ポメラニアンの魅力はやっぱり
滑らかな触り心地の良い
ふわふわの被毛ではないですか?
特にボリュームのある首回りの
フワッとしたコートに
私はポメラニアンらしさを感じます。
その首回りの部分を“ラフ”と
呼ばれているようですね。
そんな自慢の被毛を持っている
ポメラニアンですが、
なぜか理想の被毛がなかなか
伸びずに生え揃わない・・・
という悩みや疑問を持つ飼い主さんも
いるのではないでしょうか。
実はそれには原因が隠れているのです!
いずれ生えてくるだろうと
首を長くして待つのではなく、
原因を突き止めることで
何か対処が出来るかもしれませんね。
今回は間違ったお手入れ方法や
脱毛症など、毛が伸びない原因として
考えられる4つのことを
紹介していきます。
ポメラニアンの毛が伸びない原因は?
それでは早速、ポメラニアンの
毛が伸びない原因について
考えていきましょう。
ポメラニアンの飼い主さんであれば
あるある!とも言える
悩みかもしれませんが、
正しい知識を得てもらうことで
その悩みを解決出来るかもしれませんね。
バリカンでのカットが原因かも?
バリカンでのカットをする機会といえば、
やはり多くは夏に暑さ対策として
サマーカットをしようと考えたときです。
オーダー次第ではライオンや柴犬のような
カットまで出来て可愛らしいですよね。
でも、その前にちょっと待ったです!
実はそのバリカンでのカットは
ワンちゃんの被毛に大きな負担を
与えてしまっていることをご存知ですか?
バリカンでカットすると、
毛質が変わったり、なかなか毛が伸びない
などの原因になってしまうことも・・・
毛が元通りの長さに生え揃うのに、
半年以上もの時間がかかり、
一部は伸びないままということもあります。
そして、パサパサの艶のない毛質に
変わってしまうこともあるのです。
ところで、暑さをしのごうとして
サマーカットをすると言いますが
そこにも
大きな落とし穴があります・・・!
ワンちゃんの被毛は体温調節や
皮膚への紫外線対策には
欠かせない役割を担っているのです。
夏場は断熱として働きかける
その大切な被毛をなくしてしまうと、
暑さを遮るどころか、
皮膚に直射日光をもろに受けてしまい、
とても暑さ対策にはならないのです。
犬本来の姿にはちゃんと
意味があるということですよ。
そこを変えてしまうのは
本当にワンちゃんのためなのでしょうか。
それでは、
バリカンじゃなくてハサミなら良いの?
というところですが、
どうしても、短くする必要がある場合
被毛の役割を損なわない程度に
ハサミですくように、
全体的に毛量を軽くし
毛の長さを短くし過ぎないように
注意してもらいましょう。
ポメラニアンに限らず、
毛が一定の長さまでしか伸びず、
下毛、上毛とダブルコートの犬種
(シェルティー、チワワ、
ダックスなど)は
同じように注意が必要です。
逆にトイ・プードルやシーズーなどの、
毛が伸び続ける犬種は、
換毛期による抜け毛は
あまりないのですが、
延々と毛は伸び続けるため、
カットなどのお手入れか必要ですよね。
犬種によって、毛の構造は違うので
お手入れ方法も異なることを
よく理解しておくと良いでしょう。
バリカンによるカットは、
毛の根元の方から刃を入れるため、
上毛、下毛とまばらに生えてきて
みすぼらしい姿になったりします。
そして、ポメラニアンのような
ダブルコートの犬種たちは
伸びきっている毛を切ってしまうと、
毛の生まれ変わりの時期を待つしか
ないため、新しい毛が伸びて、
生え揃うのに時間がかかってしまう
ようですね。
また、バリカンによる電動や熱が
影響しているのではないかという
推測もされているようです。
なので、お手入れ程度にハサミなどで
毛を整えてもらうのがベストですよ!
サマーカットのメリットは
可愛い見た目とお手入れのしやすさ
などがありますが、
それ以上に考えてあげなければならない
もっと大事なことがありますよね。
ここで、サマーカット後
必要最低限気を付けて欲しい対応を
ご紹介します!
~サマーカット後のケア~
皮膚への負担を少しでも軽減するために、
以下のことを気を付けましょう。
•日中など日差しの強い時間の
散歩などは避ける
•直射日光を避ける
•散歩に行くときは服を着せる
(服の着させたままだと、
皮膚の健康衛生上良くないので注意する)
ワンちゃんの皮膚は
とてもデリケートです。
これらのことに気を付けて、
ワンちゃんの皮膚を
守るように意識しましょう。
バリカンのカットが原因だと
考えられる場合、
毛が伸びないと言うよりは
伸びて生え揃うのに長い年月が
かかってしまうということです。
伸びても毛質が変わったり、
貧相な毛量になったりと
あまり良いこともないようですね。
個体差はありますが、
次回のトリミングでは、被毛に負担が
かからないようなオーダーを
心掛けてみてはどうでしょうか。
脱毛症の可能性をチェック
ポメラニアンは、原因不明の脱毛症
と言われる脱毛症X(アロペシアX)
が発症しやすい犬種です。
原因不明というところから
脱毛症Xと病名がつくようになりました。
ポメラニアンに多いこの脱毛症は
ポメハゲ、偽クッシング症候群など
様々な言われ方をされています。
それでは、このような脱毛症には
どのような特徴があるのでしょうか。
脱毛症Xの特徴とは?
- 脱毛を起こしていても痒みはない
- 左右対称性の脱毛
- 色素沈著
- 脱毛以外には症状がなく
まさに原因不明 - 頭部や手足の毛は抜けない
- サマーカットが原因とも考えられる
このような脱毛症を起こしている場合、
ポメハゲの可能性もあるので
ご注意して下さいね!
原因はまだ明らかには
なっていないようですが、
サマーカットなどで短くし過ぎると
皮膚へのダメージも大きくなったり、
毛の成長が止まったり、
皮膚表面温度の減少が生じて
血管収縮が起こることが問題だとも
考えられているようです。
このような症状には、
原因不明とだけあって治療法も
確率されていないのだそうです。
成長ホルモンなども絡んでいる
という説もあり、ホルモン治療や、
薬の服用、皮膚や被毛に効果のある
サプリメント、フード、シャンプーなど
あらゆる手段を試してみても
効果が現れないことも・・・
なので、この脱毛症には
長く付き合っていくことになるのです。
また、治ったと安心していても
再発してしまうこともあるようですね。
しかし、何か効果を発揮するものに
出会える可能性もあります。
生後半年頃の「猿期」って知ってる?
ポメラニアンを飼っている、
または飼いたいと考えている方には
是非知っておいて欲しいのが
この“猿期”についてです。
ポメラニアン特有の現象で、
早くても生後3ヶ月~半年頃から
少しずつ毛が抜けてしまう時期が
あるそうです。
子犬で迎えたときは、子熊のような
モコモコの毛が可愛いですよね。
しかし、その姿から一変して
お鼻周りから徐々に毛が抜けてきたり、
体毛もみすぼらしいものになったり・・・
猿期の症状にも個体差はあります。
しかし、明らかに皮膚の異常もなく、
食欲もあり元気であれば
病気ではないので、あまり心配に
なることはないですよ!
生理現象として、子犬の毛から
大人の毛へと生え変わる時期に
このような症状が起きてしまうのです。
猿期はポメラニアンの全ての子に
起こる訳ではないですが、
大抵は1才前後になる頃には
立派なポメラニアンへと成長を
遂げていることがほとんどのようです。
それまでは短かいような、長いような
そんな複雑な気分にはなりますよね。
しかし、それはそれで可愛い時期!
と思って温かい目で成長を
見守ってあげましょう。
ストレスも毛が伸びない原因になる!
ワンちゃんの問題行動や
体に現れる変化には、
ストレスが絡んでいることも
大いに考えられるのです。
しかし、ワンちゃんは言葉では
伝えてくれないので、
なかなかストレスに気付けなかったり
しますよね・・・
ストレスサインとして、
- 毛が伸びない
- 脱毛
- 前肢などを頻繁にかじる
- 吠える
- 攻撃的になる
- 家中を走り回る
- 呼吸が荒い
など、様々です。
やはりストレスを感じていると、
抜け毛が多くなったり、
過剰に前肢などを噛むあまりに
脱毛や皮膚に異常を起こすことも
あるようです。
ワンちゃんにとってのストレスは、
小さなことが原因ということもあるので
なかなか原因を特定するのも
難しいかもしれませんね。
今回はポメラニアンのことを中心に
どんなことをしてあげれは
ストレスフリーに近付けるのか、
お話していきたいと思います。
もちろん、どのワンちゃんにも
同じことが言えますよ。
ポメラニアンの性格を知ろう!
まず、ポメラニアンの性格は
とっても甘えん坊さんの
寂しがり屋さんです。
そして、飼い主さんが大好き!
よくコミュニケーションを
とってあげたり、褒めてあげたり
することでも満足してくれますよ。
また、現代のワンちゃんのストレスは、
室内にずっと閉じ込められる環境や、
他のワンちゃんたちとの
周りとの交流が少ないなど、
そんなことも原因として大きいのでは
ないかと言われています。
運動不足ではない?
適度な運動が必要な犬種で、
ポメラニアンに合ったお散歩
(1日10分を2回程度)を
していれば運動量としては適当です。
しかし、活発で遊び好きの欲求を
満たし切れていない場合は、
室内でもオモチャを使って
遊んであげたり、抱っこでも良いので
外に連れ出してあげるなど
工夫をしてあげるのも良いですよ。
ワンちゃんはにおい嗅ぎや
物をカジカジすることも大好き!
そんな欲求も是非満たしてあげて下さい。
そんな単純なこと?とも思いますが、
まずはコミュニケーションの時間を
増やしてあげるところから
見直してみてはどうでしょうか。
まとめ
ポメラニアンのフサフサの毛は
やはり守ってあげたいですよね!
バリカンでのカットも考えものです。
毛が伸びない原因に
何か心当たりはありましたか?
猿期は悩まず見守ってみても
良いと思いますが、
バリカンカット、脱毛、ストレス・・・
これらの原因には
是非トリマーや獣医など
専門家に相談してみましょう。
毛並みの健康のために
毛並みの健康のためには、
サプリの活用がおすすめ。
飼い主さんの元気や活力の源である
ごまセサミンって聞いたことが
あるのではないでしょうか。
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艶やかな毛並みをサポートするために、
健康維持のためにも、サプリを活用することを
検討してみてはいかがでしょうか。
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