専門家が辛口レビュー!ドッグフードおすすめランキング > >
PR

犬が脳震盪を起こした!後遺症が残ったり死の可能性は?

病気

ワンちゃんを扱うときや、
触れ合っているときに誤って、
ワンちゃんの頭や体に強い衝撃が!?
なんて言う、顔が青ざめてしまうような
体験をお持ちでしょうか?

気を付けていても、そうゆう事故は
起こってしまうものなんです。

ワンちゃんを抱っこしていたら、
暴れてしまいバランスを崩して
床へ落下・・・
そのときに頭を強打してしまったり、
トリミング台から落下してしまったり。

明らかにただ事ではない衝撃だったとき、
飼い主さんとしては、
後悔と不安と、何でこんなことに?
と戸惑いと混乱が一気に
押し寄せてくるでしょう。

しかし、まずは冷静になって
今、目の前にいるワンちゃんの
状態をよく観察してみましょう。

そして、もしそんな事故が発生したときに
注意したい点は脳震盪の恐れです。

今すぐ、あなたがワンちゃんのために
してあげられることは何でしょうか。

そこで、今回は脳震盪を起こしたときの
症状対処法などをまとめてご紹介します!

犬が脳震盪を起こした!後遺症や死の危険性はある!?

脳震盪とは、文字の通り、
何らかの衝撃により脳が激しく
揺り動かされることによって起こる
脳障害のことを指します。

☑メモ・チワワは要注意!?


特に、超小型犬であるチワワ

頭蓋骨が十分に形成しないまま、
ショップなどに出回ることも多いのです。

そのため、頭頂部を触ってみると
穴が開いているような、ペコペコとした
部分を発見するかもしれません。

脳震盪2

このような状態は、
より脳を
揺さぶられやすく、
大きな衝撃を
受けやすいため
特に注意が必要
です。

他の小型犬でも、
例え低い位置での落下だったとしても、
打ちどころによっては、
重症を招いてしまうこともあります。

実際に、脳震盪によって
死亡する例も出ています・・・

どんな犬種においても、
慎重に扱うべきところは、
丁寧な対応をしてあげましょう。

 

脳震盪を起こしたと言っても、
場合によっては、そのまま自然に
回復することもあるそうです。

しかし、
中には後遺症として後脚麻痺や、
視力を失ってしまうなど
何かしらの後遺症が残ってしまうことも
あるでしょう。

脳震盪を起こしたことにより、
脳が腫れることで神経を圧迫し、
症状が出てしまうのですが、
その腫れが引くことで
症状が回復するケースもあります。

しかし、脳への衝撃によって、
脳内出血脳の壊死などが
起きた場合は後遺症が残りやすいのです。

一時的な症状はおさまっても、
完全には治らず、
後遺症という形で何らかの障害が
残ってしまうこともあるのでしょう。

後遺症が残ってしまって、
あの頃の姿ではないけれど、
元気に生きてくれているだけでも
不幸中の幸い・・・ではないでしょうか。

そんな簡単な言葉では
片付けられないことですが、
起こってしまった事故は
もう後戻りは出来ません。

今後はワンちゃんの生活を支える覚悟で
一緒に過ごしていきましょう。

そして、もっと恐ろしいのは
脳震盪を起こしたあとに、
重度の症状を発症し、容態が急変、
そのまま死に到る危険性
十分に有り得るということです。

脳震盪を起こした直後は、
足がふらつくように歩行に違和感が
あったり、焦点が合わないなど
症状を見せることがあります。

その後、様子を見ていると
症状が収まるなんてこともありますが、
最も要注意なのは、
事故発生からもっと時間が経ったあとに
容態が急変することがあるということです。

これは人間の脳震盪でも
同じことが言えます。
“もう落ち着いているから大丈夫”と
脳震盪を侮ってはいけませんよ。

頭に強い衝撃が加わってしまったときには、
例え何も症状が見られなくても
すぐにかかりつけの病院に
受診することをおすすめします。

脳の腫れを抑えるステロイド剤や
抗生剤の投与、場合によっては点滴などの
処置をすることもあります。

獣医の指示に従って、
しばらくは安静を整えて
様子を見ましょう。

もし、脳に異常もなく元気であっても、
4日ほどは様子を見てみましょう。
何も異変がなければ、
もう安心出来る状態と言えるでしょう。

脳震盪による症状は、

  • ふらつくような歩行
  • 焦点が合わない
  • よだれが出る
  • 嘔吐
  • 痙攣
  • 昏睡状態

など

嘔吐痙攣は重度の症状で、
極めて危険な状態を表しています。

これらの症状が出たときには、
様子を見るという選択肢はありません。
例え症状が落ち着いたとしても、
すぐに病院に行きましょうね。

誤って落下して脳震盪を起こした場合の応急処置の手順は?

それでは、
脳震盪を起こしてしまったときには、
どのような対処が望ましいのでしょうか。

脳震盪を起こしたワンちゃんを
目の前にして、飼い主さんの気が
動転してしまうのも無理はありません。

しかし、正しい対処をするためには
まずは冷静になって行動に移しましょう

それでは、脳震盪を起こした直後の
応急処置をご紹介します。

脳震盪により、
意識を失ってしまった場合は
まず始めに呼吸の確認をとりましょう。

呼吸の確認の際の注意点として、
胸を触らないこと
鼻の前に手を当てないことです。

胸を圧迫したり呼吸を妨げてしまうと、
症状が悪化する可能性もあります。
絶対に体には触らないようにしましょう。

なるべく胸の動きなどで
呼吸をしているか確かめて下さい。

もし、呼吸をしていなかったら
いよいよ応急処置が必要になりす。

呼吸をしていないときに、
考えられる要因は2つあります。

  • 気道が塞がっている
  • 自分で呼吸が出来なくなっている

そんな時の対処として、
ここからは手順を追って
応急処置をご紹介します。

意識がないときの応急処置


1:まずは気道を確保

  ワンちゃんの口を開けて、
  舌を引っ張り出しましょう

大抵は、意識を失うことによって、
舌が気道を塞いでしまうのです。
舌を引っ張り出し、これで呼吸が出来れば
応急処置は成功です。

しかし、もし
自分で呼吸が出来なくなっている場合は
続けて応急処置が必要です。

2:ワンちゃんを横向きに寝かせる

3:口を完全に手で密封し、
  鼻の穴から強く息を吹き込む
 (1回3秒)

4:約1分間、自力で呼吸出来るか観察

5:呼吸が戻らなかったら、
  同じようにもう一度人口呼吸をする


注意点として、あまりの強さで

息を吹き込むのは危険です。
吹き込んだときに、
抵抗を感じたら止めましょう。

ここまでを、落ち着いて的確に、
そして諦めずに蘇生を試みて下さい。

病院に向かうときにも、
ワンちゃんに刺激を与えないよう、
車で向かう場合は
安全運転で行きましょう。

応急処置は、時に命を救うことに
直結するでしょう。

心肺蘇生により、ワンちゃんが
一命を取り留めたときの様子が
YouTubeにUPされていました。
奇跡は起きるものですね。

何かあったときのために、
ワンちゃんのための応急処置も
頭に入れておくと、
とっさの判断にも役立つかもしれません。

痙攣、嘔吐、よだれなどの症状が!脳震盪の可能性はある?

脳震盪を起こしたときの症状として、
痙攣嘔吐などは
とても危険な状態です。

しかし、例えば肝心な事故現場を
見ていなかった場合に、
それらの症状が脳震盪だとは
判断出来ませんよね。

脳震盪だけに限らず、
痙攣、嘔吐、よだれなどは
危険信号の表れと思って良いでしょう。

それでは、これらの症状によって
考えられる病気をご紹介します。

☑てんかん

中には先天的な問題もありますが、
脳の損傷、脳腫瘍などによって
脳波の異常が原因の病気です。

痙攣が始まると、泡を吹き
意識を失うこともあります。

しかし、発作が治まると
ケロッとした様子で普通に戻ります。

熱中症

ワンちゃんは体温調節
とても苦手な生き物です。

放熱が間に合わないことにより、
体温が異常に上がってしまうのが
この熱中症です。

これからの季節は特に要注意ですね。

酷い熱中症では、多量のよだれ
嘔吐痙攣、下痢などを引き起こします。

すぐに、涼しい場所へ移動して、
冷たいタオルで冷やしたり、
たっぷりと水分補給をさせましょう。

ジステンパー

犬ジステンパーウイルスという、
致死率の高い感染症です。

はじめは、風邪のような症状で
軽い発熱や食欲不振を訴えます。

しかし、進行するにつれて
下痢嘔吐、発作などが引き起こされ、
危険な状態にまでなってしまうでしょう。

この感染症は予防接種が必須です。
しっかり予防しましょうね。

チョコレート中毒

ワンちゃんが食べてはいけない食べ物で
代表的なものはチョコレートですね。

中に含まれるテオブロミンという成分が
原因で中毒症を引き起こします。

嘔吐下痢、血尿、発作、腹痛など
症状は様々です。
多量に摂取した場合は、
昏睡状態に陥り、
死に到る危険もあります

その他の中毒症として、鉛中毒
有機リン系殺虫剤中毒などもあります。
古いペンキ、床材やバッテリー。
また、殺虫成分に含まれる
トリクロロフォンなどの誤飲には
注意が必要です。

痙攣や嘔吐と言った症状は、
必ずしも脳震盪ではありませんが、
脳震盪は確かにこのような症状が
起きやすい原因の1つです。

しかし、他にも原因
隠れているかもしれません・・・!

このような症状が出たときには、
すぐにでも病院へ駆け込むべきでしょう。

まとめ

脳震盪を起こした場合に、
その後の対処がいかに大切か
分かりましたね。

強い衝撃を受けてしまった場合は、
例え症状がなくても病院に行きましょう

脳震盪は数時間後も油断は出来ません
飼い主さんは、落ち着いて
正しい行動をとってあげましょう。

あっさり回復してしまう子、
後遺症が残ってしまう子など、
脳震盪後の経過は様々です。

こればかりは事故・・・。
自分を責めるだけの後悔や不安は
ワンちゃんにも伝わってしまいます。

どんな形でも、ワンちゃんが
無事であることを祈りたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました