「ポメラニアンの毛が変に抜けて
なんだか猿みたい。猿期というのを
聞いたことがあるが、関係があるのか
知りたい」
ポメラニアンの魅力の一つであるふさふさの
被毛が、スカスカになってしまうのは、
飼い主さんとしては不安になりますよね。
ポメラニアンの異常な抜け毛は
- 皮膚病
- 栄養不足
などの可能性もあります。
この記事では、ポメラニアンに見られる
「猿期」とはどのようなものなのか、
病気との違いなどを詳しく紹介します。
ポメラニアンの猿期がいつ終わるかは実は決まっていない
ポメラニアンの猿期の終わりは、遺伝や
個体によって異なるため、正確には
決まっていません。
しかし、子犬の頃の数カ月間で
あることは確かなようです。
被毛の生え変わり時期に見られます。
生後3ヵ月頃から猿期がはじまり、
生後10ヵ月には終わる子が多いようです。
ポメラニアンの猿期の期間の注意点：バリカンは厳禁！
皮膚炎など特別な理由がない限り、
子犬期にバリカンなどでカットを
行うのは控えましょう。
子犬のころにカットしてしまうと、
脱毛症にかかる確率が高くなって
しまい危険です。
ポメラニアンの猿期ってそもそもどんなもの？【4つの特徴】
ポメラニアンの「猿期」とは、そもそも
どのようなもので、どのような特徴が
あるのでしょう。
ここでは、ポメラニアンの猿期に
見られる、4つの特徴を解説します。
特徴その1：ポメラニアンの猿期になるのは子犬の時
ポメラニアンの猿期とは、
子犬に訪れる換毛期のことです。
大体生後3ヵ月から始まり、
10ヵ月頃まで続きます。
猿期になると、徐々にふわふわだった
被毛が抜け落ち、顔の中心を残し
顔回りの被毛が伸びてきます。
その姿が猿に似ていることから、
猿期と呼びます。
特徴その2：ポメラニアンの猿期に2回目がある！？
基本的にポメラニアンの猿期は
生後3~10か月の間にあります。
しかし、体質や部屋の温度環境などに
よっては換毛期が長引き、1歳になっても
被毛が生え揃わない場合もあります。
また、換毛期の時期に、体質によっては
猿期のころのような生えかわり方を
する子もいるようです。
換毛期で顔の中心部が毎回短くなっても、
健康上特に問題はないとのことです。
特徴その3：ポメラニアンの猿期で抜ける量は様々
ポメラニアンの猿期で抜ける量は
個体によって様々です。
猿期のように顔の中心部のみが短く
なる期間や範囲、抜ける量には
差があります。
ただし、基本的に被毛の量が長く、
量の多い犬種には変わりは
ありません。
そのため最終的にはどの子も
ふわふわな被毛になります。
ただ、抜けるのにかかる期間が
長ければ、抜ける量は少なく感じ
ますし、奇麗に生え揃うまでに
1年以上かかる子もいます。
特徴その4：ポメラニアンの猿期はない場合もある！？
ポメラニアンの猿期は、子犬の被毛から
成犬への被毛へ変わる換毛期のことです
ので、健康な犬であればな必ずあります。
被毛の抜ける量には個体差があり、
猿のように見える子から、気づかない
くらい抜け毛が少ない子もいます。
毛色によっても目立たない子もいるよう
ですが、元気や食欲があるようで
あれば特に心配はいりません。
ポメラニアンの猿期間が終わらない場合は病気の可能性も！
健康状態に問題のないポメラニアンでも、
奇麗に被毛が生え揃うまでに数年
かかったという報告もあります。
しかし、不自然な抜け毛や成犬に
なってからの脱毛は、病気の
可能性もあります。
皮膚の状態を確認し、フケや発疹、
赤みなどがないか確認して
みましょう。
病気の場合考えられるのは、
アレルギーや皮膚炎などの皮膚病、
ノミ・ダニなどの寄生虫、
ストレスによる脱毛です。
皮膚病やアレルギー、寄生虫の場合は、
一部のみ不自然に脱毛していたり、
フケや赤み、痒み、発疹などが良く
見られます。
ストレスの場合は足先や尻尾など、
被毛が短く自分で舐めやすい箇所に
脱毛が現れます。
心配な場合には、動物病院で検査を
受けると安心です。
ポメラニアンの猿期を画像でチェック！
ポメラニアンの猿期の画像として、
ポン太くんを紹介します。
生後2カ月でお迎えしたころは、
白いふわふわの被毛だったポン太くん。
しかし、数か月後には徐々に被毛が
抜けて、こんな貧相な姿に・・・。
こちらは飼い主さん曰く
「子豚の尻尾」のようだと言って
います。
そして、猿期のポメラニアンは
よくチワワに間違われるそうです。
ポン太くんの飼い主さんは、猿期は
貴重な時期なので、この時期にたくさん
写真を残しておくことをおすすめして
いましたよ。
まとめ
ポメラニアンの猿期とは、子犬の換毛期の
ことです。
顔の中心部を残して回りが先に長く
生え揃う姿が猿に似ていることが
由来です。
生後3ヵ月頃に始まり、10か月頃に
終わる子が多いようです。
抜ける量や猿っぽくなるかは、
体質や毛色の量によって異なり、
猿のように抜ける子から、
気付かないくらいの子まで
様々です。
猿期は子犬の時の数カ月間しか
見れないレアな時期です。
是非この時期には、写真を撮るなどして
残しておくと良い思い出になるでしょう。
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