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ベタの繁殖!最適な時期やお見合いのコツを紹介

ベタの繁殖時期

ベタの飼育に慣れてくると、
次は繁殖にも挑戦してみたくなるもの。

すでに繁殖を目指して
オスとメスを飼育しているという
飼い主さんもいるでしょう。

しかし、ペアを揃えてはみたものの
初めての繁殖だと、

  • 「ベタの繁殖時期って?」
  • 「お見合いはどうやるの?」
  • 「産卵後はどうすればいい?」

などなど、わからないことも多くて
なかなか実行に移せませんよね。

特にベタの繁殖は他の魚種よりも
難易度が高いと言われているため
失敗が不安な方も多いと思います。

そこで今回の記事では、
これからベタの繁殖を行う方のために
繁殖に最適な時期やお見合いのコツなどを
詳しくまとめてみました。

疑問や不安をバッチリ解消して、
自信を持って繁殖に挑みましょう!

ベタの繁殖!時期はいつが最適なの?

野生のベタの繁殖行動は
水温が上昇する春~夏にかけての時期に
もっとも盛んになると言われていますが、

ヒーターで常に水温が一定に保たれている
飼育環境下では1年中繁殖が可能です。

特定の時期を待たずに繁殖に挑戦できるのは
飼い主さんとしては嬉しいですね。

しかし、ベタの繁殖で重視すべきは
季節的な時期というよりも
ベタ自身が性成熟期を迎えているかどうか。

十分に成熟していない
幼い個体を繁殖させようとすると、

産卵にまで至らないばかりか
相手を敵とみなして攻撃してしまい、
最悪の場合命を落とすこともあります。

したがって、繁殖に挑戦する際は
オスメスとも十分に成熟しているかを
飼い主さんの目でしっかり見定めましょう。

繁殖期のベタの見分け方

  • オス
    水面に泡を吐き出して
    稚魚のための巣(泡巣)を作り始める
  • メス
    ・お腹が膨れ、卵が透けて見える
    ・お腹に白い突起(産卵管)が見える

このように、オスは繁殖期を迎えると
メスがいなくても勝手に泡巣を作るので
わかりやすいのですが、

メスの繁殖期は体にあらわれるため
個体の色や模様によっては
少々わかりにくいかもしれません。

特に体色が薄いメスは判別が難しいので、
初めての繁殖の際はできるだけ色の濃い個体を
選ぶようにすると良いでしょう。

⇒ベタの繁殖はメス選びが重要!産卵に適した個体を見極める方法とは?

なお、メスベタの繁殖期の見分け方は
こちらの記事でも詳しく解説していますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。

ベタの繁殖!お見合いを成功させるコツとは?

オスメスともに繁殖期を迎えたら、
続いては”お見合い”を行います。

通常、熱帯魚を繁殖させる際には
オスとメスを同じ水槽で泳がせて
お互いの相性を確認しますが、

ベタの場合は
いきなりオスとメスを一緒にすると
オスが興奮してメスを攻撃してしまうため、

まず最初は上の画像のように
メスを別の容器に入れて隔離した状態で
オスと対面させて様子を見ます。

このお見合いの期間中は、
オスメスそれぞれの行動や体の変化を
よく観察しておきましょう。

オスは自慢のヒレを大きく広げたり
しきりに泡巣を作って見せたりして、
メスに一生懸命アピールします。

一方、この様子を見ていたメスも、
だんだんその気になってくると
胴体に縞模様が現れはじめます。

これは「婚姻線」といって、
メスからオスへの”交配OK”のサインです。

オスメスを同じ水槽で泳がせるのは、
この線が出ているのが確認できてから。

パートナーに対する受け入れ態勢を
お見合いの段階でしっかり整えておくことで、
ペアリング後のトラブルが少なくなりますよ。

中には準備が整うまでに
時間がかかるペアもいるので、
1~3日程度は見守ってあげましょう。

焦らずじっくり構えることが
お見合いを成功させるコツです!

ベタの繁殖に適した水槽は?水温はどれくらいがいいの?

また、繁殖は時期や相性だけでなく
”水槽環境”も重要です。

ベタは多少の水質悪化や
酸欠にも強い丈夫な魚であることから、
普段はガラスボトルなどの小さな容器で
飼育を楽しんでいる方も多いと思います。

しかし、繁殖に初めて挑戦するなら
もう少し大きいサイズの水槽を
用意しておきましょう。

お見合いを経て混泳を開始しても、
たいていのオスはメスに興奮して
追い回したり体を激しく突いたりします。

そんな時に水槽がある程度広いと
そこまで酷い事態にはなりにくいのです。

また、オスに追われたメスが
驚いてジャンプすることがあるので、
蓋は必ず閉めておいてください。

いざという時にメスが避難できるように
隠れ家も作っておくと良いですね。

水槽に入れる水は
普段どおりカルキ抜きを行い、
温度は少し高めの27~28℃に設定します。

水温変化が起こるとストレスを感じて
繁殖しにくくなってしまうので、
ヒーターで一定の温度に保ちましょう。

ベタの繁殖!産卵した後に注意することはある?

繁殖を目指している皆さんは
すでにご存知だと思いますが、
ベタはオスが卵や稚魚の世話をします。

産卵が無事に終わったら、
オスは引き続き繁殖水槽に残って
もう少し頑張ってもらいましょう。

一方、メスはそのまま一緒にしておくと
オスに敵だとみなされてしまうため、
産卵後はすみやかに別容器に移します。

この時、泡巣を壊してしまわないように
気を付けてくださいね。

体やヒレに傷を負っている場合は
薄めたメチレンブルー液で薬浴させ、
栄養価の高い餌を与えて回復を促しましょう。

その間、オスは泡巣の下に待機して
落ちた卵を口で拾って元に戻したり
ひれで仰いで空気を送ったり・・・と
かいがいしく卵の面倒をみています。

実際の様子はこちら。

こうした”イクメン”ぶりを見ていると、
飼い主さんとしては美味しい餌を与えて
労ってあげたくなるでしょう。

しかし、この時点では
まだ餌を与えてはいけません

餌を与えると食欲が刺激され、
せっかく大事に守ってきた卵を
食べてしまう恐れがあります。

卵が孵化して3~4日後には
稚魚も自分で餌を取れるようになるので、
そこでオスの役目は終了です。

いつもの飼育水槽に戻したら、
「お疲れ様!」の気持ちを込めて
餌を食べさせてあげましょう。

ベタの繁殖!稚魚は何匹くらい産まれるの?

ベタのメスは1回の産卵で
平均して50〜100個の卵を産みます。

初産の時はまだ体が慣れていないせいか
10~40個ほどと少なめですが、
産卵経験の豊富なベテランのメスになると
200個近く産むことも。

したがって、繁殖に挑戦する際には
”成功すると予想以上に増えてしまう”
という可能性があることも
頭に入れておかなければなりません。

それだけの数の稚魚の面倒を見られる
環境が整っているのであれば
問題はないのですが、

自分自身で育てるのが難しい場合は
あらかじめ稚魚の引取り先を
確保しておくようにしましょう。

たとえばこんな方法があります。

  • 興味のある友人・知人に譲る
  • 学校や施設などに寄付する
  • ショップに買取ってもらう
  • オークションサイトで販売する など

間違っても近所の川や溝などに
放流するようなことはしないでくださいね!

ベタの繁殖がうまくいかない!どうしたらいい?

繁殖を試みたものの、
なかなかうまくいかないという時は
次のことを見直してみてください。

  • 繁殖させるタイミング
  • ベタの健康状態
  • オスメスの相性

最初にお伝えしたように
未成熟の個体を繁殖させようとすると、

産卵にまで至らないばかりか
相手を拒絶して激しく喧嘩してしまい
最悪の場合命を落とすこともあります。

お見合いやペアリングは
体がしっかり成長するまで待ちましょう。

また、性成熟する時期に達していても
ベタ自身の健康状態が良くないと、
オスは泡巣を作らなかったり
メスは抱卵しにくくなります。

水温や水質、餌の与え方など
普段の管理に体調を崩す原因はないか
今一度見直してみてください。

混泳から数日経っても喧嘩ばかりで
なかなか産卵しないという場合は、
オスメスの相性が良くないのかもしれません。

ただ、ベタの場合は過激なペアリングの後に
産卵にいたるケースが多いので
ここは見極めが難しいところなのですが、

どちらかが著しく消耗している場合は
ただちにペアリングを中断して、
一旦それぞれの水槽に戻しましょう。

日を改めて再チャレンジしても
また同じような結果になる場合は、
別のパートナーに変更したほうが
良いかもしれません。

ベタの繁殖周期はどれくらい?失敗しても再チャレンジできるの?

ベタの繁殖は他の魚種に比べて
注意しなければならない点が多く、
初心者さんは失敗してしまうことも。

しかし、繁殖のチャンスは
一度きりではありません。

ベタは成熟期を迎えてから
その後1年半くらいの間は
2週間~1ヶ月間隔で繁殖が可能です。

ただし、ベタの繁殖はオスメスとも
体力を激しく消耗しますので、

同一のペアで繁殖に再挑戦する場合は
必ず十分なインターバルを設けて
体をしっかり回復させてくださいね。

目立った傷がある場合は、
繁殖よりも治療を優先させましょう。

ベタが繁殖できる回数は?

ベタは生後4ヶ月頃に性成熟を迎えてから
1年半くらいまでの間は繁殖が可能ですが、
繁殖できる回数には個体差があるようです。

続けて繁殖を行いたい場合は
オスの泡巣やメスの抱卵などを基準に、
様子を見ながら試してみましょう。

ただし、先ほどお話したように
繁殖はオスメスとも体力を激しく消耗します。

特にオスに攻撃され続けた
メスのダメージは相当なものでしょう。

繁殖時に受けた傷に細菌が侵入し
感染症にかかってしまうこともあります。

オスにしても産卵後の子育てで
それなりに疲れが溜まっているはずです。

繁殖回数が多い個体は
繁殖を経験していない個体に比べて
寿命が短くなるという説もありますので、

大切なベタの健康を考えて
繁殖は無理のないペースで行いましょう。

まとめ

今回の記事では、
これからベタの繁殖に挑戦する皆さんのために
繁殖に最適な時期やお見合いのコツなどを
詳しく解説してまいりました。

ベタを繁殖させるうえで大切なのは
”繁殖に適した時期を正しく見極める”こと。

お見合い~産卵までの過程を成功させるには、
オスメスどちらも体が十分に成熟している
必要があります。

私たち人間の恋愛や結婚と同じように、
相手を受け入れる態勢が整っていないうちに
先を急いでも決して良い結果にはなりません。

日頃からベタの様子をよく観察して、
ベストなタイミングを狙いましょう!

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