気でもあるので注意が必要なんです。

それでは、中耳炎になったときは
一体どんな症状が出てくるのでしょうか?

うさぎの耳の病気『中耳炎』の5つの症状とは

それでは、外耳炎や中耳炎の時に
見られる5つの症状をご紹介します!

あなたの愛兎が以下のような症状を
みせていないか注意しましょうね。

1.耳を痒がる

最も基本的な症状としては、
耳を痒がるということです。

中耳炎は先述したように、耳の中で
炎症が起きている状態なので痒がる、
違和感があって落ち着かない、
といった症状が見受けられます

2.耳の痛み

耳を痒がるのと同様に痛がるというのも
外耳炎や中耳炎の症状です。

落ち着かない素振りでいたり、
頻繁に後ろ足で掻こうとしていたら
痛みが原因かもしれません。

3.耳から膿が出る

炎症を抑えようとする働きによって、
耳は膿などの分泌物・分泌液が
たくさん出るというのも特徴です。

いつもよりもやたらと耳が汚れていたり
垢や膿が出ているようであれば
外耳炎や中耳炎を疑った方が良いでしょう。

4.耳の臭いが強くなる

先述した「膿が出る」という症状に
関連して出てくる症状として、耳の臭いが
強くなるというものがあります

これはなぜかというと、膿や耳垢の中の
細菌が蒸れてさらに繁殖してしまい
悪臭を放つためといわれています。

異臭や悪臭がする場合は、細菌が繁殖している
証拠でもありますので早めの対処が必要です。

5.耳垢が大量に出る

膿が出るというだけでなく、
炎症を抑えるために耳垢も大量に
出るようになります

早く病気に気付いてあげるためにも
普段から耳垢の量やグルーミングの頻度も
気にかけてあげると良いでしょう

それでは、病気の時と通常時と
どのように見分ければいいのでしょうか?

うさぎの中耳炎を見分ける5つの仕草とは

うさぎは人間と違って言葉が喋れないので
何が異常なのかは飼い主さんが見分けてあげる
必要がありますよね。

とはいえ、正常なのかどうかを見分けるのも
なかなか難しいというのも事実です。

そこで今回は見分けるポイントとなる
5つの仕草をご紹介したいと思います!

1.耳をかく

症状でもありましたように耳に痒みや
痛みを伴うため、うさぎが頻繁に
耳を後ろ足でかくようになる場合が多いです。

確かにうさぎは普段からグルーミングの
一環で後ろ足で耳を掻いて汚れを
落とす仕草をします。

しかし、もしその後ろ足でかく仕草が多く
見受けられるようになったら
違和感があるのかもしれませんので
他の症状もないか観察しましょう。

2.頭を振る・ふらつく

時折頭を振るという仕草をすることは
ありますが、もし頻度が高かったり
ふらついている様子だと注意が必要です。

頭を振る、ふらつく、というのは
内耳炎からくる斜頸という神経障害の
症状なので気を付けないといけないんです。

斜頸の症状が出ていると危険な状態なので
至急病院に連れて行ってあげましょう。

3.名前を呼んでも反応がない

普段は名前を呼んだら寄ってきたり
耳をこちらに向けて反応するのに、
まったくリアクションがないと心配です。

ご機嫌斜めの場合もあるかもしれませんが、
耳垢や膿のせいで聴力が弱くなっている
可能性も考えられます。

症状の1つとして紹介した膿が出やすい、
耳垢がたくさん出る、といったものに
起因しているといえます。

4.眼振・斜頸

深刻な仕草として眼振(がんしん)と
斜頸(しゃけい)があります。

これらは、頭を振る・ふらつくという
仕草にあったように、神経障害の1つです。

特に眼振は目が上下あるいは左右に
動き続ける症状なのですぐに
気付けると思います。

こちらの動画の子も斜頸になってしまい
辛そうなのが分かりますね…
(1分頃から様子が見れます)

5.食欲がなくなる

様々な病気で見られる特徴として
食欲がなくなるということがあります。

耳が正常に機能せずに体温調節ができず
体調を崩す原因になってしまうことも
可能性として考えられます。

また、耳の痛みや違和感がストレスになり
食欲不振のきっかけになることも…

食事の量は毎日チェックを怠らないように
気を付けてあげましょうね。

それでは中耳炎の他にも気を付けるべき
腫瘍についても知っておきましょう!

うさぎの耳のできもの!?腫瘍の可能性はあるの?

もし愛兎の耳にしこりのような
できものがあった場合、どのような
病気が疑われるのでしょうか?

うさぎの耳のできもので考えられる病気

耳にできものやしこり、腫瘍のような
ものが出来たとしても一概になんの
病気かは特定できません

しかし可能性として以下の病気が
考えられますので、いずれにしても
注意が必要です。

1.耳血腫

耳がぷっくりと腫れていて、痒そうな
素振りを見せていたら耳血腫かもしれません。

耳血腫は本来犬などによくみられる病気で
うさぎが罹ることは稀な病気ですが、
外耳炎などの他の病気によって併発
することがあるそうです

血や体液がたまってしまい、耳が変形したり
最悪の場合は壊死してしまうこともあります。

病院で外科的治療をすることで治せます。

2.肉芽腫

肉芽腫(にくがしゅ)という炎症による
しこりの病気もあります。

腫瘍のように思われますが、皮下膿瘍の同様に
非腫瘍性の病気なので癌の心配はありません

しかし膿がたまってしこりになっているため
早めに病院で取り除いてあげた方が
ストレスやケガにつながりにくく安全です。

3.膿が溜まっている

耳のしこりは膿が溜まっているせいかも
しれませんので、病院で診てもらい
溜まった膿を出してあげる必要があります

膿が溜まっているままだとしこりが
どんどん大きくなっていきますので、
ストレスになると同時に他の器官への
悪影響も懸念されます

中には膿が眼球のほうに流れ出てしまう
という症状になった子もいるようなので
早めに病院で相談してみましょうね。

4.寄生虫感染

他にも怖いのは寄生虫感染です。

有名なものとして耳ダニ症といって
ダニが寄生繁殖してしまう病気です。

また、耳に傷があった状態で不衛生な
環境にいたり、野外へ散歩に行った後も
様々な寄生虫に感染される危険は
ゼロではないので注意しましょう。

もし心配な症状があって、飼育環境にも
不安があるようであれば、通院と
飼育環境の見直しが必要かもしれません

5.腫瘍

先述した肉芽腫などのように、
腫瘍ではないしこりができることがありますが、
腫瘍が出来ている場合もあります

腫瘍というと癌!?と身構えてしまいますが
良性と悪性のものがありますし、
簡単な処置で治せる場合があります。

いずれも病院で診てもらい判断を仰ぎましょう

ちなみに以下が腫瘍と、腫瘍に似たものによる
病気の一例ですので参考情報として
頭に入れておきましょうね。

腫瘍と似たものの病気非腫瘍性:腫瘍ではない。皮下膿瘍、肉芽腫など。
腫瘍性(良性):腫瘍だが癌ではない。乳腺腫瘍、毛芽腫など。
腫瘍性(悪性):乳がん、子宮腺がん、扁平上皮癌など。

それでは、耳にできものが出来た際に
どんなことをチェックしてあげれば
良いのでしょうか?

うさぎの耳のできものができた時の3つのチェックポイント!

うさぎの耳にできものが!と慌ててしまうのも
分かりますが、まずは冷静に症状を
確認してあげることが大事になってきます。

以下のような3つのチェックポイントを
見てみましょうね!

1.臭いはないか

まずは臭いを確認してみましょう

症状にもあったように、異物から守るため
耳垢や膿をたくさん分泌するようになるので
耳の臭いが強くなります。

もしいつもよりも臭いかも…と感じるようなら
病気を疑いがあります。

2.炎症はないか

外見からでも判断することが出来ます。

もし耳の部分がカサカサしていたり、
かさぶたができていたりブツブツ
出来ていると炎症の可能性があります。

痒みや痛みを伴っていれば頻繁に掻いて
いることもあるので、それも一緒にチェック
しておくと良いでしょう。

3.汚れはついていないか

キレイ好きなうさぎは度々グルーミングをして
耳もきれいにしていますが、
それでも汚れがついているなら怪しいです

こちらも、耳垢がたくさん出ているから
という理由かもしれませんし、はたまた
しこりや感染症のせいで引っかきすぎて
ケガしてしまったことも考えられます…

以上がチェックポイントの3つでしたが、
確認した後はどうしたら良いのでしょう?

チェックポイントの3つの観察記録を持って病院へ

ご紹介した3つのチェックポイントの結果を
得られたら、それをもってとにかく病院で
診てもらうことをおすすめします!

というのも、耳の病気と軽んじていると
手遅れになって命を落としてしまう
原因になりかねないためです。

病気を判断するための要素として、
3つのチェックポイントが獣医さんには
必要な情報となりますので病院ですぐ
説明できるように持っていきましょうね。

まとめ

ということで、うさぎの耳の病気で
見られる症状や注意すべきポイントなど
まとめてご紹介してきました。

以下のようなことがポイントといえますね。

  • 中耳炎、内耳炎は命を落とす原因にもなる
  • 炎症以外にも感染症や腫瘍もある
  • 臭いや耳垢の量で見分ける
  • 眼振や斜頸が見受けられたら危険
  • チェックポイントを持って病院へ

動物は人間に比べて病気の進行が
とても早いのでどんな病気でも早期発見が
カギとなってきます。

今回紹介したのもあくまで一例であって、
正確な判断は専門医や獣医さんじゃないと
難しいので、参考にとどめてください

なので症状やチェックポイントを参考に、
少しでも心配なことがあれば
早めに病院で診てもらってくださいね

愛兎の命にも関わるためこういった
病気の勉強も大事になってきますし、
少しでも力になれれば幸いです…!

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