好奇心旺盛だったり
食への執着心が強い犬ほど、
誤飲による事故が多いようです。
実際に誤飲を目の当たりにして
冷や汗体験をしたという飼い主さんも
多いのではないでしょうか?
散歩中にパクッとされたり…
誤飲する時って本当に一瞬ですよね。
そして、誤飲による事故は
時に中毒症や腸閉塞など
命に関わるほど危険な状態に
陥ることもあるので注意が必要です!
わんちゃんと暮らしている限り、
誤飲を防ぐための対策も必須ですね。
さて、それでは今回は
誤飲の症状や対処法について
徹底解説していきましょう。
犬が誤飲した!症状がでるまでの時間はどれくらい?
症状や症状が発症する時間については、
誤飲したものやその後の経過によって
異なります。
ものの数分後に吐き気などの
症状を示すこともあれば、
数日経過した頃に
症状が発症することもあります。
誤飲した後の状況によって異なるので、
症状がでるまでの時間は
予測が難しいでしょう。
なので、誤飲に気付いた時は
症状を待たずに
病院へ駆け込むのが一番安心ですね。
実際に、何日も経過して
忘れた頃に症状がでるケースもあるので、
どんなものであっても
誤飲した後は油断禁物です。
食べ物は通常
喉→食道→胃→小腸→大腸→肛門
の順に移動していきます。
そして、症状がでるときは、
喉、食道、胃に詰まったり、
誤飲したものが腸まで到達してしまうと
腸閉塞を引き起こしてしまいます。
さて、
症状がでるまでにかかる時間については、
誤飲したものが身体のどこに
詰まってしまうのかでも変化します。
食道に詰まった場合
例えば、
食道に詰まってしまった場合
誤飲した後に数分~数十分ほどで
異変を示すことが多いでしょう。
もちろん、喉に詰まってしまったら
気道を塞いでしまうので
すぐに苦しそうな症状を示したり、
意識が朦朧としてくるので
迅速に対応しましょう。
胃に詰まった場合
誤飲したものが邪魔をして
胃の出口を詰まらせ、
食べ物の流れを悪くしてしまうと
誤飲後の2、3時間後に
嘔吐などの症状を示すことが多いでしょう。
しかし、誤飲したものによっては、
そのまま胃に留まってしまう場合も
あります。
他の食べ物はきちんと消化され
そのまま腸に流れていくうえ、
誤飲物が胃の中で
粘膜を傷つけるなどの悪さをせず、
ただ留まっているだけであれば
症状が見られないこともあるそうです。
とは言え、
胃の中にずっと異物があることを
安易に放置してはいけません。
それこそ、忘れた頃に
症状がでることもあるので
注意しましょう。
また、飼い主さんが胃の中のものを
取り出すことは出来ないので、
不安な場合は、
かかりつけの獣医さんに
相談しましょう。
腸に詰まった場合
胃を通過した後に
腸で詰まってしまう場合には、
腸閉塞を引き起こしてしまいます。
腸閉塞になるとしたら
早くても2~3時間、
ある程度腸を流れていって詰まる場合で
5~6時間程度です。
しかし、
腸閉塞は少しずつ症状がでてくるので、
急激に症状が悪化するものでは
ありません。
むしろ、誤飲した後でも
しばらくはいつもと変わらない様子で
ご飯も食べるかもしれませんが、
徐々に排泄ができなくなるため、
嘔吐などの分かりやすい症状は
誤飲後1~2日ほど経過してから
発症することが多いでしょう。
誤飲してしまった場合、
嘔吐や便で完全に排出したことを
確認できるまでは
安心できないということですね。
犬が誤飲した時の症状とは?
誤飲はほんの一瞬の出来事で、
現場を見ていなかったり
何を飲み込んでしまったのか
分からない時もあるでしょう。
誤飲をしたという確信が持てない時でも、
わんちゃんの体調や変化を
よく観察することが大切です。
続いては、犬が誤飲してしまった時の
症状をいくつかご紹介しましょう。
1.嘔吐する
誤飲をした時に、
最も分かりやすい症状の1つは嘔吐です。
「グェッグェッ」と
苦しそうに腰を曲げて
何かを吐き出そうとする仕草を
見せるかもしれせん。
しかし、吐き出そうとしても
液体を何度も嘔吐する場合には
誤飲したものが
胃に到達してしまった可能性があります。
胃に不快感を覚えたり、
胃の粘膜が傷つき荒れてしまうと
嘔吐などを引き起こすのでしょう。
また、
胃の出口で詰まったり、腸に到達して
腸閉塞を引き起こした場合には、
食欲は低下し、激しい嘔吐や腹痛など
症状は悪化していく一方なので、
何度も嘔吐を繰り返す場合は
すぐに病院へ行きましょう。
2.咳やくしゃみ
誤飲をしてしまった場合、
症状として
咳やくしゃみをすることもあります。
咳き込んでいる、
くしゃみをしているなど
ちょっとした異変を
見逃してしまわないよう
注意しましょう。
もし、誤飲したものが
食道で詰まってしまった場合には
気管が圧迫されるので
呼吸に影響が出て
とても苦しい状態でしょう。
少しでも気道は確保されつつも、
頻繁に咳き込んだり、えずいたり、
吐き出したそうな様子を見せたり、
呼吸が荒かったりする場合は
呼吸困難に陥る可能性もあるので
要注意です!
また、
喉の奥から「グゥグゥ」と
聞き慣れない音がする時は、
食道閉塞が疑われます。
前肢で喉を掻こうとする仕草が見られると
窒息症状も考えられるので、
わんちゃんの仕草からも
苦しそうなサインを
見逃さないようにしましょう。
そして、落ち着いて
早急に対処する必要があります。
呼吸が確保されているうちに
急いで病院へ行きましょう。
3.食欲低下・下痢・中毒症状など
嘔吐などの症状と同様に、
食欲低下や下痢なども
発症しやすい症状です。
また、血便などが見られた場合には
竹串や画びょうなど
尖った危険なものを
誤飲した可能性もあり、
腸内を傷付けている恐れがあります。
軽度な食欲不振や下痢は
見逃しやすい症状ですが、
これらの症状が見られたら
早いうちに対処しましょう。
症状は誤飲したものや経過によっては
無症状の場合もありますが、
時には窒息症状を招いたり
毒性のものを誤飲してしまうと
呼吸困難、痙攣、意識低下など
激しい中毒症状を
見せることもあるでしょう。
例えば、
アルカリ性の電池類は大変危険です。
特に飲み込んでしまいやすい
ボタン電池などは
乳幼児に対しての注意喚起も
よく見かけますよね。
アルカリ成分は
体内の組織を壊す作用があり、
深部組織にまで浸透するため
とても危険な成分なのです。
口腔内粘膜や食道への刺激、
口腔内潰瘍や火傷などがみられ、
痛みで鳴き、腹痛やショック症状などが
報告されています。
最悪の場合死に至るケースもあるので、
どんな異物であれ
誤飲を軽視してはいけません。
電池類の誤飲が疑われる時は
速やかに病院で検査しましょう。
犬が誤飲したアイテム別に対処法を徹底解説
続いては、犬が誤飲したアイテム別の
対処法を解説していきましょう。
飼い主さんが慌てず、
適切な対処ができるように
参考にしていただければと思います。
1.ビニール
ビニールの誤飲に気付いたら
ビニールの残骸を確認して
どのくらいの量を誤飲してしまったのか
把握しておきましょう。
ビニールは消化されません。
運が良ければ
そのまま排泄されるか
吐き出すことがほとんどのようです。
しかし、
胃の中で広がってしまうと
便として排出するのも難しくなります。
数日経っても、嘔吐されず
排泄物と一緒に出てこない場合は、
必ず病院を受診しましょう。
そして、速やかに診察できるように
いつ頃誤飲したのか、
どのくらい誤飲したのか、
わんちゃんの様子などを
適切に伝えられるようにしておきましょう。
2.人間の薬
人間の薬は
種類や摂取量によっては
中毒症状を引き起こします。
人間の薬の誤飲に気付いたら、
速やかに病院へ連絡しましょう。
そして、
どんな薬をどれだけ飲んでしまったのか、
薬品名や剤型、成分の含有量など
なるべくに明確に伝えた上で
獣医さんの指示を仰ぎましょう。
状況に合わせて
催吐処置や解毒剤の投与などが
行われます。
少し話が変わりますが、時々
「正露丸って犬に効くの?」と
疑問を持つ方もいるようですね。
人間の胃腸薬としても
定番の薬ですが、
犬に与えるのは絶対にやめましょう!
良かれと思って
与えてしまう事例もあるようですが、
犬にとって、正露丸に含まれる
フェノール類の成分は代謝できません。
また、飲み込んでしまうと
胃壁を荒らし消化器に強いダメージを
与えてしまうでしょう。
正露丸は身近な市販薬で、
常備しているご家庭も多いと思います。
しかし、
犬が誤って大量に摂取してしまうと
中毒症を引き起こす危険性もあるので、
薬類の保管には十分注意しましょう。
3.布
布類の誤飲に気付いたら、
飲み込んだ可能性のある
布の素材や大きさを
確認しましょう。
布類を引きちぎって
ある程度の大きさの布を
飲み込んでしまった場合は、
速やかに受診しましょう。
放置してしまうと、
腸閉塞を引き起こす可能性もあります。
極少量を飲み込んでしまったが
特に症状が見られない場合は
便と一緒に排泄されることもあるでしょう。
しかし、念のため病院に連絡をして
指示に従い様子を見ましょう。
4.ボタン
ボタンの大きさは様々ですが、
大きめのボタンや
引っかかりやすいものは、
腸で詰まってしまう可能性もあり
心配です。
数日経った頃に、便と一緒に
排泄されることもありますが、
腸に詰まってしまうと危険です。
時には、開腹手術を
必要とするかもしれません。
ボタンの誤飲に気付いたら
病院に連絡をして
誤飲した時間、ボタンの大きさや
形状を伝えて指示を仰ぎましょう。
誤飲後すぐであれば
催吐処置などで対処するでしょう。
5.塩
塩の摂取量によっては、
食塩中毒を引き起こします。
症状としては下痢や嘔吐、
水を大量に飲むなど。
そして、最悪の場合
腎臓や心臓に負担をかけ、
心不全にもつながります。
塩をたくさん舐めてしまった時は
まず病院に連絡して、
摂取量や犬の様子を伝えた上で
指示に従いましょう。
例として、
体重1kgあたり2~3gほどで
食塩中毒になる恐れがあり、
致死量は4gほどと言われています。
ただし、症状がでる摂取量には
個体差がありますので、
少ない量だからと安心しないように…!
誤飲をした後の応急処置として
塩を飲ませて吐かせる方法も
あるそうですが、
素人の判断で塩で吐かせる処置は
難しく危険なので控えましょう。
塩の与えすぎで中毒症状を
引き起こしてしまったら大変です。
6.さつまいも
さつまいもは食物繊維が豊富で
便通を良くしたい時にも役立ちます。
犬も大好きな食べ物ですね。
しかし、見ていない所で
大量に飲み込んでしまった場合
喉に詰まる危険性もあり、
また消化不良も起こしやすいです。
どのくらいの量を
食べられてしまったのかにも
よりますが、
経過が心配な時は、
食べられてしまった時の状況や量、
現在の犬の様子を伝えた上で
獣医さんに相談しましょう。
誤飲した時の対処法の中には
さつまいもを食べさせると
便の量が増えて
異物を出しやすくなるとの
意見もあります。
7.キシリトールガム
ガムそのものは消化が出来ず、
便と混ざって排出されることもあれば、
消化不良で下痢や嘔吐を
引き起こす可能性もあります。
そして、ガムの中でも
キシリトールガムは
犬にとって毒性が高く危険です。
犬がキシリトールを食べると
急激にインスリンを放出することで
深刻な低血糖を招いてしまうため、
嘔吐、下痢、発作、昏睡から肝不全など
重い中毒症状を引き起こします。
10分~30分と
早い段階で中毒症状が発症し、
1時間以内に発作や昏睡に陥るため
早急に対応をしていきましょう。
キシリトールガムの誤飲に気づいたら
速やかに病院をへ連絡し受診しましょう。
その場で吐かせるよう
指示があるかもしれません。
その時は冷静に対応してあげましょう。
毒性のものを誤飲した時は
早めに処置にあたることが大切です。
8.チョコレート
チョコレートに含まれる
テオブロミンと呼ばれる成分は
犬にとって毒性が高いものです。
中毒症状として
下痢や嘔吐、尿失禁、痙攣、震え、
昏睡状態などに陥り、
症状が重いと24時間以内に
死に至るケースもあります。
極少量であればテオブロミンは
自然に排出されることもあるようですが、
チョコの誤飲を発見したら
すぐに病院を受診しましょう。
そして、
どのようなチョコレートを
どのくらいの量食べてしまったのかを
明確に伝えた上で
対応してもらいましょう。
経過観察をすることもありますが、
主に、催吐処置や胃洗浄、
血液検査や点滴などで
症状に合わせて治療していきます。
中には、少しのチョコレートで
騒ぎすぎだという意見もありますし、
実際、チョコを食べても無症状で
ケロっとしていることがあります。
しかし、安全とは言い切れません。
チョコの摂取量がたとえ少量でも
いつ容態が変わるか分かりません。
必ず病院で検査をしましょう。
9.日本酒・アルコール
犬はアルコールを分解する酵素を
持っていませんので、
アルコールを摂取してしまうと
長い間体内を循環して
体に悪影響を及ぼします。
少し舐めたくらいの少量でも、
個体によっては中毒症状を
引き起こす可能性もあるので
注意しましょう。
症状は呼吸困難や昏睡状態など、
最悪の場合死に至るでしょう。
たとえ少量でも
犬にアルコールは大変危険です。
すぐに症状が出ない場合でも、
アルコールを摂取してしまった時は
すぐに病院へ連絡をして
指示を仰ぎましょう。
10.綿・綿棒
綿や綿棒は、少量であれば
嘔吐か数日後に便と一緒に
排出される可能性もあるでしょう。
少量の時は
数日は便をよくチェックして
排出されているかを調べましょう。
無理に吐かせるほどの物では
ありませんが、
誤飲した大きさや量によっては
腸で詰まってしまう場合もあります。
食べてすぐであれば、
病院で催吐処置も可能なので
病院へ連絡して
いつ、どのくらいの量を
誤飲したのかを伝えた上で
対応してもらいましょう。
11.ゴム・輪ゴム
輪ゴムやヘアゴムなどを
誤飲する事例もよく見受けられます。
もちろん、胃では消化されません。
輪ゴムくらいの長さであれば、
そのまま便と一緒に
出てくる可能性もあります。
小さなゴムであれば
様子を見ても良いと思いますが、
心配な場合は獣医さんに
相談しましょう。
胃液を嘔吐するなど
症状が見られる時は
早急に対応しましょう。
12.ピル
低用量ピルであれば、
命に関わるほどの危険な成分は
入っていないようですが、
人間用の薬なので
自己判断は避けましょう。
誤飲に気付いたら
念のためすぐ病院に連絡をして
指示を仰ぎましょう。
薬の種類といつ誤飲したのか、
何錠誤飲してしまったのかを
伝えて下さい。
誤飲直後であれば
催吐処置などで対処するかもしれません。
13.ヘアピン
ヘアピンを誤飲してしまった時、
無理に取ろうとしたり
吐かせようとすると
胃や食道の粘膜を傷つけるので危険です。
誤飲した可能性が高い場合は
すぐに受診しましょう。
経過を見て体調に異変がない場合は
便と一緒に排出されることもありますが、
腸を傷つけるリスクが高い場合は
開腹手術で摘出することもあります。
14.ゴキブリ駆除剤・フィプロニル
市販ではゴキブリ駆除剤として
フィプロニルを含有しているものも
ありますよね。
代表的なものでコンバットなどです。
通常は人間、犬、猫の誤飲に対して
急性中毒症を引き起こすことは
考えにくいそうですが、
早急に吐き出させることが優先です。
誤飲に気付いたら
すぐに病院に連絡をして
指示を仰ぎましょう。
フィプロニルが含まれる
ゴキブリ駆除剤であることを
伝えて下さい。
プラスチックの破片などで
内臓を傷つける恐れもあるので、
必ず受診して下さい。
15.スポンジ
柔らかいスポンジなどは
家庭で吐かせることは出来ません。
スポンジの誤飲に気付いたら
すぐに病院を受診しましょう。
そして、誤飲した時間や量、
現在の体調を適切に伝えた上で
対処してもらましょう。
すぐに取り出す必要がないと
判断した場合は、
食物繊維豊富なお芋などを食事に加えて、
便と一緒に出てくるように促します。
便や嘔吐などで
完全に排出されるまでは、
経過をしっかり見守りましょう。
16.ティッシュ
多くの犬が遊びの延長線上で
誤飲しやすいティッシュですが、
少量であれば
便と一緒に出てくることがほとんどです。
しかし、
ティッシュは消化されませんので
大量に誤飲してしまった場合
そのままの形で
腸に詰まってしまう恐れもあります。
特に小型犬であるほど要注意です。
もしティッシュを大量に
誤飲してしまった場合は、
症状を待たずに病院へ行きましょう。
17.金属
金属類の誤飲として、
例えば画鋲、くぎ、針、
ピアスなどの事例が
多く挙げられています。
金属の誤飲に気付いたら、
すぐに病院を受診しましょう。
特に鋭く尖ったものは
胃や腸を移動する時に
胃壁や腸壁に刺さったり
傷付ける恐れがあります。
また、自己判断で吐かせると
食道などを
傷付ける可能性もあり危険なので
必ず獣医さんに相談しましょう。
誤飲物が小さく、腸内を傷付けたり
詰まったりするリスクが低い場合は
経過を見守るでしょう。
状況次第では摘出手術が必要です。
18.紙・厚紙
紙類の誤飲は、
少量であれば便と一緒に
排泄される可能性があります。
しかし、一度にたくさん、
また、日常的に紙類の誤飲をしていると
腸で詰まる危険性があります。
誤飲した量を把握した上で、
獣医さんに相談しましょう。
19.エージレス・乾燥剤・防腐剤
乾燥剤には主にシリカゲルや
生石灰、塩化カルシウムが
使われています。
シリカゲルはごく少量であれば
ほとんど毒性はないので、
水を飲ませて様子を見ることも可能です。
とは言え、
大量に摂取した場合や、
時には口内や食道に炎症などを
引き起こす可能性もあるので、
念のため病院へ連絡して相談しましょう。
また、エージレスの主な主成分は
鉄粉、ビタミンC、無機塩類、色素
からなっていて毒性は低いようですが、
小袋ごと誤飲してしまった場合は
病院に連絡して指示を仰ぎましょう。
生石灰、塩化カルシウムは
強アルカリ性の成分からできています。
口にするのも目に付着するのも
大変危険です。
強い痛みを伴い火傷などの症状を
引き起こしてしまうでしょう。
決して自己判断で吐かせたりせず、
吐かない程度に水を飲ませて
早急に病院を受診しましょう。
誤飲直後であれば
口内をよく洗浄して牛乳を飲ませると
胃粘膜の保護に役立つでしょう。
危険度は成分によって異なりますので、
誤飲に気付いたら
すぐに病院へ連絡をして
乾燥剤などの成分を
伝えるようにしましょう。
20.ペットボトルの破片
プラスチック類の破片などを
誤飲する事例も多いでしょう。
小さな破片であれば、
便と一緒に排泄される場合が
ほとんどです。
しかし、鋭利な部分があると
喉や食道、胃や腸を
傷つけてしまう恐れもあります。
誤飲した後に、咳き込みや嘔吐など
体調に異変があった場合は
病院を受診しましょう。
21.タバコ
タバコの誤飲は
散歩中に多く報告されています。
ニコチンによって
中毒症状を引き起こす可能性もあり、
症状はすぐに発症します。
興奮、下痢、嘔吐、呼吸が浅くなる、
震えや昏睡など、
最悪死に至るケースもあります。
また、水を飲ませてしまうと
ニコチンが溶け出して
逆にニコチンの吸収を早めてしまうので、
水は飲ませないようにしましょう。
誤飲に気付いたらすぐに
病院を受診しましょう。
誤飲した本数も伝えて下さい。
誤飲直後であれば催吐処置や、
症状に合わせて処置を行います。
22.粘土
誤飲した量にもよりますが、
少量であれば便と一緒に
出てくることがほとんどです。
ただし、
腸壁などに残る恐れもあるため
誤飲直後であれば催吐処置が
行われることもあるでしょう。
量によっても判断は任されるので、
誤飲に気付いたら病院に連絡をして
誤飲した時間や量を伝えた上で
相談しましょう。
23.石鹸
石鹸や洗剤類は
少し舐めてしまった程度では
問題ないでしょう。
水を飲ませて様子を見ましょう。
しかし、
成分や誤飲した量によっては
下痢や嘔吐、
そして、口の中が爛れるなどの
症状を発症するかもしれません。
症状が出た場合には
すぐに病院を受診しましょう。
24.アルミホイル
アルミ自体毒性はないので、
少量であれば
便と一緒に出てくる場合が
多いでしょう。
嘔吐や元気がないなどの
症状がなければ
しばらく様子を見ましょう。
しかし、
たくさんの量を塊として
誤飲してしまった場合は
腸などで詰まる恐れもあります。
量が定かではない時は
病院に相談しましょう。
25.消しゴム
消しゴムは毒性はないので、
小さな少量の消しゴムであれば
便と一緒に出てくるでしょう。
大抵は噛みちぎって
飲み込むのかもしれませんが、
もし、ある程度の大きさの物を
丸飲みしてしまったり、
特に小型犬の場合は
腸で詰まる可能性もあります。
丸飲みした可能性がある時や、
嘔吐や咳き込むなどの
症状がある時は
病院に連絡して指示を仰ぎましょう。
26.骨
鶏の骨や魚の骨を
誤飲するケースも多く、
大変な思いをすることもあります。
明らかに骨の誤飲があった場合は、
すぐに病院へ連絡をして
指示を仰ぎましょう。
何の骨を
どれだけ誤飲したのかを伝えて、
状況や症状に合わせて
対処していきましょう。
フライドチキンなどの鶏の骨は
縦に裂けるように割れるため、
尖った部分で食道を
傷つける恐れもあります。
魚の小骨などは喉や食道を通過して
胃までたどり着けば消化されます。
しかし、魚の残骸などを
丸ごと誤飲された場合
喉や食道、胃に刺さる
危険性もあります。
短い咳、吐き出そうとする、
喉を掻きむしる、痛みで鳴くなどの
症状が見られた時は
喉や食道に刺さっている可能性もあるので
早急に受診して下さい。
27.アイスの棒
アイスの棒は
平板状のものが多いですが、
誤飲に気付いたら
すぐに病院に連絡をして受診しましょう。
丸飲みした場合は
腸で詰まる可能性もありますし、
運が良ければそのまま通過して
便と一緒に出てくることもあります。
放置すると
症状を発症する場合もありますので、
状態を確認してもらい
獣医さんの指示に従いましょう。
誤飲してすぐであれば
内視鏡で取り除くことも可能です。
28.木
木製のおもちゃや木の枝、
家具や割り箸などをかじって
誤飲するケースも多く見受けられます。
時に、鋭利な部分があると
食道を傷つける恐れもあります。
嘔吐や咳き込むなど異変がある場合は
すぐに病院を受診しましょう。
誤飲した木の材質や大きさや状態を
獣医師に伝えた上で
処置が必要かどうかを
判断してもらいましょう。
便と一緒に出てくるまで
経過観察を行うか、
経過次第では摘出する処置を
必要とするかもしれません。
29.爪楊枝
爪楊枝をバキバキに噛み砕いて
誤飲した場合には、
便と一緒に出てくることが
期待できます。
丸飲みされた場合は
内臓を傷つける可能性もあり、
絶対に大丈夫とも言い切れません。
念のため病院へ連絡をして
指示を仰ぎましょう。
ほとんどの場合は
便と一緒に出てくることが
多いようですが、
確実に爪楊枝を
丸飲みしてしまった時は
誤飲してすぐであれば
内視鏡で取り除くことも可能です。
また、
しばらく経過観察することを
勧められることもあるでしょう。
30.石
砂利程度の小さな石であれば
便と一緒に排出されるかもしれません。
しかし、
ある程度の大きさの石だと
腸で詰まる可能性もあり危険です。
特に小型犬は小さな石だとしても
詰まる可能性があります。
明らかに砂利ではなく
小石などを誤飲したようであれば、
すぐに病院で受診しましょう。
石はレントゲンに必ず写ります。
獣医師の判断によって、
内視鏡か開腹手術を
必要とするかもしれません。
31.リップクリーム
リップクリーム自体には
それほど害はないですが、
下痢や嘔吐などの症状は
見られるかもしれません。
基本は様子を見て大丈夫ですが、
症状が酷い場合は
リップクリームの成分や
食べた量を伝えた上で、
獣医師に相談しましょう。
容器ごと誤飲されてしまった場合は、
すぐに病院へ連絡しましょう。
32.ラップ
うまく腸を通過してくれれば
便と一緒に排出されますが、
誤飲したラップの大きさによっては
腸に詰まる危険性もあるため
誤飲に気付いたら病院へ連絡しましょう。
腸に詰まってからでは大変なので、
早い段階で処置をしてもらいましょう。
経過観察を勧められる場合もあれば、
時には内視鏡で取り除くこともあります。
33.靴下
靴下の大きさや犬の大きさによっては、
腸に詰まる危険性があります。
やはり、小型犬ほど
腸に詰まるリスクは高いでしょう。
運が良ければ嘔吐や排便と共に
出てくる場合もありますが、
靴下の誤飲は、
すぐに病院へ連絡して
指示を仰ぎましょう。
実際に、靴下の誤飲で
開腹手術を必要とする事例もあるので
油断はできません。
犬の誤飲を放置すると腸閉塞になる可能性も?
これまでお話してきたように、
誤飲した物の大きさ、量、状態、経過、
また、小型犬であるほど
異物の大きさによっては
腸閉塞を起こしやすいので注意が必要です。
特に異物を丸呑みされた時は
腸閉塞のリスクは高まります。
胃に停留している場合は
無症状のこともありますが、
犬は食道よりも腸が狭く
異物が詰まりやすくなっています。
なので、誤飲したあと
特に症状もなく元気過ごしているから
もう解決したんだ
とは決して思わないで下さい。
食べ物以外の異物は
消化されることはありません。
長い間胃に停留していたものが
何かのタイミングで動き出して
腸に詰まり腸閉塞を
引き起こす事例もあります。
誤飲から6ヶ月後や1年後なのか…
忘れた頃に腸閉塞による症状を
発症するケースもあります。
そのため、
誤飲を放置することは
腸閉塞のリスクを伴うので、
何らかの形で異物が排出されるまでは
安心できません。
腸閉塞は、軽度の症状で
- 嘔吐
- 便秘や下痢
- 元気消失
- 食欲低下
- 体重低下
などの異変が現れます。
重度になると
- 水をよく飲む
- 激しい嘔吐
- 呼吸が浅く細かくなる
- 激しい腹痛
など、症状は重くなります。
仕草としては
腹痛を我慢するような
背中を丸めたポーズをします。
更に、腸の血行が悪くなることで
壊死を起こしてしまいます。
時にはショック症状で
命に関わることもあるので、
腸閉塞だけは避けたいものです。
誤飲したあと、
異物の排出が見られない場合は
病院で検査することをおすすめします。
誤飲に気付けないことも
あるのかもしれませんが、
もし、何となく元気がないなど
少しでも異変を感じたら
すぐに病院を受診しましょう。
犬が誤飲した場合の対処法は?
基本は
誤飲に気付いたらすぐに病院へ連絡し、
状況を説明して指示を貰いましょう。
誤飲した量や状態によっても
判断は異なるので、
なるべく誤飲された時の状況を
明確に伝えられると
対応しやすいでしょう。
そして、誤飲した物や状態に応じて
適切な処置をしてくれるはずです。
経過観察で問題ないと言われれば
それだけでも安心できますよね。
毒性のあるものは
早急に対応してもらいましょう。
自宅で対処する場合は?
自宅でできることとして、
状況や誤飲した物にもよりますが
- 吐かせる
- 気道確保
などがあります。
気道確保が必要な場合
異物が喉に詰まってしまった場合は
気道確保を優先しましょう。
柔らかい物が詰まった時は
舌を引き出し気道を確保し、
ピンセットなどで取り出しましょう。
硬くて取り出しずらい物は、
小型犬の場合持ち上げて頭を下にして
背中辺り(肩甲骨の間)を
強めに叩くことを
数回繰り返しましょう。
大型犬は横に寝かせて
肋骨の一番下に手を添えて
喉の方に向かって
素早く押して上げる方法があります。
とにかく、苦しそうな時は
気道確保が最優先なので
最終手段として
逆に胃に押し込んでしまった方が
良い場合もあります。
その時は細い棒などを
口から入れて対応しましょう。
気道が確保されていて
呼吸が出来ている場合には
早急に病院へ駆け込みましょう。
犬が誤飲した場合の応急処置!オキシドールで吐かせる?
吐かせる際の応急処置として、
オキシドールを使用する方法が
あります。
しかし、
薬品を飲ませることになるので
念のため病院に連絡をして
オキシドールの投与量などを
確認しながら指示を仰ぎましょう。
注意点として、3%溶液の
オキシドールを使用しましょう。
市販されているものは
だいたい3%溶液ですが
念のため確認してから使用して下さい。
そして、
犬の体重1kgあたりに対して
1~2mlをスポイトやシリンジを使用して
飲ませるようにします。
5kgの犬であれば5mlです。
自発的には飲んでくれませんので、
上を向かせると
飲み込んでくれやすいでしょう。
すぐ吐く場合もあれば
10分~15分経ってから
よだれが出始めて
吐くような仕草をすることもあります。
異物が無事に出てきても、
オキシドールを飲んでいるので
多少胃は荒れています。
水分補給をさせつつ、
必ず病院を受診しましょう。
吐いても異物が出てこない時は、
またオキシドールを飲ませて、
2、3回繰り返しても
異物を吐き出さない時は
急いで病院へ行きましょう。
吐かせた方が良いケースとしては、
キシリトールや大量のタバコなどを
飲み込んだ時です。
毒性の強いものは
体に吸収される前に処置したいので
吐かせる判断をとっても良いでしょう。
しかし、
先の鋭く尖った鋭利なものや、
刺激の強い化学薬品や薬剤、
人間の薬などは
吐かせると胃や食道を
傷つける可能性もあるので
自宅で処置することは出来ません。
強制的に吐かせるべきなのかは
獣医師の判断に委ねた方が安心ですね。
また、意識が朦朧としていたり
一刻争うような状態の時は
至急病院へ行って
正しい処置にあたって下さい。
犬の誤飲から吐かせる時間は何時間以内?
吐かせる処置は
誤飲から1時間以内が効果的です。
それ以上時間が経ってしまうと、
異物は胃を通過してしまうため
吐かせることは出来ません。
動物病院で対処する場合は?
動物病院で処置する場合には
- 吐かせる
- 内視鏡検査
- レントゲン
- 開腹手術
などがあります。
それでは、
それぞれの処置にかかる費用を
解説していきましょう。
病院によって
料金の設定は自由なので
参考程度にご覧下さい。
犬の誤飲で吐かせる!費用はどれくらい?
病院で吐かせる処置としては、
飲み薬や注射薬などを使用します。
地域や病院によって
費用にも幅がありますが、
7000円~20000円前後を
想定しておきましょう。
犬の誤飲で内視鏡検査する!費用はどれくらい?
内視鏡検査をした上で
異物が除去できた場合には、
およそ
30000円~50000円程度が
一般的な費用です。
大型犬の場合は
10000円~20000円程度
上乗せされます。
犬の誤飲でレントゲンをとる!費用はどれくらい?
レントゲンは1枚ごとに
費用がかかりますので、
例えば腹部を撮影したい場合
左右1枚ずつ、仰向け1枚の計3枚の
撮影が必要になるかもしれません。
小型犬~中型犬の場合
1枚につき1000円~3000円、
大型犬の場合
1枚につき2000円~5000円が
平均的な費用になります。
レントゲンで
確認する必要がある場合に
かかる平均金額として、
1回のレントゲン検査で
小型犬~中型犬は
5000円~10000円で、
大型犬は
8000円~15000円程度です。
誤飲したことが曖昧な場合や、
異物の状況を確認する際には
レントゲンで対応することがあります。
犬の誤飲で開腹手術!費用はどれくらい?
誤飲した物や状態によっては
開腹手術を必要とするケースもあります。
開腹手術は大がかりな処置なので、
手術費用だけでも平均的な金額は
70000円~150000円です。
犬の誤飲で治療費は総額どれくらいかかるの?
誤飲による治療費の総額は
処置の内容にもよりますが、
平均治療費45000円、
最高治療費200000円ほどが
相場となります。
レントゲンと催吐処置で無事に済めば、
診察料込みで総額20000円前後が
平均的です。
内視鏡手術の場合には
内訳に血液検査や全身麻酔、
注射、処置代なども加算されます。
手術をする際には、事前準備や
様々な医療器機を必要としますので、
内視鏡手術で全体の医療費として
80000円前後かかることも
あるでしょう。
誤飲した後の状態によって
開腹手術が必要になると、
術後は少なくとも4、5日の
入院・点滴で経過を
見守ることになるでしょう。
開腹手術は
内視鏡手術と比べると負担が大きく
入院も長くなることが予想されるので、
入院費用や薬代など諸々の費用を含めると
異物誤飲による医療費総額は
100000円~
200000円以上かかるのが
一般的と言えるでしょう。
術後の経過によっては
入院が長引いたりすることで
300000円ほどかかることもあります。
犬の誤飲はペット保険は適応される?
異物誤飲も
保険の対象となっていることが
ほとんどのようです。
犬や猫は、誤飲に関する事故件数も
多く挙がっていることから、
ほとんどの保険会社では
異物誤飲も保障の対象にしていますね。
特に好奇心旺盛な1歳未満の子に
誤飲は多く見受けられるようなので、
ペットを迎えたその日から
保険に加入するのもおすすめです。
加入する前には
保障対象の病気やケガ、
保障範囲外の例などを
きちんと確認しましょう。
動物病院での治療費は
全て自己負担とりますので、
ペットの病院代は経済的にも
不安は絶えませんよね…
しかし、ペット保険に加入すれば
いざとなった時に
自己負担額をグッと下げてくれて、
治療に専念しやすい環境になるでしょう。
犬の誤飲を防止する方法は?
誤飲を予防するために一番大切なことは、
危険なものを犬の届く所に
置かないよう心掛けることです。
食べられてはいけないもの、
狙われやすいものはその辺に放置せず
とにかくしまう癖をつけましょう。
とは言え、誤飲防止を意識していても
ちょっと油断した隙に
異物を咥えてたりするものですよね…
なので、
誤飲の予防を更に強化するために
誤飲防止グッズやしつけについても
解説していきましょう。
飲み込みそうなものに嫌な匂いをつける
誤飲されそうなものには、
嫌な匂いをつけたり
嫌いな味をつけたりして
対策を施すのも1つの手です。
しつけグッズとして
かじり防止スプレーなどは
市販でも手に入るものなので、
試してみる価値はあるでしょう。
嫌な匂いがしたり、
かじった時に苦味を感じることで
そのものに対して嫌なイメージを
刷り込ませる方法です。
しかし、確実ではありませんので
嫌な匂いや味をつけただけでは
安心できません。
効果を発揮するためには
小まめにスプレーする必要もありますし、
そもそも犬によっては
効果がないこともあります。
このようなしつけグッズは
あくまで誤飲予防を
期待する程度のことなので、
危険な物は放置せず片付けるという
基本的なことはしっかり継続しましょう。
しつけする
誤飲を防ぐためにはしつけをして、
根本的に解決すること大切です。
まず基本ですが、
食べてはいけないものを口にした時は
「NO!」「ダメ!」と言うような
短い言葉で叱りましょう。
慌てて口から取り出そうとしたり
追い掛けたりすると、
犬も取られまいと必死にものを守るため、
そのまま
飲み込んでしまうこともあるので
落ち着いて対応しましょう。
しつけとしておすすめの方法は
交換を促すトレーニングです。
例えば、
おもちゃなどを咥えている時に
「離せ」「出せ」
というような指示を出してから、
犬の大好きなおやつを
見せてあげましょう。
おやつを食べるために
咥えているものを口から出すので、
その際に交換を成立させる方法です。
このようなトレーニングを積んでおくと、
「離せ」「出せ」=おやつ・ご褒美
という条件反射に繋がるので、
一言でコントロールがしやすくなります。
また、普段から
「よし!」という合図が出てから
ご飯やご褒美が食べられることを
教えていきましょう。
お散歩中にも誤飲事故は多いので、
お散歩中は飼い主さんに
注意を向けるように促しましょう。
飼い主さんに目を向けたり、
同じ速度で隣に着いて歩いている時は
よく褒めてあげましょう。
もし異物を発見して咥えそうになったら
「ダメ」などの一言で
飼い主さんに注意を向けるようにして、
咥えるのをやめることができたら
しっかり褒めてあげましょう。
そうすることで、
拾い食いをする状況を減らせます。
やがて、落ちているものは無視した方が
得だと理解してくれるでしょう。
以下の動画のようなトレーニングも
効果的ですね^^
是非、家の中や庭など
少しづつ環境を変えて
実践してみましょう。
お散歩の際
リードは伸ばしっぱなしにせず、
短く持つことで誤飲をしそうになっても
対応がしやすいですよ。
しつけは
誤飲されない環境作りをすると共に、
褒めやすい状況に持っていくと
犬にとっても気持ちが良いですし
褒めるしつけの方がよく伸びるでしょう。
飼い主さんの指示を聞くことで
良いこと(おやつ、撫でる、おもちゃなど)が
貰えるんだと認識してくれるようになれば
誤飲も予防できるようになります。
まとめ
大変長くなりましたが、
誤飲の症状、対処法、予防、
医療費について参考になりましまか?
誤飲1つで
命に関わる事態に発展することも
少なくありません。
開腹手術の末に
命拾いをするケースも多く見られます。
長々とお話してきましたが、
まとめとして…
誤飲に気付いたら
基本はすぐに病院へ連絡をして
指示を仰ぎましょう。
自宅で吐かせる処置も可能ですが、
中には吐かせることで
危険を伴う異物もありますので、
一刻を争う状況でない限りは
病院に行く方が無難ですね。
とにかく誤飲に気付いた時は、
飼い主さんが
落ち着いて対応しましょう。
受診する際には、
誤飲した物や状態、
誤飲した時間、症状などを
明確に伝えられる冷静さを保ちましょう。
そして、何よりも
誤飲されない環境作りとしつけで
予防することが大切です。
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