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メダカの転覆病とは?治療の方法と対策をご紹介!

メダカの転覆病

メダカを飼育していていると
プカプカと水面に浮いて
しまっていることはありませんか?

それはもしかすると
転覆病かもしれません。

水面に浮いているメダカを見ると
慌ててしまう人も多いのではないでしょうか。

いざという時に、慌てずに対処できるよう
しっかりと予備知識を持つことが大切です。

メダカの転覆病について
治療と対策方法をご紹介します。

メダカの転覆病ってどんな病気?症状は?


出典:http://toutenkou.com/

転覆病はその名前の通り、
お腹を上にしてひっくり返って
水面に浮いてしまう病気です。

何らかの原因で腹部が以上に膨らみ、
水中でバランスが保てなくなります。

最終的にひっくり返ってしまい
水面をプカプカと浮いてしまいます。

水中に沈もうとして、
体力を消耗して衰弱したり、
水底に身体をこすりつけ、
ケガをしてしまう場合もあります。

1度転覆病に掛かると、原因によって、
完治するのが難しい病気ですので
事前の対策と、早期発見が重要になります。

メダカが転覆病になる3つの原因とは?

メダカの転覆病の原因は
大きく分けると3つあります。

それぞれについて解説していきます。

⒈餌の消化不良によるもの

1つめは餌の消化不良によるものです。

餌をあげすぎてしまったり、
寒い時期に無理に餌を食べさせてしまう
消化不良を起こしてしまいます。

消化不良を起こすと、お腹の中で
ガスが発生してしまい、そのガスが原因で
お腹が浮いてしまいます。

⒉エア食いによるもの

2つめは、エア食いによるものです。

メダカには、水面に浮く餌を
与えることが多いため、餌と一緒に
空気を吸ってしまうことがあります。

また、エサをあげていない時でも、
水面をパクパクしながら餌を探すので、
空気を吸ってしまうことがあります。

吸った空気を上手く排出できずに
お腹に溜まってしまうと、バランスを崩し
お腹が浮き、転覆病に繋がります。

⒊水質の変化によるもの

3つ目は、水質の悪化によるものです。

水質が悪化すると、
メダカにストレスが掛かってしまいます。

ストレスが掛かった状態が続くと、
メダカの脳に異常をきたし、
命令系統が混乱して浮き袋が
正常に働かなくなると考えられています。

浮き袋が上手く働かないと、
浮力の調整が上手くいかず
転覆病になると考えられてます。

メダカの転覆病は感染する?

メダカの転覆病は、
細菌やウイルスによるものでは無いので、
他のメダカに感染することはありません。

ただし、上記ご紹介したように
転覆病は飼育環境に原因があるため、
同じ環境で飼育をしていると
他の個体も同じように
転覆病になる可能性があります。

転覆病になった個体を発見した場合、
飼育環境を見直し、他の個体が発症しないよう
早急な改善が必要となります。

メダカの転覆病の治療の方法はあるの?

残念ながら、
根本的な治療法は確立されていません。

病原菌が原因となる病気とは違うので、
薬などを使う治療は出来ないのです。

いずれの原因の場合も、
まずは体力を回復させましょう。

消化不良が原因の場合は、
まずはお腹の中の餌を消化させましょう。

追加の餌を食べると、さらに消化不良を
起こす可能性があるので、絶食させます。

エア食いが原因の場合は、
沈下性の餌に切り替え、
水面で餌を食べさせないようにしましょう。

また、餌が足りていない可能性があるので
餌の量を調整してみて下さい。

水質の変化が原因の場合は、
水換えをし、水質の改善をはかりましょう。

ただし、大量の水換えは
余計なストレスを与えるので注意が必要です。

メダカは身体が小さいため、
転覆病が長引くと、体力を消耗し
死んでしまう恐れがあります。

早期に発見し、早めの対策をとることが
何よりも大切になります。

メダカの転覆病には塩浴がおすすめって本当?

通常、メダカの体内の
塩分濃度が0.5~0.6%に保たれています。

メダカは淡水に生息しているため、
当然、体内の塩分濃度の方が高くなります。

本来であれば、浸透圧の関係で、
体内に水分が入ってきてしまうのですが、
沢山の尿をすることで、余計な水分を
体外に逃がしています。

体内と同じ塩分濃度の塩浴をすると、
排水器官である腎臓の負担が減るので、
メダカの体力を回復させる事ができます。

その結果として、転覆病の回復に繋がります。

転覆病は身体がひっくり返ることで
非常に体力を消耗します。

そのため、まずは体力を回復させるために
塩浴が非常におすすめです。

メダカの転覆病!塩浴のやり方をご紹介!

実際に、転覆病のメダカの
塩浴のやり方をご紹介します。

  1. 治療するメダカの数に合わせた
    水量の入る入れ物を用意します。
    (メダカ1匹に対して1リットル)
  2. 水道水を入れ、中和剤を入れます。
  3. 水1リットルに対して、
    塩を5グラム入れます。
  4. メダカを静かに入れます。
  5. 症状を見ながら3~7日
    塩水浴を続けます。
    (塩水浴中は絶食させます)
  6. 症状が回復したら、
    水槽の水を少しずつ足し
    徐々に塩分濃度を薄めます。
  7. 水槽に戻します。

万が一、症状が悪化する場合は、
速やかに中止しましょう。

塩浴中は絶食し、
水質を悪化させないように注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

メダカの転覆病は元気な個体も
急に発症してしまうこともあります。

根本的な治療法が確立されていないので、
何よりも早期発見が大切です。

転覆病に限らず、メダカの健康維持のために
日々の観察をしっかりとしてあげましょう。

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こちらで詳しく解説しています。

万が一の時のために、チェックしてみて下さい。

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