ハムスターの爪が伸びてきていたら
散歩で引っかかって心配だと
感じている方もいるかと思います。
ハムスターの爪は放って置くと、
どんどん伸びてしまい
ケガの原因に繋がります。
いざ爪を切ろうとしても
暴れてしまったり
爪が小さいなどの理由から、ためらってしまう
飼い主さんも少なくはないでしょう。
自然に爪を削る方法はないのでしょうか。
この記事では、爪の伸びすぎを予防できる
安全な方法などをまとめました。
ハムスターの爪の伸びすぎを防ぐ方法は?おすすめの安全対策!
私たち同様、ハムスターも放って置けば、
爪がどんどん伸びてきてしまいます。
爪の伸びすぎはケガなどの危険性を
高めてしまうため、予防をする必要があります。
ここでは、実際にどのようなことで
爪の伸びすぎを予防することができるのかを
紹介します。
1.巣箱を素焼きのものに替える
巣箱の素材は木材や陶器など様々なものが
販売されています。
そのなかでもおすすめなのは
「素焼き性の陶器」
でできた巣箱です。
素焼きは表面がざらざらしているため、
自然のやすりのような働きをしてくれます。
2.爪とぎグッズを設置する
小動物のグッズの中には、爪とぎ用品も
販売されています。
木製の洗濯板のような形状の商品が
爪とぎグッズとして有名です。
ハムスターが使ってくれるかは
個体差がありますが、
引っ掻くこととで自然に
爪を削ってくれる効果が期待できます。
3.回し車で運動する
回し車はハムスターが生活するうえで
必須用品の1つです。
プラスチック面が爪に当たることによって、
爪を削る効果があります。
回し車を置いていない方は、
必ず置くようにしてください。
4.砂浴びをする
爪の伸びすぎ予防に一番効果が
あるとされるのが「砂浴び」です。
ハムスターは砂を掘ったり蹴ったりして
砂浴びをするため、自然に爪が削れていきます。
トイレの砂でも同じような仕草を見かける
ことがありますが、衛生面を考えると
トイレと砂浴びの場所は別に作ることが
おすすめです。
また、砂浴び用の容器を素焼き性の
ものにすると、効果が2倍になります。
5.床材を掘り掘りする
床材を深めに敷くと、ハムスターは夢中で
床材を掘り進みます。
床材を掘るという仕草でも、爪の伸びすぎを
予防する効果があります。
素材は木材など爪が削れやすいものが
おすすめです。
浅く敷いたのでは掘り進むことができないため、
3~5㎝と、深めに敷いてあげると良いでしょう。
ハムスターの爪は伸びすぎるといけないの?
ハムスターは人間を噛むことはありますが、
引っ掻いて困るという方は
あまりいないと思います。
では、どうしてハムスターの爪は
メンテナンスが必要なのでしょう。
ここでは、その理由を紹介します。
1.顔や身体を引っかいてしまう
ハムスターは、全身を手足で毛づくろいする
習性があります。
爪が伸びていると顔や体を引っかいてしまい、
ケガの原因に繋がります。
傷口からばい菌が入ることで
細菌感染や炎症を起こしてしまう
可能性もあるため、注意が必要です。
2.身体に刺さる事故の危険がある
長く伸びた爪は折れやすいことも特徴です。
回し車などなにかの隙間に挟まって
折れてしまったり、なかには体に
刺さってしまう事故も報告されています。
ネットでよく見る紙やすりで爪切りは危険!?
紙やすりを使った爪切りの方法も
紹介されていますが、危険なため
おすすめできません。
回し車に紙やすりを巻き付けるという方法は、
かなりの距離を走るハムスターにとって
爪を削るどころではなく、指や足のケガに
繋がります。
どうしても爪を切らなくてはいけない場合には、
小動物用の爪切りを使用するか、
動物病院で処置をしてもらうと安心です。
まとめ
ハムスターの爪は放って置くと、
どんどん伸びてしまい危険です。
ハムスターの爪切りは簡単でははなく、
ストレスにも繋がるため、極力自然に削れる
環境を整えてあげることが重要です。
寝床の素材や砂浴び、床材、回し車といった
普段使用する飼育用品を少し工夫するだけで、
ハムスターの爪の伸びすぎを
予防することが可能です。
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