メダカを飼っていると、
いつの間に水槽に小さな虫がいる
なんてことありますよね。
何より気持ち悪いですし、
メダカに害がないか心配です。
でも、どうやって駆除したら
いいか分かりにくいですよね。
そこで今回は、メダカの水槽に現れる虫の
種類ごとの原因と対処方法をご紹介します。
メダカの水槽に虫!種類別に原因&対処方法をご紹介!
メダカの水槽に現れる虫には、
いくつかの種類があります。
ただやみくもに駆除してしまっても、
根本を改善しなくては意味がありません。
それぞれの種類によって、
原因や対処方法も違ってきます。
次の章で、種類ごとに詳しく解説していきます。
メダカの水槽に黒い虫が現れる原因は?
メダカの水槽に現れる黒い虫は
ミズムシ(別名:水ゲジ)と言います。
ミズムシは本来、
水のあるところならどこにでもいる生物です。
そのため、ミズムシが現れる原因は、
購入した水草にくっついていたり、
川などから拾ってきた石や流木にくっついてきて
水槽内に侵入してしまうことがほとんどです。
数匹だと気づかないかもしれませんが、
水質が悪化すると繁殖が進み、
目に止まりやすくなるでしょう。
黒い虫の対処方法
本来どこにでもいる生物なので、
水槽内にいても問題はありません。
でも、見た目も気持ち悪いので、
何とか対処したいですよね。
まず第一に、
水槽内に侵入させないようにしましょう。
新しく買ってきた水草等は
隅々まで洗ってから導入しましょう。
流木や石などは熱湯消毒することで
駆除することが出来ます。
すでに水槽内で大量繁殖してしまった場合、
全ての水を替え、流木や底砂を
熱湯消毒するしかありません。
大量繁殖する前に、
水槽内に持ち込まないこと、
そして水質を悪化させないことが
大事になります。
メダカの水槽に白い虫が現れる原因は?
ミズミミズと言います。
ミズミミズは水槽の水を含めて
ほとんどの水場に存在していますが、
大きさが0.1mm~数mmと小さいため、
なかなか人の目に触れることがありません。
しかし水質が悪化すると、
繁殖スピードが上がり、量が増えるので
人の目につくようになります。
たとえ水道水を使って
水槽を立ち上げたとしても、
メダカを購入したお店の水や、
活エサ、水草などと一緒に侵入してしまいます。
白い虫の対処方法
ミズミミズは、
かなり小さな生き物ですし、
環境の変化にかなり強い生き物ですので、
侵入を防ぐのはなかなか難しいです。
そのため、侵入を防ぐより、
繁殖を抑えるようにしましょう。
まずは水替え、濾過槽の掃除して
水質の改善を図りましょう。
それでも抑制出来ない場合、
メダカの量が多すぎないか、
エサの量が多すぎないか
水草の状態はどうか、砂が汚れていないか
など一つ一つ確認していきましょう。
場合によってはメダカの量を減らしたり、
水槽を大きくしたり、
濾過槽を変更することが必要でしょう。
適正な水質に戻れば、
ミズミミズの量も減っていきますよ。
メダカの水槽に赤い虫が現れる原因は?
メダカの水槽に現れる赤い虫は
アカムシと呼ばれるボウフラで、
ユスリカと言う蚊の幼虫です。
ユスリカは、
少しでも水のある場所に産卵します。
そこにアカムシを食べる魚などが入れば
それほど殖えることはありません。
メダカもアカムシを食べますが、
サイズによっては食べられませんし、
メダカの数が少なければ、
全てを食べられないこともあります。
アカムシの成長はとても早いので、
小さなうちに捕食されなければ、
水槽内でも目立つ存在となってしまいます。
大きくなったアカムシは、
小さなメダカを食べてしまうこともあるので
注意が必要です。
赤い虫の対処方法
赤い虫の対処方法ですが、
まずは、水槽に卵を産ませないことが大事です。
隙間のない蓋をピッタリとすれば、
まず産卵されることはないでしょう。
構造上蓋が出来ない水槽や、
屋外のビオトープの場合、
産卵を防ぐことが難しいです。
そのため、産卵後の駆除が必要になります。
まずは、アカムシを食べられるサイズの大きさの
メダカをある程度の数投入しておきましょう。
金魚など他の魚も一緒に飼うのも良いですが、
あまり大きすぎるとメダカが
食べられてしまうので注意が必要です。
生物以外では、
銅イオンがアカムシを殺すことが分っています。
水槽内に10円玉を入れておくと、
銅イオンが発生するので駆除に繋がります。
殺虫剤を使用すると、
メダカや水草まで死んでしまう恐れがあるため、
くれぐれも使用しないようにしましょう。
メダカの水槽に小さい虫が現れる原因は?
メダカの水槽に現れる小さい虫には
その他にミズメイガがいます。
ミズメイガは、
水草に卵が付着して、水槽に侵入する
ことが多いです。
また、川や池に普通に生息している虫ですので、
自然下で拾ってきた流木や石を導入すると
侵入する可能性があります。
ふ化後、水草をエサに成長し、
人の目に触れるようになります。
小さい虫の対処方法
ミズメイガの対処方法ですが、
まずは、水槽に侵入させないようにしましょう。
水草を購入した場合は、
導入前に目視で確認し、洗浄しましょう。
駆除薬を使用するのも1つの手です。
流木や石を拾ってきた場合は、
熱湯消毒をして駆除しましょう。
万が一水槽内で発見した場合、
ピンセットなどで摘まみ出しましょう。
他の虫と違って、
水槽内では繁殖しないので、
全てを水槽外へ出せば、
その後殖えることはありません。
メダカの水槽に虫がつかないようにする方法はある?
メダカの水槽に虫がつかないようにする方法は、
水槽に入れさせないことと、
殖えさせないことが大事です。
新しく購入した水草や、
流木、石などに付着している虫を
水槽内に入れないように、
事前に駆除しましょう。
また、小さな虫の多くは、
本来そこにいるものですので、
完全に防ぐことは難しいでしょう。
爆発的に繁殖しないように、
水質を悪化させないように
管理をすることが大事です。
まとめ
いかがでしたか?
今回はメダカの水槽に出現する虫の
原因や対処法をご紹介しました。
それぞれにあった対策をしないと
手遅れになってしまうこともあります。
手遅れになる前に
日頃の観察が何よりも大事になります。
メダカの状態と合わせて、
水草や、水槽全体もしっかりと
観察してあげて下さいね。
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