可愛い愛犬に顔を近づけてみたら、
何だか鼻から臭いがする…
普通はしないはずの鼻から異臭がすると、
何だか心配になってしまいますよね。
中には犬臭いだけだと軽く考えてしまい、
病気など疑わない飼い主の方もいるかも
しれません。
しかし
もしそのような異臭と共に鼻水や鼻詰まり
などがあったら、それは蓄膿症という病気
の可能性がありますよ。
犬の蓄膿症は放っておくと命の危険もあり、
注意が必要な病気なんです。
そこで今回は、
犬の蓄膿症(副鼻腔炎)の症状と原因に
ついて詳しくご紹介したいと思います。
症状を酷くさせないためには、
早期発見・早期治療がとても大切です。
後半では犬の蓄膿症を疑うべき仕草もご紹介
していますので、ぜひ参考にして下さいね。
犬の蓄膿症(副鼻腔炎)の臭いの特徴とは
犬の蓄膿症とは、
犬の鼻の奥にある副鼻腔に炎症が起こり、
そこが化膿して膿が溜まる病気のことです。
鼻の奥にある副鼻腔という場所に炎症が
起きる病気のことを副鼻腔炎といいますが、
その状態が酷くなると蓄膿症を発症します。
ここでは詳しい蓄膿症の症状と原因を
ご紹介します。
●犬の蓄膿症(副鼻腔炎)の症状
犬の蓄膿症は
副鼻腔炎が悪化することで発症します。
・膿の混じった鼻水
・鼻血
・発熱
・くしゃみ
・鼻すじの腫れ
・鼻の痛み
・嗅覚が鈍る
・食欲がなくなる
血が混じった鼻水や粘り気のある鼻水が
ひっきりなしに出るようになり、鼻づまり
から呼吸困難を引き起こすこともあります。
鼻水には血や膿が混じるので、
かなりきつい臭いがすることもあります。
血生臭いような、何か腐ったような
匂いにも感じるかもしれません。
鼻の辺りにも臭いがするため、
犬の顔の近くで臭いをかぐと、
すぐに気が付くことができますよ。
●犬の蓄膿症(副鼻腔炎)の原因
考えられる原因はいくつかありますが、
鼻炎を放っておいて鼻の奥の副鼻腔まで
炎症が広がり、それが酷くなり蓄膿症に
なるケースが多くみられます。
・鼻炎の悪化
・歯周病からの併発
・怪我
・腫瘍
また歯肉炎や歯槽膿漏などの口腔の疾患、
鼻腔内や鼻周辺の怪我による炎症からも、
副鼻腔炎を発症し蓄膿症になるケースが
あります。
犬の蓄膿症(副鼻腔炎)を疑うべき仕草
蓄膿症の症状により、
犬にも独特の仕草や行動が見られます。
- 食欲がなくなる
- 元気がなくなる
- 呼吸が荒くなる
- 口呼吸をする
- 顔や鼻を気にする
- 鼻をさわると嫌がる
症状のところでも言いましたが、
鼻つまりが酷くなるので鼻で呼吸が
しにくくなり、呼吸が荒くなります。
また溜まった膿により味覚や嗅覚も鈍くなる
ため、食欲がなくなり、元気もなくなる傾向
があります。
さらに鼻に違和感を感じることから、
顔や鼻を前足で擦ったり、擦り付けたり、
しきりに気にする仕草をするのも特徴です。
犬の蓄膿症(副鼻腔炎)は放置すると命の危険も!
このような症状と仕草から蓄膿症に
気が付いたら、すぐに動物病院へ
連れて行って下さい。
すでに
副鼻腔炎が酷くなっている状態ですので、
自然に完治させるのは難しいでしょう。
蓄膿症は慢性化することもあり、
また放置しておくと症状はどんどん悪化し、
溜まった膿が破裂することもあります。
さらに多量の鼻水により呼吸困難を起こし、
最悪の場合命の危険もあるのです。
このようなことにならないよう
早いうちに症状に気が付き、
適切な治療を受けることが大切ですよ。
また今回ご紹介した蓄膿症の他にも、
犬の臭いの原因には怖い病気が潜んでいる
可能性もあります。
詳しくはこちらの記事で詳しくまとめて
ありますので、確認してみてくださいね。
⇒犬が臭いのは病気の症状?においの種類からわかる原因【まとめ】
臭い改善のために、愛犬の臭いの原因を
しっかりと突き止めてあげましょうね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は犬の蓄膿症(副鼻腔炎)の症状と原因
について、詳しくご紹介してきました。
蓄膿症とは、
犬の鼻の奥にある副鼻腔に炎症が起こり、
そこが化膿して膿が溜まる病気
ということでしたね。
そして副鼻腔に膿が溜まることで
鼻水や鼻の辺りからもきつい臭いがする
ということも分かりましたね。
蓄膿症になった場合の特徴的な行動や
仕草もご紹介してきましたので、
もし愛犬に思い当たる症状がある場合には
早めに動物病院に連れていきましょうね。
今回は犬の鼻からの臭いで考えられる
蓄膿症についてお話してきましたが、
犬を飼っていると体臭にも悩まされますよね。
自宅で簡単にできる犬の臭い対策を
ご紹介した記事もありますので、
こちらも合わせてご覧下さいね。
しっかりと愛犬の臭い対策をし、
臭いの改善をしてあげましょう。
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