もし自分が食べているバナナにうさぎが
興味を示していたら、あなたはバナナを
あげてしまうでしょうか?
ペレットにも成分として含まれていることも
あるため一見与えても問題なさそうですが、
実はバナナはうさぎには危険な食べ物なんです。
おやつ感覚で安易にバナナを与えてしまうと
愛兎に以下のような病気を可能性が
あるため控えなければいけないんです。
- 他の餌を食べなくなる
- 毛球症やうっ滞になる
- 腸炎を引き起こす
- 腸性毒血症や鼓腸症になる
なぜこのような危険があるのか、
その理由とバナナを与える際の注意点を
ご紹介したいと思います。
うさぎがバナナを食べるのは健康上よくない!
バナナというと人間にとっても様々な
栄養素が含まれた健康的な果物のイメージが
ありますが、うさぎにとってはあまり
健康上よいとは言えません。
糖質が非常に高いバナナは過度に食べると
消化不良を引き起こしてしまうためです。
それでは次項で詳しくその理由を
解説したいと思います!
うさぎにとってバナナがよくない理由とは?
バナナはうさぎにとって健康上よくない、
といっただけではあまりピンと来ないですよね。
なので、大きな2つの理由を
詳しく解説したいと思います。
1.糖質量が多すぎる
バナナは果物の中でも特に糖質量の多い
種類といえます。
糖質は言い換えると炭水化物なので
生き物にとっては必須の栄養素でもありますが、
チモシーやペレットから摂れるので
それだけですでに足りているんです。
そこにさらに糖質量が多すぎるバナナを食べて
しまうことで消化不良を引き起こし、
消化器官の病気につながってしまうんです。
2.好き嫌いして餌を食べなくなる
バナナに限らず果物は糖質が高い食べ物なので
おやつとしてもあまり頻繁に与えるのは
好ましくありません。
しかしうさぎもそんな果物が大好物なので、
バナナばかりをねだって本来食べるべき
チモシーやペレットなどの餌を
食べなくなることもあるんです。
好き嫌いをして餌を食べなくなってしまう前に
バナナなどの果物を与える量を
見直してみましょうね。
では、バナナを食べるとなぜ消化不良や
毛球症を起こしやすくなると言われて
いるのでしょうか?
うさぎがバナナを食べると毛球症を起こしやすくなる!?
バナナを食べることで毛球症をはじめ、
他にも腸炎など消化器官の病気を
起こしやすくするとされています。
なぜこのような消化器官の病気を引き起こすのか
というと、糖質の分解が間に合わないためです。
うさぎは盲腸内の腸内細菌によって糖質を
分解していますが、糖質が多すぎると
分解に時間がかかってしまい、同時に
異常発酵を起こしてしまいます。
そうして消化器官の運動が低下して毛球症
もとい、うっ滞を引き起こすという原理です。
とはいえバナナを全く食べてはいけないのか?
というとそうとも言えません。
うさぎがバナナを食べるには量に注意すれば大丈夫?
冒頭でもお話ししたようにペレットにも
バナナが含まれていることから、
一切食べていけないわけではありません。
主食であるチモシーと補食のペレットを
ちゃんと毎日食べている子であれば、
頻度と量を注意してあげる分には
問題はありません。
むしろ、しつけや練習の際にだけ
スペシャルなご褒美としてバナナを与える
というのは調教の面で効果的です。
ということで次項で説明するような、適切な量と
頻度は必ず覚えておきましょうね。
うさぎにバナナを与える場合の3つの注意点
うさぎにとっておやつのバナナはご褒美で
ストレス解消にもつながりますので、
決して悪いことではありません。
以下の3つの注意点は必ず留意したうえで
適切な与え方をしましょうね。
1.量、頻度に注意!食べ過ぎないように
どのくらいの量なら良いかというと、
うさぎの体重から計算することができます。
目安となる量は、ウサギの体重1㎏に対し
10g程度と考えておきましょう。
また与える頻度の目安は、多くて大体1週間に
1度に留めておきましょう。
頻繁にあげる習慣がついてしまうと、
好き嫌いをするようになったり食べすぎの
原因にもなりますので注意しましょう。
2.体の変化や異変を見逃さない事
量や頻度を守ったとしても、うさぎの
年齢や体調によっては思わぬ病気に
罹ってしまう場合があります。
バナナが原因となること以外でも
様々な病気やケガの早期発見のために
日頃から体の変化や異変には目を配りましょう。
3.バナナの皮は決して与えない事
うさぎさんの中にはバナナの皮を食べようと
する子もいるようですが、皮は決して
与えないようにしましょう。
というのも、皮部分は人は口にしないため
農薬が付着したままの可能性が高いためです。
そういった危険なものを口にしてしまわないよう
バナナの皮は与えないようにしましょう。
まとめ
ということで、うさぎにバナナを与える際の
リスクと適切な量・頻度の解説を
してきましたが参考になったでしょうか?
今回のまとめとして以下の
ようなことがいえますね。
- バナナは糖質が多いため消化不良を起こす
- 消化器官の運動が低下して毛球症(うっ滞)になる
- 週1回、体重1㎏に対して10gであれば問題ない
- バナナの皮は農薬の危険があるので与えない
なぜいけないのか、という理由まで把握
しておくことでその重要性が
より分かったかと思います。
今まで当たり前のように与えてしまっていた、
という方でも今後は注意をしてあげましょうね。
人間もうさぎも食事量や頻度に注意して
適切な食べ方を心がけて、共に健康に
これからも過ごしたいですね^^
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