可愛い姿と大掛かりな飼育設備も必要なく、
飼いやすいと人気があるうさぎ。
犬や猫のように鳴き声も気にならないので
アパートなどの集合住宅でも飼いやすいと、
新たにペットとして迎える人も増えています。
そんなうさぎを飼うには、
うさぎの家ともなる小屋を用意しますが、
小屋の下に敷く床材も必要になります。
床材には様々な素材のものがあり、
どれを選んだらいいのか
迷ってしまいますよね。
今回はどんな床材がいいのか、
選び方のポイントや注意点について
解説していきましょう。
うさぎの小屋の床を快適にするための4つのポイント
うさぎ小屋の床を
快適にするための床材選びは、
うさぎの大きさなどに合ったものを
選ぶ必要があります。
まずは快適に過ごしてもらうための
4つのポイントについて、
紹介していきます。
1.うさぎの性格に合った床をつくる
まず1つめのポイントに、
うさぎの性格に合わせた
床を作る必要があります。
うさぎの性格は個体によっても異なり、
活発でよく動き回る子や、
大人しくほぼ動かない子など様々です。
よく動き回ったり、
後ろ足で床を鳴らす足ダンという
行為をする子には丈夫な床材が必要になります。
逆にあまり動かない子には、
柔らかめの床材のが向いています。
飼ったうさぎがどのタイプか
よく見極めて、
床材を選んであげましょう。
2.うさぎの体格に合わせた床にする
2つめのポイントに
うさぎの体格に合わせた
床材を選んであげることが大切です。
うさぎは種類によってサイズが異なり、
体重が重いうさぎは
床材も丈夫なものを選ぶ必要があります。
またサイズの小さなうさぎは、
隙間が大きい床材だと
怪我をする可能性があります。
床材はうさぎのサイズに合わせて
適切に選ぶようにしましょう。
3.うさぎのケージの大きさや広さで考える
3つめのポイントですが、
床材はうさぎのケージのサイズに合わせて
選ぶこともできます。
ケージのサイズ選びは
うさぎが快適に過ごすためにも重要です。
ケージはうさぎが中で伸びたり、
動き回れる大きさを選ぶのがポイントですが、
床材はうさぎの行動範囲で
使い分けることもできます。
例えばあまり動かないうさぎの場合は、
いつもいる場所の床材は
柔らかめの素材にしたり、
トイレや給水器がある濡れやすい場所は、
お手入れがしやすい床材にするなど、
場所によって使い分けるのもおすすめです。
4.掃除や洗濯の頻度・できるペースを考慮する
4つめのポイントに、
掃除の頻度で選ぶ方法があります。
木製の床材や布製のものは、
オシッコなどの水分が染み込みやすく、
こまめに手入れをしないと
不衛生になる原因になりかねません。
また乾くまでに時間がかかるので、
替えの床材を用意しておくなどの
必要があります。
自分がどのくらいの頻度で掃除ができるか、
手入れのしやすさで選ぶと、
日々のお掃除も楽になりますよ♪
また床材だけでなく、
ケージ全体の掃除も必要です。
うさぎの小屋の床にすのこや床材はなるべくあった方が良い!
野生のうさぎは
地面に穴を掘って生活しているし、
床材が無くても飼えるのでは?
と疑問に思う人もいるかと思います。
実はうさぎの足の裏は、
犬や猫のような肉球が無く、
皮膚が毛で覆われただけの状態です。
そのため足裏に負担がかかり過ぎると
ソアホックと呼ばれる病気に
かかりやすくなります。
病気を防ぐためにも、
そのうさぎに合った床材を選ぶことは
とても重要なのです。
うさぎの小屋の床に敷く床材の素材別の特徴や安全性
こちらの動画では、
はじめてうさぎを飼う人にも
わかりやすく飼育用品を
紹介しています。
動画内でも、
寝床とトイレなど濡れやすい場所の
床材を変えているのが分かりますね。
さてここまでうさぎの小屋の床材を
選ぶポイントや重要性について
解説してきました。
床材にはいくつか種類がありますが、
実際にはどんな素材の床材があるのか、
次の章から詳しく紹介していきましょう。
木製のすのこ
木製のすのこは、
よく床材として使われる素材です。
安価で比較的どこでも入手しやすいですが、
水分などが染み込みやすく、
汚れもシミになりやすい点があります。
また染み込んだオシッコなどが
臭いの原因にもなりやすく、
洗っても乾きにくいので
替えのスノコが必要です。
金網
金網製の床材は、
オシッコやフンなのも
染み込まずに下に落ちるので、
衛生的でもあります。
また掃除の際も汚れが落ちやすく、
すぐに乾くというメリットもあります。
ですが編み目が大きい金網だと
目にうさぎの足が入ってケガをしたり、
素材が硬い金網の場合は
うさぎは足への負担も気になります。
逆に柔らかいと
大きなうさぎなどが乗った場合、
すのこ自体が沈んでしまうなど
安定性の心配もあります。
樹脂、プラスチック
樹脂やプラスチック製は
汚れもつきにくく、
洗って拭くだけですぐに乾くという
特徴があります。
こちらの床材も
隙間が大きいタイプだと、
小さいサイズのうさぎなど
足が入ってケガをすることがあります。
またサイズが大きいうさぎの場合、
すのこ自体が重みに耐えられずに
歪んでしまうことも。
さらに使っているうちに
表面に傷が付き、
そこに雑菌が繁殖して
臭いの原因になることもあります。
毛布やタオル、段ボールなどその他の素材
毛布やタオルなどの布製や、
段ボールなどを床材として
使用することもできますが、
オシッコなどが染み込んだり
フンなどで汚れた場合、
すぐに取り替える必要があります。
他の素材よりも交換する手間が大きく、
あまりおすすめはできません。
まとめ
今回はうさぎの小屋の床に敷く、
床材の選び方のポイントや、
素材別の特徴について紹介してきました。
うさぎの小屋の床材選びは、
飼ったうさぎの大きさや、
性格などを考慮して選ぶことが大切です。
また床として使われる素材は色々あり、
それぞれメリットやデメリットがあるので、
飼い主の掃除できるペースなども考えて選ぶと
失敗が少なくなります。
うさぎの足裏は
皮膚が毛で覆われているだけで、
床材が合わないと病気になることもあります。
ぜひ今回の記事を参考に、
お迎えしたうさぎに合った
床材を選んであげましょう。
コメント