金魚を観察していると、
なんだかヒレの先が
白いということがないでしょうか。
金魚のヒレの先が白い状態だと
なんだか病気なのではないかと
心配になると思います。
今回は、そんなヒレの先が
白くなってしまう理由や、
病気なのかどうか
ということについて
みていきたいと思います。
金魚のヒレが白くなるのは病気だからなの?
出典:http://www.geocities.jp/tosakin9/byouki.html
金魚のヒレの先が白くなるのは
病気なのでしょうか。
ヒレの先が白くなるのは、
尾腐れ病に見られます。
尾腐れ病は、ヒレの先が
小さくなってしまったり、
溶けたりします。
また、白く色抜ける
ということも見られます。
この尾腐れ病は他の金魚にも
移ってしまうので早急に処置が必要です。
金魚のヒレが白くなる原因は何がある?
金魚のヒレが白くなってしまう
原因は何なのでしょうか。
主な原因として3つあります。
それぞれ詳しく見ていきます。
1.水質の悪化
金魚のヒレが白くなってしまう
一つ目の原因は、水質の悪化
ということがあります。
尾腐れ病の直接的な原因は
カラムナリス菌という
水槽の中にいる菌の仕業です。
この菌が感染することにより、
尾腐れ病にかかってしまいます。
この菌は水槽内の有機物を
餌にして増殖します。
したがって、水質が悪化すればするほど、
有機物が増えてしまい、
同時に菌も増殖します。
その結果、尾腐れ病に
かかりやすくなってしまいます。
2.水温の変化
金魚のヒレが白くなってしまう
二つ目の原因は、水温の変化です。
尾腐れ病の元のカラムナリス菌は
水温によって増殖する速度が変わります。
特に25度を下回ると菌にとって
住みやすい温度になるので
増えるペースも早くなります。
よって、冬場哉ヒーターを
いれていないような水槽では、
どうしても菌が増えてしまい、
尾腐れ病にかかりやすくもなります。
3.免疫力の低下
金魚のヒレが白くなってしまう
三つ目の原因は、免疫力の低下です。
金魚は丈夫な魚です。
したがって、水槽内でどれだけ菌が
増えていようとも
なかなか病気にはかかりません。
しかし、その状況は
金魚の状態によって変わります。
金魚の体調が悪くなると、
免疫力が低下して
病気にかかりやすくなります。
たとえば、金魚同士で追いかけまわして
傷つく場合があります。
こういったときに免疫力は
低下してどうしても普段より、
病気にかかります。
金魚のヒレが白くなった時の対処とは?
金魚のヒレが白くなってしまった場合は、
どのような対処をすればいいのでしょうか。
主な対処としては、
3つあります。
それぞれ詳しく見ていきます。
1.塩浴
金魚のヒレが白くなったときの
対処の一つ目は、塩浴です。
昔から病気の治療法として
知られている、塩浴は
尾腐れ病にも効きます。
0.5%の塩水を用意します。
これは塩化ナトリウムなどではなく、
天然の塩を用意するようにしましょう。
この塩水に金魚を移動して
約5分ほど泳がせます。
そのあとに元の水槽に戻します。
これによって回復する場合が多いです。
しかしこの塩水浴には
注意点があります。
金魚の中には塩が苦手なタイプもいるので
塩水に入れた後に、金魚の様子が
少しでもおかしくなったら
すぐに出してあげるようにしましょう。
2.薬浴
金魚のヒレが白くなった時の
対処の二つ目は、薬浴です。
上記の塩水浴でも
回復しなかった場合にしましょう。
たくさんの薬が売られていますが、
特にグリーンFゴールドがおすすめです。
カラムナリス菌に特に
効くような薬が入っているので、
尾腐れ病の時にはこの薬一択でしょう。
量などは薬に書かれている通りの
分量で大丈夫です。
3.餌をあげすぎない
金魚のヒレが白くなった時の対処の
三つ目は餌をあげすぎないということです。
塩浴でも、薬浴でも重要なことですが、
できるだけ金魚の体力を残して
あげるために餌をあげないようにします。
消化に体力も使ってしまうため
餌はしばらくあげないようにします。
金魚は1か月ほど餌を食べなくても
生きてはいけるので気にしなくても大丈夫です。
まとめ
今回は、金魚のヒレが
白くなってしまう原因や、
病気なのかどうなのかについてみてきました。
尾腐れ病は見ていても
少しわかりにくく進行してから
気づく場合がほとんどです。
早期の発見なら金魚としても
大事には至りません。
しかしどうしても発見が遅れてしまうと、
進行が進み回復できない場合もあります。
そのためにも普段から
よく観察するようにしましょう。
金魚の病気の回復には早期の発見と、
早期の治療が重要となります。
しっかりと早めの対応をしましょう!
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