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ハムスターのおしりが腫れる原因は?病気って本当なの!?

ハムスター

ハムスターのおしりが腫れる

小さくて愛らしいハムスター。

一人暮らしやマンション暮らしで
騒音にも気を付けなければならない方でも、
鳴き声などがないので安心して飼えるため、
飼っている方も多いのではないでしょうか。

普段はかわいくてふんわりと
可愛いなーという意識でしか
見ないハムスター。

でも何か違和感が!
ということありませんか?

特におしりが腫れる場合は
小さい体なので目立つでしょう。

病気と思いがちですが、
男の子のハムスターでは
睾丸でおしりが大きく見えても
病気ではないこともあります。

実は筆者も幼いころに
ハムスターを飼っていて、
おしりが腫れたので、病気かな!?と思っていたら
女の子と聞かされていたのに実は男の子だった
という経験もあり、

このような笑い話で済むのであれば
問題ありませんが実は病気のサインだった
ということもあります。

そんなときに冷静に判断できるよう
正しい知識を持っていたいですね。

ハムスターのおしりが腫れる原因とは?

ハムスターのお尻周囲にあるのは、
腸や生殖器などの臓器になります。

おしりが腫れる場合、
それらの臓器の異常などになります。

他にも、ハムスターは体が小さくても
腫瘍ができることもあり、
その場合はおしりにできてしまうと
おしりが腫れていると感じることもあります。

特に男の子は睾丸が体に対して大きいので、
初めてみた飼い主さんは
腫れているように見えて驚くかもしれませんが、
睾丸であれば問題は無いのでご安心ください。

ハムスターのおしりが腫れる病気~オスの場合~

生殖器が関係するため、
飼っているハムスターがオスであるのか、
メスであるのかによっても、
考えられる病気が異なります。

オスの場合、すでにおしりには睾丸がついており、
メスよりもお尻の部分は腫れています。

しかし、さらに腫れている場合、
それが病気の腫れのこともあるのです。

通常の睾丸として腫れているのか、
病気で腫れているのか、
見分けるためにも普段からハムスターのおしりを
チェックしておく必要があります。

1. 精巣炎

ハムスターのオスで、
病気が原因で腫れている場合、
精巣が炎症を起こして腫れていることあります。

ハムスターのおしりの位置についているのが
オスの場合睾丸で、
病気でなくても体の割に大きく感じる
という特徴があります。

しかし、精巣炎を起こすと、
より腫れておしりが大きく感じる飼い主さんが
多いのではないのでしょうか。

普段からあまり気にしていないと
わかりづらいかもしれませんが、
気を付けているといち早く異変に気付けます。

何か物と比較して
どのくらいの大きさなのかを
気にしておくと良いですね。

ハムスターのおしりが腫れる病気~メスの場合~

オスと比較して、
陰部が小さく、おしりが小さく感じるのが
ハムスターのメスです。

ハムスターのメスのおしりには
もちろん肛門や陰部がありますが、
突出しているものはないので、
おしりが大きく感じた場合、
病気の可能性が高いです。

やはり、消化器系の病気や、
生殖器系の病気の可能性が高く、
メス特有の病気では

  • 膣脱
  • 子宮内膜炎

が主に挙げられます。

これらがどんな病気か
調べてみたいと思います。

1. 膣脱

膣脱とは、
ハムスターの雌の生殖器である膣が
はみ出てしまう病気です。

膣はハムスターの赤ちゃんの
生まれてくる際に通る部分です。

分娩の際などに腹圧がかかったりして
粘膜部分が外側に飛び出してしまうことを
膣脱といいます。

ずっと膣脱が起こったままだと、
感染を起こしたり、
粘膜部分が壊死してしまったりして
重症化してしまう可能性があります。

手を清潔にした上で、
そっと押し戻すことができなさそうであれば、
動物病院へ連れて行った方がよいでしょう。

2. 子宮内膜炎

ハムスターの雌の生殖器である
子宮が炎症を起こし、
分泌物などが外陰部から出る病気です。

子宮内膜炎になると、
外陰部が少し腫れたりすることがあるので、
お尻が大きくなったように
感じる可能性があります。

ハムスターの子宮内膜炎は
そのまま子宮蓄膿症と呼ばれる
子宮内に膿のたまる病気へつながる可能性があり、
そのままにしておくと命を落とす危険もあります。

いつもとの異変を感じた場合、
動物病院を受診した方がよいでしょう。

オスとメスに共通するおしりが腫れる病気

先ほどはハムスターのオスやメスが
それぞれなる可能性のある、
生殖器に関連したお尻が腫れる病気を
ご紹介させていただきました。

ハムスターのお尻が腫れるからといって、
すべて生殖器の異常が
関連するわけではありません

オスやメスに関係なく、
お尻の腫れで考えられる病気は
ほかにもあります

他には

  • 脱腸
  • 腸閉塞
  • 腫瘍

などが考えられます。

どんな病気なのか
それぞれ細かく見ていきましょう。

1. 脱腸

ハムスターの腸が
肛門から飛び出てしまう病気が脱腸です。

脱肛と呼ばれる、
肛門が外側へせり出してしまう病気もありますが、
悪化すると、腸の粘膜面が
外へ飛び出す脱腸へと進行してしまいます。

ハムスターが下痢であったり、
便秘などで常にいきんで
腹圧がかかっている状態だと、
脱肛、そして脱腸へとなりやすいです。

また、それだけでなく、
命の危険も伴う腸重積と呼ばれる
腸が重なってしまう病気の際も
脱腸を伴うこともあります。

綿棒などを使ってうまく戻す方法もありますが、
ご家庭では難しい可能性が高く、
陰に潜んでいる大きな病気を
見逃してしまう危険もあり、

ご家庭で様子を見続けていると
全身状態も悪化させて
衰弱させてしまう恐れがあります。

トイレに軟便が残っていたり、
最近うんちの量が少なかったなど
思い当たる部分がある際は、
動物病院を受診しましょう。

放置すると腸粘膜部分が壊死してしまう等、
重篤化する恐れもあるので
早めに対処できるとよいですね。

2. 腸閉塞

ハムスターは腸重積などの
腸が重なり合う病気になる可能性があり、
腸重積は腸閉塞を起こしてしまう
可能性があります。

腸閉塞になると、
便が排出できず衰弱してなくなってしまう
可能性もあり、非常に危険です。

腸重積は腸炎などの
下痢からもなってしまうことがあり、腸閉塞自体、
ハムスターの腸の問題だけでなく、
異物を口にしてしまい、
閉塞してしまうこともあります。

お尻が腫れるというよりも
お尻が膨らんでいるように
感じることもありますが、
外見ではわからない場合もあります

便が排出されないなど異常がある場合、
腸閉塞の可能性が高まります。

場合によっては手術などの処置が
必要なこともありますので、
エキゾチックアニマルを診てもらえる動物病院を
あらかじめ探しておいた方が安心です。

3. 腫瘍

ハムスターのお尻が
腫れているのがわかった場合、
腫瘍がお尻にできている可能性もあります。

ハムスターの腫瘍の発生頻度は
そこまで高くありませんが、
発見された場合、
悪性の可能性が高いといわれています。

ただし腫れているからといって
すべてが腫瘍とは限りません

腫れには膿が中にたまっている膿瘍や、
血液がたまっている血腫なども
腫れて見えます。

ご家庭でそれが何かを判別させることは
難しいと思うので、違和感を感じたら、
動物病院を受診すると安心でしょう。

ハムスターのおしりが濡れる原因は何?

ハムスターのおしりが濡れる原因には
いくつか考えられているものがあります。

  • 下痢
  • 子宮蓄膿症(メス)

まず考えられる原因は下痢があげられます。

ハムスターのおしりが濡れて、
尻尾も濡れている様子から
ウェットテイルとも呼ばれ、
腸炎や感染性の消化器疾患の
可能性
が示唆されます。

生後間もないハムスターに
多くみられる病気です。

治療を行わないと衰弱して
死につながる可能性が高いので、
気づいたら病院へかかりましょう。

子宮蓄膿症はハムスターの雌の子宮に
膿がたまる病気です。

加齢につれてかかる可能性は高まります。

この病気の場合、
分泌物が陰部から出ることがあるので
お尻が濡れるのです。

こちらも死につながる可能性があり、
見つけたら受診をする必要が出てきます。

おしりの濡れがないかどうか、
普段から気をつけておしり周りを
見ておくことが大切ですね。

オスのハムスターのおしりが腫れる病気以外の原因

そしてあるあるなのが、
お尻についている睾丸を
何かの腫瘍や腫れと勘違いしてしまうケースです。

かくいう筆者も幼少期に勘違いをして、
動物病院へ連れて行き、
獣医師の先生に深刻に話したところ、

実は睾丸とわかって
恥ずかしい思いをしてしまったという
経験もあります。

今となっては笑い話ですし、
動物病院で働く立場になってからは
全然恥ずかしいことでは
なかったなと思いますが、

どうしても幼いうちから
販売されているハムスターは
雌雄の違いが間違っているケースもあり得ます。

また、体の小さいハムスターにとって
睾丸は大きく感じる場合もあります。

お尻が腫れて違和感に感じることも
あるかもしれませんが、
オスであれば正常のことがほとんどです。

インターネットや写真などと
比較してみても良いですし、
やはりプロである獣医師の先生に
聞いてみると安心です。

まとめ

ハムスターのおしりの腫れや濡れは、
大きな病気の可能性も隠されていて、
見逃してはいけない変化ということが
わかりましたね。

上記の通り、何かおかしいと感じたら
動物病院など
専門家に意見を求めることはとても大切です。

ただし、ハムスターは
エキゾチックアニマルといって
どこの動物病院でも診察してもらえるわけでは
ありません。

お近くで、
ハムスターも診療可能な
動物病院をあらかじめ
探しておくことも必要です。

何か病気になってから
慌てて調べるのではなく、
そんな場合のことを想定して
あらかじめ調べておくと、

いざというときにパニックになって
手遅れにならずにすみますよね。

どんなに小さくても大切な家族です。

正しい知識を
頭に入れておけると良いでしょう。

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