”ワンちゃんの鳴き声がかすれている”
そんな風に感じたことはありますか?
また、咳き込むような様子が見られると
普段は見せないような光景に、
不安になってしまいますよね。
ワンちゃんの鳴き声がかすれている場合、
何らかの病気が潜んでいる可能性も
大いに考えられるでしょう。
飼い主さんだけの判断では、
病気の特定は難しいため、
ワンちゃんの様子を細かく観察し、
獣医師に診てもらいましょう。
鳴き声がかすれているという症状には、
どのような原因が考えれるのでしょうか。
また、そのときに出来る対処とは
何でしょうか?
一緒に考えていきましょう!
犬の鳴き声がかすれている!考えれる原因や病気の可能性は?
それでは、鳴き声のかすれには
どのような原因、または病気が
考えられるのでしょうか?
単なる風邪?と気にせず、
長い期間放置してしまうと、
症状が悪化するケースもあるのです!
声がかすれているときには、
気管・咽頭・声帯に異常がある可能性が
高いようです。
ワンちゃんがずっと吠え続けていたり
すると、声帯に影響して、一時的に
声がかすれるというケースも
考えられますよね。
大事なのは声のかすれなどに伴い、
他にどんな症状があるのか?
ということにも着目して
原因を探ってみましょうね。
老犬は要注意!かかりやすい気管の病気
老犬になると、免疫力の低下や
気管などの働きも弱ってくるため、
声が何となくかすれていたり、
そして、咳き込んだりする場合は
それが重症化してしまうと、
とても苦しみますし、
負担も大きくなってしまいます。
もし、そのような異常を感じたときは、
早めに病院へ連れて行くことを
おすすめします。
何もなければ安心出来ますが、
大きな病気が原因とされることも
考えられますよ。
様子を見るにしても、限度は1週間で
あまりに長引く場合は
病気を疑って下さい。
それでは、主な病気について
いつくか紹介していきますね!
ケンネルコフによる症状
原因:ケンネルコフ
症状:咳き込む、発熱などの人間の
風邪に似た症状
ケンネルコフによる咳を
動画でもご覧下さい!
鳴き声のようにも聞こえますが
咳込んでいるのですね。
ケンネルコフは言わゆる、犬の風邪
と考えると良いでしょう。
体力や免疫力の低下などによって、
ウイルスや細菌に感染し
引き起こされる呼吸器系の病気なのです。
症状が軽ければ、
多くの場合10日ほどで自然治癒を
望めるようですね。
しかし、老犬が感染すると、食欲の低下や
高熱など症状が悪化してしまったり、
ときに、肺炎を併発してしまい
死に至る危険性も考えられます。
ケンネルコフに限らず、
似たような症状を引き起こすものとして、
フィラリア症や犬ジステンパーなどの
様々な原因が考えられます。
老犬の場合は症状が軽くても、
病院に行くことが、
一番の対処と言えるでしょう。
気管支炎による症状
原因:気管支炎
症状:下を向いて、ものを吐き出すかの
ような乾いた咳を繰り返す
慢性の場合、痰が絡まるような
咳をして、酷いときには
呼吸困難に陥ることもある
先でもお話した、ケンネルコフなどに
よって気管支炎を誘発してしまうことも
多くあるようです。
原因や症状に合わせて、
炎症を抑える薬や、咳止めなどで
治療をしていくことで
改善を見込めることでしょう。
そして、安静を心掛けましょう。
気管虚脱による症状
原因:気管虚脱
症状:ガチョウの鳴き声のような
乾いた咳が特徴的
よだれが多く出る、呼吸困難など
この病気は、気管が押し潰されてしまい
呼吸困難などの苦しい症状を
招いてしまう恐れもあるのです!
症状が落ち着いたとしても、
再発しやすい病気のようなので、
ずっと注意が必要になってきます。
特に小型犬が発症しやすく、
また、老犬では、老化による、
気管周辺の筋力の低下が原因だと
考えられているようです。
その他にも、肥満や、
首輪による気管への圧迫
(ワンちゃんのがの引っ張り癖)
なども原因と考えられているようです。
激しい運動は控えるようにしましょう。
今から出来ることとして、
肥満の予防や首輪を胴輪に変えるなどの
対処もしておくと良いでしょう。
また、老犬の咳では
心臓病(心筋症・心不全など)
が原因として考えられることも
多くあるようですよ。
どんなに小さな咳でも、
まだ軽い症状だと軽視せず
少しでも異変を感じたら病院に
行きましょうね!
- 食欲はあるか
- 呼吸は苦しそうではないか
- 熱を出していないか
などの、他の症状にも
よく目を向けてみましょう。
普段から出来る予防として、
室内の温度や湿度の管理、
また、食事にビタミンやミネラルを
意識して摂取させることで、
免疫力アップの効果も期待で出来ますよ。
先ほどお話したように、
引っ張り癖の対策、
そして、無駄吠えによっても
声帯を痛めてしまったり、
気管支炎にもなりやすい原因となるので、
しつけなどでも対応をしてみましょう!
犬も声変わりするの?
ワンちゃんも人間と同様、
声変わりをするようですね!
確かに、人間とは違って、
男の子は声が低くなるなど、
男の子と女の子というように
大きな差はないのですが・・・。
子犬のときの鳴き声を
思い出してみて下さい。
・・・全然違いますよね?
「キャン!キャン!」と甲高いような
鳴き声をしている子犬に比べて、
成犬になるとどうでしょう。
「ウォン!ウォン!」と響くような
やや低めの声に変わっていますよね。
つまり、ワンちゃんも大人になることで
声変わりをしているということです!
個体差はあると思うのですが、
これは、首や咽頭の発達が関係していて、
犬で言うなら、この成長を
声変わりとして捉えても良いのでしょう。
老犬でも、声変わりのように
感じることがあるようですね。
鳴いているときに、かすれていたり、
また、呼吸がゼーゼー、ヒューヒューと
何か混ざる感じがある場合は
病気の可能性も考えられますので
注意しましょう!
まとめ
愛犬の鳴き声がかすれていたり、
呼吸がゼーゼーしている、
咳込んでいるなどの症状が
見られた場合は、
恐い病気が隠れている可能性もあります!
対応としては、すぐに
病院に行くことをおすすめします。
老犬は特に、1つの病気が災いして
他の疾病または、他のウイルスなどにも
感染しやすい状態なので要注意ですよ!
人間にとってはただの風邪のような
症状だとしても、ワンちゃんの場合
その風邪のような症状は
大きな病気であるということを
覚えておきましょう。
ワンちゃんの体調の変化に
いち早く気付いて、対処することが
命を救うことになるかもしれません。
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