愛犬との暮らしの中に、
ある日を境に家族が増えた!
それは、
結婚をして新たに始まる新婚生活や
新しい命の誕生など・・・
とてもめでたく嬉しいことですね。
しかし、
順風満帆に新しい生活を
送れるかと思いきや、
ワンちゃんからしたら
全てがそうとは限らないのです。
人間と同じように
感情を持つワンちゃんには、
新しく加わる家族に
“やきもち”や“嫉妬”という感情が
出てしまうこともあるようですね。
突然の環境の変化に、
ワンちゃんは戸惑ってしまいます。
そのような気持ちから、
様々な問題行動を起こすこともあり
それに悩む人も少なくありません。
ワンちゃんにとっても
幸せな生活が送れるように
まずは愛犬がどんな気持ちなのかを
考えていきましょう。
それでは、こんな時は
どのように対処するべきなのかを、
参考程度にお話していきます!
昔からの飼い犬が夫婦になる人に嫉妬!どんな行動をする?
ワンちゃんがやきもちや嫉妬という
気持ちを表現するときには、
分かりやすく行動に表れるようです。
嫉妬の様子を動画でもご覧下さい。
嫉妬のあまり倒れ込むワンちゃん!
1分30秒辺りが見どころです。
人間ですか?笑
猫ちゃんにも嫉妬をしますよ~
ワンちゃんによって様々ですが、
吠える、噛みつく、破壊行動、粗相
などの問題行動が見られます。
しかし、これらの行動は
ただ困らせたいという
単純な理由ではなく、
飼い主さんを大好き過ぎるが故に
出てしまう傾向にあるようですよ。
何か対処をするときには、
そのことをよく理解しておいて
欲しいと思います。
また、ワンちゃんにも、
このようなやきもちや嫉妬という
感情を持っているということが、
研究によっても
証明されているようなのです。
米カリフォルニア州のとある大学の
論文による発表では、
飼い主が動くぬいぐるみで遊んでいたところ、
多くの犬が、飼い主との間に割って入る、
ぬいぐるみに飛びかかるなどの
仕草を見せたようです。
このような行動もやきもちや嫉妬から
出ることですが、まだ可愛いらしい
ものですよね^^
ここからは、嫉妬などによって
表れる行動のいくつかを徹底解明
していきましょう!
吠えるのは注目して欲しいから?
今までご主人様の愛を独り占めしていた
ワンちゃんにとって、
その愛情が別の誰かにも向かうことは
不安にも繋がりやすいようです。
犬の社会では序列を作り、
リーダーに従って生きていきます。
ところが
信頼出来る飼い主さんをリーダーのように
慕っている場合、そのリーダーの愛情が
別の誰かに向かうことは、
自分の立場や順位が変わってしまうと
危機感のようなものを感じるのでしょう。
そして、混乱や不安に陥ってしまう
ということが考えられています。
その心境から、吠えたり、粗相をしたり
様々な問題行動に繋がってしまうのです。
特に、子犬の頃から、
飼い主さんの愛情を独り占めして
可愛がられていた場合に
このような問題は起きやすいのでしょう。
飼い主さんに対して吠えたり、
嫉妬をする対象のものに吠えたりするのも
「ボクに注目して欲しい!」
「ご主人様をとらないで!」
など、構って欲しいという要求や警戒心
というような、そんな複雑な気持ちが
入り交じっているのかも
しれませんね・・・
吠えたことに対して毎回反応していると、
注目してくれるという期待が膨らみ
この吠えるという行動が治まることは
ありません。
吠えているときには無視をして、
吠えていないときに注目して
褒めてあげるなどしましょう。
このように吠えるのも
飼い主さんの愛情を
感じてきたからこその行動です。
ですから、今までと変わらず
ちゃんと大好きだよということを
伝えて欲しいと思います。
そうすれば、
きっと判ってくれるはずです。
嫉妬心による全ての行動に対して
共通して言える対応とは、
まず第一に、疎外感を感じさせないように
接するということでしょうか。
また、ストレスを溜めないためにも
スキンシップを図ることや、
必要な運動量を満たしてあげるなど、
今まで以上に気を遣い、
日々の会話も忘れずに過ごして下さいね。
そうすることで、少しずつ嫉妬心は
緩和されていくかもしれません。
噛むときの気持ち!どんな対処が必要?
嫉妬のあまり、対象の人に噛み付く!
これは、恐らく所有物を守りたいという
気持ちの表れが強いかもしれません。
ご主人様とその相手が
くっついているだけで、
唸ってきたり、噛み付いたりするのは
大好きなご主人様を取られたくない
と感じたときに、出てしまう
行動のようです。
しかし、このような問題は
いくらやきもちや嫉妬とは言え
やはり軽視してはいけませんよ。
大きな事故にも繋がらないうちに
対策を打つ必要があります。
とは言え、情緒不安定などが原因で
このような噛み付き問題は
起こりやすいため
強制的にしつけると言うよりは
まずは噛むような環境を作らない
ように意識するのが
一番安全な方法かもしれません。
そして、このような噛み付きの問題が
起こるのは飼い主さんとワンちゃんの
関係にも原因があるようです。
それは、上下関係というよりは
お互いが依存し過ぎている
ということでしょうか。
ワンちゃんにとって、
「ご主人様は私の所有物」
という意識を強めないためにも、
ベッタリし過ぎるのは禁物です。
お互いに
「どこに行っても、
誰と過ごしていても気にしないよ。」
くらいの関係が望ましいのです。
また、
今まで通りの愛情をもって接するのは
何よりも重要なことですが、
「ダメなことはダメ」
「静かにしていることはいい子」
「唸らないのね~、いい子」
など、メリハリをつけて
叱る、褒めるを行っていきましょう。
叱るだけでは、ただ注目してくれた
というご褒美の繰り返しになります。
大事なのは、メリハリをつけて
叱るときは静かに注意し、
良いことはしっかりと褒めてあげる
ということですよ。
犬が喧嘩をしかけてくる!?
やきもちや嫉妬という感情に
スイッチが入ると、
喧嘩をしかけてくるように
唸ったり、吠えたりすることも
あるようです。
大抵のワンちゃんは、
嫉妬をする対象のものに向かって
攻撃をしかけることがあります。
吠えたり、噛み付いたりするときの
気持ちと同じよに、
不安や警戒心が強く出ている場合、
このような問題を起こしやすいでしょう。
今までお話したように、
きちんと叱るべきところは叱り、
そして、愛犬に対しても
変わらず愛しているよという表現を
忘れずに接してあげましょう。
夫婦として、新たに加わる家族を
ワンちゃんにも受け止めてもらえるよう、
少しずつ距離を縮めていけると良いですね。
赤ちゃんや猫にも・・・やきもち行動が出た場合の対処法は?
ワンちゃんのやきもち行動は、
赤ちゃんや猫ちゃんにも表れます。
特に室内飼いの場合、
赤ちゃんへのやきもちは多いそうです。
今までは、愛犬中心の生活だったのが
一変して、別の何かが家族のアイドルに
なってしまうのですから、
やきもちを妬くのも
当然かもしれません・・・
必要以上にご主人様に媚を売ってみたり、
赤ちゃんに対して唸ってみたり、
スリッパなどを破壊してみたり、
嫉妬心から出る行動は
けっこう激しいようですね。
このときのワンちゃんの気持ちは
「よく分からないソレは何!?」
というような警戒心と、
「もっとワタシに注目してよー!」
というやきもちです。
赤ちゃんにも手が掛かりますし、
子育てに一杯一杯になる気持ちは
よく分かります。
しかし、そんな時でもワンちゃんに
話しかけながら過ごすことは
意識してみましょう。
「赤ちゃんのことが終わったら
遊ぼうね~」など声をかけるだけでも
分かってくれるかもしれませんよ!
してはいけない対応は、
赤ちゃんを保護するあまりに
「あっちへ行っててね~」
というような扱い方です。
これは、余計に好奇心を強めますし、
また、不安にさせてしまうことで
ストレスを与えてしまうでしょう。
ただし、無理に近付けるのもNGです!
飼い主さんの監視の上で、
赤ちゃんを見せてあげたり、
赤ちゃんの匂いのついたものを
嗅がせてあげたりすることで、
赤ちゃんという存在に少しずつ
慣れてもらいましょうね。
そして、赤ちゃんに関係するものに対して
良いことが結びつくようにしましょう。
赤ちゃんのお世話に追われていても、
ワンちゃんが静かにしていたら
ウンと褒めてあげて下さい。
そして、今までと変わらぬ愛情を
ワンちゃんにも向けてあげましょう^^
~体験談~
産後、実家に里帰りしたときに、
実家のワンコは
時折寂しそうな目を
していたように思います。
赤ちゃんのことで家族が集まると、
やはり「ボクも仲間に入れてー!」
と言った感じで落ち着きはなかったです。
バタバタしていて、
ついつい放ったらかしにしてしまうと
粗相をしていたり・・・
あまり嫉妬深い性格ではないので
参考にもなりませんが、
やきもちと言っても、その表現は
ワンちゃんそれぞれですね。
でも、ワンコがいい子にしていたら
家族みんなでワンコを
褒め称えていたのを思い出します。
事あるごとに褒めちぎるんです!
徐々に赤ちゃんを受け入れてくれて、
今となっては優しいおじさんです!
たまに会う今でも意外と赤ちゃんに
くっついてるんですよ。笑
もし、
新たに猫ちゃんなどの
ペットを迎えた場合は
やはり先住犬として、
元々いたワンちゃんを
優先してあげましょう。
そして、
ワンちゃんには今までと変わらない
地位にいることに気付かせましょう。
そうすれば、やきもちも緩和され、
安心するかもしれません。
咬傷事故などを防ぐためにも、
初めは様子を見て、
目を離すときは部屋を隔離するなど
細心の注意が必要かもしれません。
しつけをすることで犬にとってストレスになる?
やはり、このような嫉妬から
出る問題行動の原因は
飼い主さんの対応にあるのです。
なので、しつけと言うよりは
時間をかけて新しい環境に
慣れてもらうのが
一番の方法ではないでしょうか。
例えば、口輪などの使用で
吠えなどを強制的に止めることが出来ても、
それは根本的な解決にはなりません。
構って欲しくて吠えているのに、
感情が表現出来ないという
苛立ちが募ってしまいます。
そして、吠えているから口輪をされる
という風には結び着かずに、
ただ嫌なことをされたという気持ちが
先に出やすいようです。
吠えた事に対しては、極力無視をする
または、静かに叱る。
逆に落ち着いて静かにしているときは
沢山愛でてあげることで、
良い子の部分を伸ばしてあげましょう!
まとめ
ワンちゃんにも嫉妬心があって、
人間と同じように喜怒哀楽を
持っているのですね。
こんな時は、大好きだよという気持ちが
ワンちゃんにも伝わるように接する
努力が必要になってきます。
間違っても、家族の輪から外れるような
孤独感を与えないようにして下さい。
あとは、時間が解決してくれる
という意見も多いように感じました。
環境が変わるときには、
ワンちゃんの心のケアが
とても大切のようです!
ゆっくりで構いません。
新たに増える家族との
良い関係を築いていって下さい^^
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