もうすぐポメラニアンが成犬に
なってしまうのに、しつけが
うまくいかない。
どうすれば覚えてくれるのだろう。
ポメラニアンを飼っている方で、
無駄吠えや噛み癖などしつけに
悩みを抱えている方は少なく
ないでしょう。
しつけをきちんと行わないと、人間社会で
うまく生きていくことができず、ストレス
や事故などに繋がり危険です。
ポメラニアンはしつけが難しいと
言われていますが、学習能力が高い
ため、しっかりとしつけを行えば、
必ず覚えてくれます。
では、効率よくしつけを行うには、
どのような方法があるのでしょうか。
この記事では、ドッグライフカウンセラー
が、しつけの時期やしつけを効率よく行う
5つのポイントなどを解説していきます。
ポメラニアンのしつけが難しいと言われる理由とは
ポメラニアンは、好奇心旺盛で活発な性格
をしており、人間になつきやすい犬種と
されています。
そのポメラニアンが、しつけが難しいと
言われるのは、ほかの性格による特徴に
よるものです。
ポメラニアンには、以下のような
特徴があります。
- 自己主張が強い
- 気が強く攻撃的な一面がある
ポメラニアンは学習能力自体は高いの
ですが、上記のような性格を良く理解した
うえでしつけを行わないと、なかなか
覚えてくれない場合があります。
ポメラニアンは自己主張が強く、何かを
要求するために吠えたり、噛んだり
することがあります。
そのため、きちんとしつけを行わないと
無駄吠えや噛み癖に繋がりやすい犬種です。
気が強く攻撃的な一面は、縄張り主張
などに原因があり、特にオスは縄張りを
守るため人やほかの犬などに噛みついたり、
激しく吠える一面があります。
ポメラニアンのしつけはいつから始める?
ポメラニアンのしつけはいつから
行うと覚えやすいのでしょう。
ここでは、しつけを始める時期など
について紹介します。
ポメラニアンのしつけの時期は2ヶ月~3ヶ月スタートが最適!
ポメラニアンのしつけは、お迎えした
その日からスタートします。
しかし、はじめは環境に慣れることが
一番です。
環境に慣れたら、おすわりや待てなどより、
大切なトイレトレーニングからはじめま
しょう。
ポメラニアンのしつけは4ヶ月・5か月までに!
犬は人間の何倍もの早さで歳を取ります。
ポメラニアンは学習能力が高く、比較的
若いうちからしつけを覚えることが
できます。
トイレや待て、おすわりなど最低限の
トレーニングは、4~5か月までに
行っておくのがベストです。
成犬になっても、子犬の時期よりは
時間はかかるものの、しつけを覚える
ことは可能です。
ポメラニアンが子犬のうちにしつけをするメリットとは
子犬には社会化期という時期が存在します。
およそ生後3週間から社会化期に入ります。
この時期は、犬の将来を左右する
大切な時期です。
この時期は、生きていくうえで様々な
物や音、生き物などに慣れていく時期です。
社会化期には、以下のような
トレーニングが有効です。
- 体のどこを触っても嫌がらない
- 他人や他の犬に吠えない
- 耳や口などの掃除を嫌がらない
- 騒音や家庭音になれる
これらの項目は、成犬になってからも
必ず必要な項目ですので、意識して
行いましょう。
ポメラニアンのしつけはまずはトイレから!
トレーニングを始めるうえで、まず初めに
行うべきなのがトイレトレーニングです。
ポメラニアンも生き物ですので、
おしっこやうんちはお迎えしたその
日からするものです。
その辺におしっこやうんちをされて
しまっては、困ってしまいますよね。
ほとんどの方は室内で飼育すると思い
ますので、しっかりペットシーツで
排泄できるようにトレーニングを行い
ましょう。
お散歩の時にしか排泄をしないという
ワンちゃんもいますよね。
しかしその場合、飼い主さんが長時間不在
など、お散歩ができない際、ワンちゃんは
排泄することができず、我慢した結果膀胱炎
などの病気に繋がってしまうため、おすすめ
はできません。
トイレトレーニングの簡単な方法は、
以下の通りです。
- ワンちゃんがいる部屋全体に
ペットシーツを敷き詰める - おしっこをしたらすかさず褒める
(最後の一滴でも褒める) - 数日様子を見て、おしっこを
しない場所のペットシーツを
排除していく - ペットシーツ以外でおしっこを
した場合、ペットシーツに
すかさず連れていき、一滴でも
できたら褒める - 最後の一枚になったら、最終的に
置きたい場所に10センチくらい
ずつ移動していく - 最終的にトイレを置きたい場所で
することを覚えさせる
この方法のポイントは、たとえ最後の
一滴でもおしっこをペットシーツの
上でできたら褒めることです。
ペットシーツの上で排泄することを
覚えれば、外出した際でも、
ペットシーツがあればトイレができる
というメリットもあります。
ポメラニアンのしつけを成功させるための5つの対策とは
しつけを行う上で少し難しい性格の
ポメラニアンですが、しつけを成功
させるコツはあるのでしょうか。
ここでは、ポメラニアンのしつけを
成功させる5つの対策を紹介します。
1.ポメラニアンは子犬のうちにしつけましょう
成犬になると、自己主張や縄張り
意識がより強くなるため、しつけが
難しくなります。
しつけをしやすいのは、子犬の頃で
自己主張や縄張り意識が弱く、社会化期
という様々な人間社会に慣れていく
時期もあるため、おすすめです。
2.「ダメ」を覚えてもらいましょう
犬のしつけにおいて叱るという行為は
基本的に行いません。
しかし、「これはやってはいけない」
ということを覚えさせるための単語を
教える必要はあります。
例えば噛みついたときや、家具を噛む、
無駄吠えをした際などです。
この時の言葉は、「ダメ」「ノー」
など、短い単語に統一することが
大切です。
家族でばらばらな言葉を言ってしまうと、
犬は学習することができません。
また、ダメなどの単語を使う際には、
ワンちゃんの名前を呼んではいけません。
叱るトーンで名前を呼ばれると、名前を
呼ばれるこは嫌なことだと学習して
しまい、良くありません。
3.「おすわり」「待て」など基本的なしつけが大切
おすわりや待ては、しつけの基本動作
となります。
おすわりや待てなどは、ただ覚えやすい
というわけだけではありません。
どちらも動きを静止させる動作
になります。
動きを静止させることは
- 散歩時の信号待ち
- ほかの犬や人とすれ違う際
- クールダウン
- 無駄吠え対策
などに使用することができます。
これらはトイレトレーニング同様、
必ず覚えさせておきたいしつけです。
4.ポメラニアンのしつけで怒るのは禁物!褒めて伸ばしましょう
犬という動物は、完全なる縦社会で
生活しています。
そのため、リーダーのご機嫌をとる
ことを何よりの喜びと感じます。
飼い主さんがしっかりとリーダーシップを
とることができていれば、飼い主さんが
褒めてくれれば、「こうすれば褒めて
もらえる」と学習し、しつけを効率よく
行うことが可能です。
犬は言葉は理解できませんが、表情や声の
トーンなどで、気持ちを理解する
ことができます。
そのため、怒るという行為は、
犬のしつけには必要ありません。
5.ポメラニアンのしつけに効果的なのは「無視」
ポメラニアンがする「ダメ」なことは、
「いけないことをしてやろう」という
気持ちで行っているわけではありません。
興味本位や、飼い主さんの気を引くため、
おもちゃ感覚で行っています。
いけないことをした場合、がみがみと
怒るよりも効果的なのが「無視」です。
悪さをしても、飼い主さんがなんの
リアクションもしてくれなければ、
ワンちゃんはなんのメリットもないと
学習し、その行為をしなくなります。
ポメラニアンのしつけで多い「吠える」「噛む」は主従関係が最重要!?
犬は完全なる縦社会で生活している動物
ですので、家庭内でも必ず順位付けを
行います。
必ず飼い主さんがリーダーになり、
愛犬は家族の中で最下位にする必要
があります。
これには、きちんとした理由があります。
リーダーの言うことは絶対ですので、
しつけや「ダメ」などの言葉をきちんと
きくようになります。
リーダーは餌などをなんでも1番に貰う
ことができるメリットはありますが、
群れ全体を守らなければならないため、
神経質になります。
その結果、下の順位の言うことはきかない
ことはもちろん、周りを守るために噛み癖が
ついたり、警戒から吠えたりするように
なります。
また、常に神経をすり減らしているわけ
ですから、短命に繋がる場合もあります。
最下位であれば、何かあった際家族全員に
守ってもらうことができるため、安心して
生活することが可能です。
ポメラニアンの噛み癖はどう対処
したらよいのでしょう?
⇒ポメラニアンのしつけで噛むのを直せる?噛み癖で重要な3つの注意点
ここでは、噛み癖で重要な注意点
などを解説しています。
まとめ
ポメラニアンは好奇心旺盛で活発、
人になつきやすい性格ですが、
その反面自己主張が強く、攻撃的な
一面も持ち合わせています。
そのため、無駄吠えや噛み癖が付き
やすく、しっかりしつけを行う
必要があります。
ポメラニアンはしつけが難しい犬種では
ありますが、学習能力が高いため、正しい
知識でしつけを行えば、必ず覚えて
くれるでしょう。
コメント