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グッピーの稚魚の色!変化するのは生後どれくらい?

グッピーの稚魚の色

熱帯魚の中でも特に
体の色や模様のバリエーションが
豊富なグッピーですが、

産まれたばかりの頃はまだ色も模様もなく
メダカのような素朴な姿をしています。

そんなグッピーの稚魚たちを見ていると、
将来的にどんな色に成長してくれるのか
待ち遠しくなりますよね。

では、グッピーの稚魚の色は
いつ頃になればわかるのでしょうか。

また、稚魚の中に時々見かける、
他の子とはちょっと違った
見た目をした子の存在も気になります。

そこで今回の記事では、
グッピーの稚魚の色が変化する時期
見た目の異常・奇形について
調べてみました。

稚魚を育てている皆さんは
ぜひ参考にしてみてください!

グッピーの稚魚の色が変化するのはいつ?


出典:http://aquaforest.tokyo

冒頭でも触れたように、
産まれたばかりのグッピーは
みんなメダカのような姿をしています。

グッピーといえば派手な体色ですが、
この素朴な姿も意外に可愛いですよね。

そんなグッピーの稚魚たちの
色の変化が見られるようになるのは、
体長が1~2cmほどになる生後1ヶ月頃から。

グッピーの体の色や模様は
親魚の遺伝による影響が大きく、

尾びれが親と同じような色に
うっすら変化していきますが、
この時点ではまだ模様は確認できません。

色柄がはっきりわかるようになるのは、
生後2ヶ月を過ぎる頃。

特定の色柄を狙って繁殖させたい場合
このタイミングで繁殖に使う個体を
選別しておくと良いでしょう。

グッピーの稚魚で色が出ないのは異常なの?


出典:http://aquaforest.tokyo

先述のとおり、
グッピーの稚魚は生後1ヶ月頃から
体色に変化が見られるようになりますが、

中にはその頃になっても色が変わらず
メダカのような姿のままの個体もいます。

実は、グッピーの稚魚の体色の変化には
体の成長具合が大きく関係しており、

生後1ヶ月を経過していても
体長が1cmにも満たないほど小さければ
体色の変化は見られません。

成長が遅いと感じる場合は、
「ブラインシュリンプ」などの
栄養価の高い餌を十分に与えましょう。

グッピーの稚魚に奇形が産まれることはある?


出典:http://aquana.jp

グッピーを繁殖させていると、
まれに普通とは違った姿形をした稚魚が
産まれてくることがあります。

たとえば、
こちらは複数の頭を持って産まれた
グッピーの稚魚です。


出典:https://www.yahoo.co.jp

上の子には2つ、下の子には3つの
頭があるのがわかるでしょうか。

このほか、体同士がくっついていたり
背骨がグニャっと曲がった稚魚
産まれることもあるようです。

こうした奇形の稚魚が産まれるのは、
次のようなことが理由だと考えられています。

  • 近親交配を重ねている
  • お母さんグッピーの発育不良

近い血筋の親同士で交配すれば、
当然産まれてくる子の血も濃くなり
奇形が産まれやすくなります。

この先も繁殖を考えるなら、
ショップから新しい血筋の個体を迎えて
交配させるようにしてください。

また、グッピーは生後3ヶ月頃から
繁殖が可能になりますが、

お母さんになるメスのグッピーの
体が成長しきっていないと、

稚魚の成長に体の大きさがついていかず
稚魚が圧迫されて変形してしまう
言われています。

繁殖用の個体を選別したら、
ブラインシュリンプや赤虫などの
栄養価の高い餌を十分に与えて
出産に向けた体作りをしましょう。

グッピーの稚魚にはアルビノがいる?


出典:http://aquaforest.tokyo

また、グッピーの稚魚を観察していると、
奇形とはまた違うものの
他と比べると明らかに色が違う個体を
見かけることがあります。

こちらの写真のような子ですね。


出典:https://plaza.rakuten.co.jp/arisawaryou/

体の色が透けるように薄く、
目も黒色ではありません。

こうした体に色素を持たない個体は
「アルビノ」と呼ばれています。

個性的でとてもきれいですが、
実はアルビノはノーマルに比べて
体が丈夫ではなく、
視力もあまり良くないそうです。

そのためノーマルの稚魚と
同じ水槽で飼育すると、
餌を横取りされてしまって
うまく育たないことがあります。

アルビノは遺伝子の突然変異なので
産まれてくる確率は高くないですが、

もし誕生した場合は
体格がしっかり出来上がるまで
アルビノ単独で飼育すると良いでしょう。

グッピーの稚魚は隔離しないと食べられる?


出典:http://aquana.jp

産まれたばかりのグッピーの稚魚は
体長5mmほどと小さいため、

成魚や他の混泳魚と一緒にしておくと
餌と間違われて捕食されてしまうことが
しばしばあります。

その衝撃的な瞬間はこちら。

なんと、お母さんグッピーが
自分で産んだばかりの稚魚を
パクリと食べてしまいました・・・!

こうした事態は産まれた直後の稚魚を
すみやかに隔離することで
避けられますが、

お母さんグッピーは一度の出産で
30~50匹もの稚魚を産むので、
1匹1匹掬い出していくのは大変です。

そこでおすすめなのが、
こちらの出産用ケースです。


出典:https://www.shopping-charm.jp/

出産間近のお母さんグッピーを
このケースに隔離して出産させると、

産まれた稚魚は下部のスリットを通って
底の安全ルームに落ちていくので、
自動的にお母さんと稚魚が離され
食べられる心配が少なくなります。

また、ケースは本水槽の内側に
キスゴムで取り付けられるので、
飼育水を共有することができ
水温・水質の管理も楽になりますよ。

これから本格的に
グッピーの繁殖に挑戦する方は、
1つ持っておいて損はないと思います!

まとめ


出典:http://aquaforest.tokyo

今回の記事では、
グッピーの稚魚の色が変化する時期や
見た目の異常などについて
解説してまいりました。

グッピーの稚魚がどんな色になるかは
産まれてからおよそ1ヶ月頃には
わかるようになるものですが、

なかなか変化が見られない時は
発育不良が原因であることが
多いようです。

また、稚魚を産むお母さんグッピーの
成長具合があまり良くないと、
奇形が産まれる確率が高くなると
言われています。

グッピーの成長後の美しさや体格には、
稚魚期の栄養状態が大きく影響します。

どの子も立派なグッピーに育つように、
給餌には十分気を遣ってあげたいですね!

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