水族館で可愛くて人気者のイルカの仲間達。
赤ちゃんともなれば、さらに
可愛いこと間違い無しですよね。
そんな赤ちゃんイルカのこと、
知っている方も少ないと思います。
大きさや、どんな特徴があるのでしょうか?
そこで今回は、イルカの赤ちゃんについて
大きさや特徴などをまとめてみました。
同じ哺乳類ですので、
私達と共通する部分もあります。
ぜひ読んでみて下さいね。
イルカの赤ちゃんの特徴は?ヒゲがあるのはどこ?
イルカの妊娠期間は
およそ10ヶ月~16ヶ月です。
もちろん、私達と同じ哺乳類ですので、
卵ではなく、赤ちゃんで生まれてきます。
通常、1回の出産で1頭の赤ちゃんを産みます。
赤ちゃんイルカの体は軟らかく、
母親に骨盤もないので、スムーズに
出産することができます。
生まれてきた赤ちゃんは、軟らかくなっていた
ヒレなどがすぐに硬度が増します。
そして、すぐに母親に寄り添って泳ぎます。
もちろん上手に泳ぐことができないので、
母親の作る水流に乗って泳ぎますし、
種類のよって、母親の背中に乗って
泳ぐこともあるそうです。
姿形は基本的に親イルカと同じですが、
生まれたてのの赤ちゃんには、
口の上に「感覚毛」と
呼ばれる毛が生えています。
この感覚毛は水流や障害物を
完治するために生えていると考えられています。
生えているのは生後数日から1週間ほどで、
その後は抜け落ちてしまいますが、
毛穴は一生残ります。
水族館などでじっくりと観察すると、
毛穴が分りますので、チャンスがあれば
ぜひ見てみて下さい。
イルカの赤ちゃんの大きさはどれくらい?
生まれたてのイルカの赤ちゃんは、
種類によって大きさが違いますが、
平均すると母イルカの
1/3~1/2ほどの大きさです。
水族館でお馴染みのハンドウイルカの場合、
体長約1m、体重15~30kgで生まれてきます。
人間と違い、いわゆる逆子の状態、
しっぽ側から先に生まれてきます。
これは、頭から生まれると、
溺れてしまう恐れが
あるからと考えられています。
生まれた後は、授乳期間を経て、
4~6年ほどで大人になります。
イルカの赤ちゃんのなぶり殺し事件って?
2017年8月、スペイン南部の海岸に
イルカの赤ちゃんが迷い込みました。
その姿を発見した観光客が、
イルカの赤ちゃんを捕まえ、
記念撮影などをした結果、
赤ちゃんは死んでしまいました。
この事件は、イルカの赤ちゃんを
ただ撫でるだけでなく、馬乗りになったり、
持ち上げたりしながら、
数百人で取り囲んだ結果、
ショックで死んでしまったと考えられています。
イルカの赤ちゃんはストレスに弱く、
ただでさえ母親と離れて怯えているところに、
人間達がよってたかった結果、
まさになぶり殺されてしまった事件です。
もし、海でイルカの赤ちゃんを見かけても、
絶対に近寄らないようにしましょう。
イルカの赤ちゃんには授乳が必要って本当?
イルカは私達と同じ哺乳類ですので、
当然、赤ちゃんには授乳が必要となります。
母親にはちゃんとおっぱいがありますが、
泳ぐのに邪魔になってしまうため、
普段は体に隠れています。
お腹の下の方に2列のスリットが有り、
そこにおっぱいを出す乳腺があります。
しかし、イルカが授乳をするのは水中のため、
私達人間や、他の哺乳類のように、
ゆっくりと吸い付いていることができません。
そのため、母親は乳腺の周りの筋肉を使い、
ビュッと絞り出し、それを赤ちゃんが
舌を丸めて吸い取ります。
また、わずかな時間の授乳でも
十分に栄養が取れるように、
非常に脂肪分が高くなっていると
考えられています。
授乳期間は1年から1年半が多いですが、
中には数年飲み続ける
赤ちゃんもいると言われています。
イルカの赤ちゃんの食べ物!何を食べて育つの?
イルカの赤ちゃんは、
生後3ヶ月ほど過ぎた頃から、
離乳食を食べ始めます。
イルカの授乳時間はわずかに数秒と、
母乳をそれほど沢山飲める
わけではないので、母乳だけでは
栄養が足りなくなってしまうのです。
食べるものは、小さな魚や頭足類、甲殻類など
その種類の食性にあった、
母イルカと同じものを食べます。
1年から1年半で離乳する個体が多いですが、
中には数年間、母乳と固形の餌の
両方を食べる個体もいるそうです。
まとめ
いかがでしたか?
イルカは哺乳類なので
当たり前のことなのですが、
私達と同じ母乳で育つと聞いて、
何だか不思議に感じる方も
いるかもしれませんね。
海の中で授乳をするの何だか難しそうですよね。
水族館では、赤ちゃんイルカが誕生すると、
ホームページ上で公表している
施設も多いですので、チャンスがあれば、
ぜひ見てみて下さいね。
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