ワンちゃんでも特に子犬だと好奇心旺盛で
何にでも興味深々、やんちゃでいたずら
し放題。
その辺にある物をかじったり、遊んで
いる内に飲み込んでしまったりと
誤飲が多いので心配ですよね。
食べ物でもちょっと油断している間や
しまい忘れで「やられた~」って事
ありますよね!?
そんな食べ物の中でも、常温で保存する
事が多いバナナですが、皮ごと食べて
しまったなんて事ありませんか?
バナナの皮には農薬なども含まれている
と聞いた事があるし、どこかで詰まって
しまったら大変!と心配している方に
今回は「犬がバナナの皮を食べた」と
いう時の気になる点を以下の通り
まとめてみました。
- バナナの皮を食べたけど大丈夫?
- 農薬の影響はないの?
- 腸閉塞の可能性や症状とは?
- どんな症状だと病院へ行くべき?
そんな身近な日常だからの疑問点を
詳しく調べてみたので、いっしょに
確認して行きましょう!
犬がバナナの皮を食べた!これって大丈夫?
犬は食べ物をよく噛まずに丸呑みして
しまう場合がありますよね。
これは犬の習性や歯の機能からによる
ものと関連しているようです。
しかし軟らかい物や消化の良いものなら
いいのですが・・
「バナナの皮を食べた!」となると
慌ててしまいますよね。
バナナの皮は硬く、消化が悪い為
喉や腸に詰まらせる可能性があります。
又農薬が含まれている可能性が高いので
少しでも食べてしまった時は、念の為にも
どうすべきかを病院へ相談しましょう!
そこで気になる「農薬の影響」と「腸閉塞」
の2つについて詳しく調べてみました。
農薬の影響は?
一番気になるバナナの皮の農薬の影響や
害になる物質など調べてみました。
現在売られているバナナのほとんどは
輸入品で、長期の状態保持が必要な為
農薬や殺虫成分などが使われています。
しかし輸入バナナは幾つもの機関で安全
確認されており、皮の残留農薬も害と
される基準値を大きく下まわって定め
られているとの事です。
福岡市の実験では、皮を剥いた果肉部分
から残留農薬は検出されなかったとの
検査報告もあります。
上記の事から「皮は絶対に食べさせない」
食べてしまった場合でも慌てず、状態を
見て獣医師に相談すると良いでしょう。
腸閉塞の可能性は?初期症状はどんな感じ?
次にバナナの皮は硬いので腸閉塞の
可能性もあると前にお話ししました。
「腸閉塞」とは何らかの原因で腸が
狭くなったり、塞がってしまい内容物が
通過出来なくなった状態の事を言います。
犬がバナナの皮を丸ごと呑み込んでしまい
喉で詰まると呼吸困難に、腸で詰まると
腸閉塞になってしまうので要注意です。
腸閉塞の初期症状は便秘や嘔吐、食欲低下
の他に下痢や脱水などの症状もでます。
ではどんな症状が出たら病院へ行くべき?
と思いますよね。
特に初期の症状は日頃から見られる一過性の
物と間違いやすいです。
そこで、病院へ行くべき症状や日頃からの
注意点などを詳しくお話しします。
どんな症状が出たら病院に行くべき?
犬が呑み込んだ皮の大きさや量によっては
腸が完全に閉塞してしまう場合があります。
以下の症状が出た場合は危険な状態と
判断しすぐに病院へ連れて行きましょう。
- 激しい腹痛でお腹を丸める
- 呼吸の乱れ
- 脱水やショック症状
- 繰り返しの嘔吐
例え少量の皮であっても腸に腫瘍(癌)が
あったり、大量の寄生虫がいた場合などは
完全に閉塞してしまう事も考えられます。
腸閉塞は発見までの時間によって命取りに
なる可能性もあるので、早期発見のため
にも食品の置き場所チェックも重要です。
愛犬を危険な目に遭わせない為にも
日頃から口に出来ない場所に保管したり、
何かに包んで蓋付きのゴミ箱に捨てる等
気をつける事が大切です。
特に子犬は何でも口に入れてしまう事が多い
ので、目を離す時はケージに入れるなどを
徹底しましょう。
又、ワクチン接種を行い、寄生虫や腫瘍
など腸に障害を起こす原因がないかの
予防対策も重要だと言えますね。
まとめ
如何でしたか?
今回はバナナの皮の危険性や腸閉塞に
ついてまとめてみました。
よく動物病院などで犬が誤飲したと
心配そうに治療を受けている方を
みかけます。
本来犬は誰かに横取りされる事を恐れ
一度丸呑みしてから、吐き出し食べ直すと
いう習性があるようです。
又、犬の歯は人間のように「すり潰す」
という機能が備わっておらず、咽を通る
状態に噛み砕き呑み込んでいます。
その為、丸い物や滑りが良い物だと
想定外の大きさでも呑み込み、誤飲へと
繋がってしまう事になります。
そんな犬の習性をよく理解した上で
苦しい思いをさせないよう日頃からの
配慮が必要だと言えますね。
そうすることで飼い主の愛情である事が
愛犬にも伝わり、学びに繋がって行くの
ではでしょうか。
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