金魚を観察していると、
どうやらエラ病なのかもしれない、
しかしよく症状がわからない
ということがないでしょうか。
エラ病はとても大変な病気となります。
それゆえ、早期の発見が
とても重要となります。
それを見極めるためにも
エラ病の症状が気になりますよね。
そこで今回は、金魚のエラ病の
症状を見ていきたいと思います。
金魚のエラ病になるとどんな症状が出る?
金魚のエラ病になると
どんな症状が出るのでしょうか。
その症状は早期、中期
末期で変わってきます。
そこでそれぞれに分けて
詳しく見ていきたいと思います。
1.初期の症状
金魚のエラ病の初期症状の
場合で見ていきます。
この時は他の病気とそこまで
区別がつきませんので気を付けましょう。
a. 隅っこで動かない
金魚のエラ病の初期症状の
一つ目は、隅っこで
動かないということです。
エラ病に関わらず、病気にかかると
金魚自体の元気がなくなってきます。
そのため隅っこで
動かないなどの症状が出始めて、
底のほうでじっとしたまま
などが多くなります。
b. 餌を食べても吐き出す
金魚のエラ病の初期症状の
二つ目は、餌を食べても
吐き出すということです。
金魚は病気にかかると、
食欲をなくします。
これは人間と同じです。
そのため一度は口の中に
餌を入れますが、結局そのあとで
吐き出すというシーンが見られます。
これは元気な時には
起こるはずのない症状なので
病気ということが確実にわかります。
2.中期の症状
金魚のエラ病の中期症状の
場合で見ていきます。
この時には病気の中でも
特にエラ病と確信できるものも多いので、
しっかりとエラ病対策の
処置が必要になります。
a. 水面で鼻をあげて動かない
金魚のエラ病の中期症状の一つ目は、
水面で鼻をあげて動かないということです。
水面で力なく、
鼻をあげているのも特徴的な行動です。
エラ病になると泳ぐのに
苦労するため力なく浮いて、
動かないということがあります。
これは転覆病と間違える場合もあるので
気を付けましょう。
b. エラや口の開け閉めが早い
金魚のエラ病の中期症状の
二つ目は、エラや口の開け閉めが
早いということです。
エラ病になると、
鰓の機能低下により、
呼吸ができなくなります。
そのため必死に呼吸を行おうと、
エラや口の開け閉めが早くなります。
c. 片方のエラだけで呼吸する
金魚のエラ病の中期症状の
三つ目は、片方のエラだけで
呼吸するということです。
エラ病になると、片方のエラだけが
症状を発症することがあります。
そのようになると、
もう片方の元気なエラのほうだけで
頑張って呼吸します。
3.末期の症状
金魚のエラ病の末期症状を
見ていきます。
末期の症状はこの症状が
みられるとかなり危ない状態で、
一刻を争います。
では見ていきます。
a. 両方のエラが開いたまま
金魚のエラ病の末期症状の
一つ目は、両方のエラが
開いたままということです。
エラ病が深刻な状態になると、
エラを動かすのもかなり困難になります。
そうなると、
鰓は開いたままになります。
b. 餌を食べられない
金魚のエラ病の末期症状の
二つ目は、餌を食べられない
ということです。
病気が末期になると、
金魚の体力はかなり底をつきます。
その状態では、
金魚は餌を食べることも
餌に反応することも全くなくなります。
これは他の病気の症状でも
見ることができるので
気を付けましょう。
c. 無気力状態で泳ぐ
金魚のエラ病の末期症状の
三つ目は、無気力状態で
泳ぐということです。
末期症状になると、
金魚は泳ぐことさえ困難になります。
無気力状態の金魚は次の動画で
どのようなものか見ることができます。
金魚が力なく泳ぐというよりも
ながされている状態の場合は、
このエラ病の末期症状と
見ることができます。
d. 激しく泳ぐ
金魚のエラ病の末期症状の
四つ目は、激しく泳ぐということです。
この激しく泳ぐというものは、
無気力状態で泳ぐという状態の
さらに先にあります。
死ぬ直前と考えて大丈夫です。
最後のあがきとも
言わんばかりに激しく泳ぎます。
この症状がみられると
かなり危険な状態です。
e. ガラスにぶつかる
金魚のエラ病の末期症状の
五つ目は、ガラスに
ぶつかるということです。
エラ病の元である、
カラムナリス菌や寄生虫は
金魚の平衡感覚を奪います。
その結果まっすぐに
泳ぐことが困難になり、
ガラスにぶつかることがあります。
f. エラが変色する
金魚のエラ病の末期症状の
六つ目は、エラが変色するということです。
エラ病にかかると、
エラ蓋が赤黒く腫れることがあります。
また、さらに症状が進むと、
薄黒くなってしまうこともあります。
そのような症状がみられると、
かなりエラの状態が
危ないとみたほうがいいでしょう。
g. エラが取れる
金魚のエラ病の末期症状の
七つ目は、エラが取れるということです。
この症状は
エラ病ならではとなります。
エラ病はエラに対する
深刻な病気になります。
そのためエラ病が進むと、
エラの機能が低下して
最後には溶けたり、
取れたりしてしまいます。
こうなってしまっては
元気な状態に戻すのも
かなり困難になります。
こうなる前にしっかりと
処置を行いましょう。
金魚がエラ病だと気がついたらどうすればいい?
金魚がエラ病だと気づいたら
どうすればいいのでしょうか。
エラ病だと気づいたら
迅速な治療と、再発防止のための
予防や原因を取り除く必要があります。
まとめ
今回は、金魚のエラ病の症状とは
どんなものかについてみてきました。
エラ病の症状はエラに結構出るので
わかりやすくなっています。
しかしエラ病は発見が遅れると、
エラが溶けてしまったりなど
金魚にとって取り返しの
つかないことにもなり得ます。
そのため、しっかりと確認して
迅速に対応を行いましょう。
また、金魚のヒレが
ボロボロになるということも
あると思います。
そんな時は何の病気なのか、
どう対応したらいいのか
不安になると思います。
金魚のヒレ病はしっかりと
早めに対応したらそこまで
大きな問題にもなりません。
そのため観察してどう対応するか
早めの対応を心がけましょう!
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