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ハムスターの片目が開かないのは寿命?目を閉じたまま動く時は?

ハムスター

ハムスターの目が開かない

うるうるしたつぶらな瞳が魅力のハムスターですが、ある日突然目が開かなくなってしまったらびっくりしてしまいますよね。

また、驚きとともに、「もしかして何か悪い病気にかかっているの?」「片目だけが開かないのはどうして?」と、さまざまな疑問や不安が襲ってくることでしょう。

そこで今回は、ハムスターの目が開かない原因や目が開かないときの寿命などを詳しくご紹介します。

目が開かないときの対処法までご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ハムスターの目が開かない!原因は何?

ハムスターの目が開かない原因として、真っ先に目の病気を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、目の病気だけではなく、さまざまな原因によって目が開かなくなることがあります。

それでは、具体的にどんな原因が考えられるのか、以下に一つ一つ詳しく説明していきます。

結膜炎

結膜はいわゆる白目の部分で、細菌感染したり、目にほこりが入ったりすることで結膜に炎症が起こります。

結膜炎になると目やにや涙が増えたり結膜が腫れたりして、症状がひどい場合には目が開かなくなることがあります。

角膜炎

角膜はいわゆる黒目の部分です。目の一番外側にあるため、おがくずや爪などがこすれて傷がつくと、炎症が起こってしまいます。

角膜炎が起こった場合も目やにや涙が増えたり、目の表面が白っぽく見えたりします。

また、症状がひどい場合にはやはり目が開かなくなることがあります。

マイボーム腺腫

マイボーム腺はまぶたの裏側にある脂の分泌腺です。そしてマイボーム腺腫は、マイボーム腺が炎症を起こして分泌物が詰まってしまうことで起こります。

白いイボのような見た目をしていて、マイボーム腺腫ができると目やにが出たりまぶたが腫れたり、場合によっては目が開かなくなることもあります。

腫瘍

まぶたにイボができた場合、先ほどご紹介したマイボーム腺腫であることが多いのですが、稀に悪性腫瘍(がん)であることもあります。

腫瘍が小さいうちはあまり症状はみられませんが、腫瘍が大きくなってくると目が開かなくなります。

皮膚炎

細菌や真菌が感染したり、アレルギーなどが生じたりすることによって、目の周りの皮膚に炎症が起こることがあります。

目の周りの皮膚に炎症が起こると、涙や目やに、脱毛などの症状がみられ、炎症がひどい場合には目が開かなくなることもあります。

衰弱

病気や老化などによってハムスターが衰弱していると、元気がなくなり目を閉じてしまうことがあります。

ハムスターは体が小さく衰弱するとあっという間に亡くなってしまうことがあるため、注意が必要です。

擬似冬眠

本来であればペットのハムスターは冬眠をしませんが、室温が下がりすぎてしまうと疑似冬眠を起こし、目を閉じたまま動かなくなります。

では、冬眠と「疑似」冬眠にはどんな違いがあるのでしょうか。

まず、冬眠は眠っている間にもエネルギー消費をします。そのため、あらかじめたくさんエサを食べてエネルギーを蓄えてから冬眠に入ります。

しかし、ペットのハムスターが起こす擬似冬眠は、いわゆる低体温症です。気温が下がってくると何の前準備もなく体温が下がって冬眠に入ってしまうため、そのままでは体が耐えられずに命を落としてしまいます。

そのため、ハムスターが擬似冬眠を起こしてしまった場合は、ただちに体温を上げる必要があります。

▼擬似冬眠してしまったエルモくんの様子です。

ハムスターの片目が開かないときの原因は?

ハムスターの片目が開かない場合は、目に直接何かしらの異常が生じている可能性が考えられます。

先程ご紹介した中でいうと、

  • 結膜炎
  • 角膜炎
  • マイボーム腺腫
  • 腫瘍
  • 皮膚病

が原因である可能性が考えられます。

ただし、これらが原因の場合は必ず片目だけが開かないというわけではなく、両目が開かないケースもあります。

ハムスターが目を閉じたまま動く!なぜ?

ハムスターが目を閉じていても、全身状態に問題がなければいつもどおりの動きをします。

そのため、ハムスターが目を閉じたまま動いていたら、目に何らかの異常が起こっていると考えて良いでしょう。

逆にいえば、目を閉じていて動かない場合は全身状態に問題があり、死に至る可能性も高くなります。

そのため、目を閉じていて動かない場合は、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。

ハムスターの目が開かないときの対処法はある?

ハムスターの目が開かないときの対処法は、原因によって異なります。そのため、まずは動物病院を受診するようにしましょう。

目の病気や皮膚病であれば目薬や塗り薬など、薬を使って治療することがほとんどですが、マイボーム腺腫や悪性腫瘍の場合は手術が必要になることもあります。

衰弱している場合は点滴や注射をしたり、体温が低下している場合には同時に保温を行ったりします。

また、疑似冬眠している場合は、ペット用ヒーターや湯たんぽなどを使ってとにかく体温を上げることが重要です。体が冷たくなっていたら、応急処置としてとにかく体を温めてあげましょう。

ハムスターの目が開かないときの寿命は?

ハムスターの目が開かない場合、もう寿命なのかも…とどうしても「死」が頭をよぎってしまいます。

しかし、元気や食欲などに問題がないのであれば、ただちに命にかかわる可能性は限りなく0に近いでしょう。

よたよた・フラフラするのは危険な状態?

ハムスターの両目が開かない場合、命に別状はなかったとしても、やはり視界が遮られてしまうので多少よたよたしたりフラフラしたりすることはあります。

しかし、

  • いつもと比べて元気がない
  • 寝ている時間が多い
  • 食欲がない
  • 体温が下がっている

などの症状がみられる場合は危険な状態に陥っている可能性があります。そのため、すぐに動物病院を受診するようにしましょう、

寝起きだけ目が開かないのは?

寝起きだけハムスターの目が開かない場合は、生理的なものと考えて良いでしょう。

ただし、

  • 起きてからしばらくたっても目が開かない
  • 目やにや涙が大量に出ている
  • 目を気にして頻繁に掻いている

などの症状がみられる場合はなんらかの病気が原因で目が開かない可能性があるため、動物病院を受診するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

単純に目の病気が原因でハムスターの目が開かない場合もありますが、擬似冬眠や衰弱などが原因で目が開かない場合は最悪の場合命にかかわります。

ハムスターの目が開いていないときは食欲や活動性など、いつもと変わりがないかをよく観察して、何かおかしいと感じたらすぐに動物病院を受診するようにしましょう。

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