アロワナを飼育していると、
急に餌を食べなくなったり、
吐き出してしまたったり
することがあると思います。
食べない時間が続いたり、
何度も吐き出してしまうと、
不安になってしまいますよね。
健康にも影響があるため、
早めに対処をしたいです。
そこで今回は、アロワナが
餌を食べないとき、
吐き出してしまったときの
対処方法をご紹介します。
アロワナの餌の種類や、
トリートメントについても
解説していますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。
アロワナが餌を食べない!3つの対処法で解決
アロワナが餌を食べない時は、
何らかの要因があるはずです。
よくありがちな要因は3つあります。
今回はその3つの要因に対して
それぞれ対処方法を紹介しますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。
1.餌の量を変える
アロワナが餌を食べない一番の要因は、
エサの量が多すぎる場合です。
私達も満腹状態では
食欲が湧かないですよね?
それと同じで、単にお腹が
満たされている可能性があります。
アロワナ飼育の醍醐味は、
なんと言っても餌を食べる時の迫力です。
ついつい沢山の量をあげてしまう人も
多いのではないでしょうか。
1回の餌の量が多すぎて
満腹状態になっていると、
当然、餌を食べようとしてくれません。
また、エサ金などを与えて食べ残した場合、
餌ではなく、同居人として認識してしまい、
食べなくなってしまうことこともあります。
そのため、1度にあげる餌の量を減らし、
少し空腹の状態にしてあげると食欲が湧き、
餌を食べてくれる可能性があります。
2.餌の種類を変える
1つの餌を与え続けた場合、その餌に
飽きてしまって食べなくなることがあります。
その場合、餌の種類を変えることで、
餌を食べてくれるようになることがあります。
生き餌の種類を変える場合は、
ビジュアルだけでも良いのですが、
違う動きをする餌に変えると
より食欲を刺激して効果的です。
動き方で大きく分けると
魚、甲殻類、昆虫、カエルなどに分けられます。
餌の種類を変えても食べない場合は、
順番に餌のタイプを変えていくと良いですね。
餌を問題なく食べている場合も、
時折餌の種類を変えてあげると、
喜んで食べてくれるでしょう。
また、違う餌を与えることで、
偏りがちな栄養バランスを
補うこともできますよ。
3.水換えをする
アロワナが餌を食べなくなる要因として
水質の悪化やpHの下がり過ぎなどがあります。
アロワナは大食漢で、糞も沢山するため、
水質が悪くなりやすいです。
定期的に水を換えていても、
知らず知らずのうちに、水質が悪化し、
pHが下がりすぎている場合があります。
その場合、水換えをして、アロワナに適した
水質に戻してあげる必要があります。
適した水質に戻れば、アロワナも
自然と餌を食べてくれるようになるでしょう。
しかし急に大量の水換えをすると、pHショックを
起こしてしまう可能性があります。
1/3~1/5程度の少ない水換えを
何度か行うことが効果的です。
アロワナが餌を吐き出す時はどうすればいい?
アロワナが餌を吐き出してしまう場合、
いくつかの要因が考えられます。
まず、餌が好みでない場合です。
アロワナに生き餌を与えると、
動きに反応して反射して
食べる事が多くあります。
しかし、個体によって餌の好き嫌いが
ありますので、好みでない餌の場合、
吐き出してしまう可能性があります。
次に、餌が大きすぎる場合です。
上記と同じく、反射的に捕食したものの、
飲み込む事が大変な大きさの場合があります。
餌が大きすぎる場合は、すぐには吐き出さず、
しばらくモグモグと飲み込もうとして、
結果的に諦めて吐き出してしまう事が多いです。
そして3つめが、餌に不快感がある場合です。
ザリガニやゴキブリ、コオロギを
与えた場合に多い原因です。
ザリガニに口の中で挟まれてしまったり、
ゴキブリやコオロギの触角や脚に
不快感を感じて吐き出してしまう事があります。
以上のことから、もし吐き出してしまった場合
- 餌の種類を変えてみる
- 餌の大きさを小さくしてみる
- ザリガニのハサミ、昆虫の触角、脚を
取って与えてみる
この3つの対処方法を試してみましょう。
吐き出すと言うことは、食欲自体は
あると言うことですので、餌の条件が
変れば食べてくれることがほとんどです。
アロワナの餌のトリートメントって?
アロワナの餌には生き餌が定番です。
しかし、特に魚を生き餌として与える場合は、
白点病やいかり虫などの病気を持ち込む
可能性があるので、注意が必要です。
そのため、トリートメントをしてから
アロワナに与えるようにしましょう。
やり方はそれほど難しくありません。
- アロワナと同じ水温の水槽を用意する。
- 購入した餌を用意した水槽に入れる。
- 規定量の魚病薬を入れ1週間薬浴する。
- 餌も食べるだけしっかり与える
以上のように、トリートメントをし
餌を与えてからアロワナに与えましょう。
1週間しても病気が治らない場合は、
引き続き薬浴を続けましょう。
また、痩せてしまっている個体は、
しっかりと太らせてから与えます。
植物性の餌を与えると、アロワナにも
間接的に与えることができて効果的です。
アロワナの餌の種類は?
アロワナの餌には大きく
分けると3つのタイプがあります。
- 生き餌・・・金魚、メダカ、コオロギ
ワーム、カエル - 人工餌・・・各メーカーの商品
- 冷凍餌・・・ワカサギ、川エビ、川魚
生き餌の場合、動きも有るので
全てのアロワナが喜んで食べてくれるでしょう。
栄養価も高く、早く成長させる事ができますが、
ストックやトリートメントが必要になります。
こちらの動画では、アロワナに
ジャイアントワームを与えています。
とても喜んで食べているのが分りますね。
人工餌の場合、餌として認識してくれるまで
時間がかかる場合があります。
しかし、各メーカーが研究開発していますので、
栄養バランスが非常に良く、水が汚れにくく、
ストックも容易というメリットがあります。
冷凍餌の場合、生き餌に近い臭いやビジュアルで
最初からすんなり食べてくれる個体も多いです。
様々な種類を同時にストックもしやすく、
ローテーションもしやすいので、
最近は人気があります。
餌は1つに絞らず複数の種類をあげると、
栄養バランスもとれ、効果的です。
生き餌をストックする環境の有無や
飼育費用の面もありますので、
ご自身の環境に合わせて選択してみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アロワナが急に餌を食べなくなったり、
吐き出しをしてしまうと、
当然不安になってしまうと思います。
しかし、焦ってあれこれ動いてしまうと、
かえってアロワナにストレスを与えてしまう
こともあるので注意しましょう。
しっかりと状況を確認し、
1つ1つの要因を潰していきましょう。
何よりも、日頃からの観察が大切です。
餌食いは健康のバロメータですので、
餌やりを楽しみながら、アロワナの
体調チェックもしてあげて下さいね。
コメント