愛犬の健康のためには、体重管理は
かかせません。
とは言え、人間よりも体の小さい犬の場合、
どのくらい体重が増えたら太りすぎだと
言えるのでしょうか?
人間の場合、1kg程度の増減はざらです。
では、犬ではどうでしょうか?
そこで今回は、犬の体重を人間に換算したら
どのくらいになるのか、その計算方法を
ご紹介したいと思います。
犬の体重100gを人間で換算するとどれくらい?
愛犬のダイエットの記録を公開している
ブログなどを見ていると「200g太った」
「100g痩せた」など書かれています。
たったこれだけでダイエットするの?と
人間目線ではこう思ってしまいがちです。
でも、犬の100g、200gは犬にとって、
決して無視できない増減なんです。
では、愛犬の100gが人間でいうと
どれくらいになるのか見てみましょう。
大型犬と子犬では計算方法が違う?
犬の100gは、人間に換算すると
どれくらいになるのか、例を挙げて
見ていきましょう。
犬の体重 | 100gに対する割合 | 50kgの人間に換算した体重 |
3kg | 体重の1/30 | 1.6kg |
30kg | 体重の1/300 | 160g |
3kgの犬と言うとトイプードルを、
30kgの犬はゴールデンレトリーバーを
想像してみてください。
100gを人間に換算した場合、犬の体重に
よって大きく異なることが分かります。
トイプードルのように、体の小さな犬種の
100gは、人間で言う1.6kgもの体重を
表しています。
体重計に乗った自分を少し想像してみて
ください。1.6kg増えていると分かると
ショックまでは受けなくても、ちょっと
太ってきたかも…。意識はしますよね?
犬にとっても同じことで、体が小さければ
小さいほど100gの増量は、犬にとって
明らかな体重の増加を示しています。
増加した体重(kg)/ 愛犬の体重(kg) ×50(kg)=人間に換算した体重(kg) |
(例)30kgの大型犬が1.5kg体重が
増えた場合、50kgの人間に換算する
1.5 / 30 × 50=2.5(kg)
つまり、この大型犬は人間に換算すると、
約2.5kg体重が増えたということが
分かりますね。
ただ、注意したいのは、子犬の場合です。
子犬は成犬になるまでに、急激に体が
大きく成長していきます。
大型犬であればあるほど、成長の度合いは
大きくなります。
なので、子犬に関しては体重だけでは
太っているとは判断できません。
コラム小型犬の体重測定の方法は?
では、ここで小型犬の体重測定の
仕方が分かる動画をご紹介します。
体重測定をするポイントは
カゴを活用することです!
これって平均的な成長?適切な体重グラフの推移について
では、子犬が成長する段階でどれくらいの
体重の推移の変化があるのでしょうか?
子犬の体重管理には、体重をグラフに
記録しておくと体重が適切に増えているのか
一つの判断材料になりますよ。
では、子犬の体重がどれくらい変動したら
体重が増加した、減少したと言えるの
でしょうか?一つずつ見てきましょう。
体重増加!この増え方は成長?カロリー過多?
犬にも成犬になるまでの間に、人間と
同じように”成長期”と言われる時期が
あります。
小型犬や中型犬、大型犬では成長期の
時期に差があります。
小型犬(10kg以下) | 生後10ヶ月頃まで |
中型犬(11~25kg) | 生後12ヶ月頃まで |
大型犬(26kg以上) | 生後15ヶ月頃まで |
生後1週間程で生まれたときの体重から
2倍にまで成長します。生後4カ月頃には、
成犬時の体重の50~60%にまで成長する
ことが分かりますね。
生後2ヶ月頃までは、子犬の体の中では
骨組織が発達しています。
生後2ヶ月以降では、筋肉組織が
発達していきます。
ただ注意したいのは、生後4~5ヶ月頃から
脂肪組織が発達し始め、太りやすくなって
きます。この頃から子犬の食事管理、
体重管理には注意しましょう。
また、成長期に腸内環境を整え、
しっかりとした体づくりをしておくと
様々な病気の予防にもなります。
体重減少!激減の場合は病気の可能性も?
愛犬の肥満も確かに重要ですが、それと
同じように注意したいのが体重減少です。
愛犬の体重管理と聞くと、肥満に
ならないように気をつけることだと思って
しまいがちです。
でも、明らかに体重が激減した場合、
病気の可能性があることを理解して
おきましょう。
体重減少する病気の一例
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まとめ
いかがでしたか?
実際に人間の体重に換算してみると、
意外と愛犬は太っていたんだと
気づくこともあるかもしれませんね。
また、愛犬の体重や日々の行動など
成長を記録することで、愛犬の異変に
いち早く気づくこともできます。
ぜひ、活用できるものは活用して、
愛犬の体重管理、健康管理をしっかり
行っていきましょう!
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