複数のハムスターを一緒に
飼うとよく喧嘩をします。
しかも相手を死なせるまで続けると
言いますから、相当悲惨な喧嘩です。
なぜそこまで喧嘩をするのか、
それにはやはり理由があります。
そこで今回は、
ハムスターが喧嘩をする原因に
ついてご紹介したいと思います。
ハムスターが平和に暮らせる
環境づくりの参考になれば幸いです。
ハムスターの喧嘩は死ぬまで終わらないって本当なの?
ハムスターは小さく可愛い動物ですが
その姿とは裏腹に喧嘩は激しく、
一度喧嘩を始めると相手が
死ぬまで戦い続けます。
ケージの中では逃げ場所がなく、
弱いハムスターは
生き延びることはできません。
ハムスターの喧嘩はまさに
生死をかけた戦いなのです。
なぜそこまでして喧嘩をするのか、
次の章でその理由をご紹介します。
ハムスターの喧嘩の原因は?
なぜハムスターは喧嘩をするのでしょう?
実はハムスターが喧嘩をする原因は
大きくわけて3つあると言われています。
気になるその原因とは一体何なのか、
順を追って見ていきましょう。
1.縄張り争い
ハムスターは基本的に
単独で行動する動物です。
そして縄張り意識の
非常に強い動物なのです。
自分の縄張りを守るため、
執拗に攻撃して排除しようとします。
特にオス同士ではその傾向が
強いのですが、オスほどではないにせよ
メス同士でも喧嘩は起こります。
また親子兄弟に関わらず、
自分以外はすべて
喧嘩相手の対象となります。
ゴールデンハムスターなどは
特に縄張り意識が強く、
同一ケージでの複数飼いは
非常に危険です。
2.餌の奪い合い
ハムスターの世界では強い個体が
弱い個体の餌を横取り
してしまうこともあり、
それが元で餌の奪い合いとなり、
喧嘩に発展してしまうことがあります。
どのハムスターも十分に餌があれば
あまり心配は要りませんが、
餌が不足気味で空腹状態が続くような
場合は喧嘩に繋がる恐れがあります。
食べ物の恨みは
人間もハムスターも共通のようですね。
3.お互いの存在に驚いたこと
お互いにびっくりして
喧嘩してしまうこともあります。
例えば餌を食べていて周囲への
注意がおろそかになるときです。
近くにいた他のハムスターに
たまたま気づいて驚き、
怒り出すことがあります。
怒られたハムスターもまたびっくりして、
お互い驚き怒り出すことで
喧嘩が始まるというわけです。
ハムスターの世界は些細な
ことから争いが始まる、
実に油断ならない世界なのです。
ハムスターの喧嘩を防ぐ方法はあるの?
ハムスターは本能的に喧嘩を
してしまう動物なので、
飼い主が意図的に仲良くさせたり
喧嘩をしないようにすると
いったことはできません。
幼いうちは仲良しだったのに、
大人になって喧嘩するというのも
珍しくありません。
ハムスターは喧嘩好きな動物なので、
同じケージでの複数飼いは
正直おすすめできません。
確実に喧嘩を防ぐには、1匹ずつ
分けて飼う以外に選択肢はありません。
どうしても一緒に飼わざるを得ない場合は
せめて次の章に示す喧嘩の見分け方を
覚えておきましょう。
ハムスターの喧嘩を見分ける方法!
喧嘩をしやすいハムスターですが、
喧嘩がエスカレートする前に
発見できれば被害も最小限に
食い止めることができますよね?
ここではハムスターが喧嘩
しているのかどうか、その見極めの
ポイントについてご紹介します。
1.ハムスター同士は基本的にじゃれ合わない
まず、ハムスター同士が
くっついていたら要注意です。
ハムスターは基本的に
他のハムスターとじゃれて
遊ぶようなことはしません。
また「ジジッ」「キーキー」など、
声を発するのは怒ったり
警戒しているときです。
もし声を発したりじゃれ合ったり
するような場合、それは喧嘩です。
すぐお互いを引き離す必要があります。
2.お腹を見せるポーズは宣戦布告!?
ハムスターがひっくり返って
お腹を見せるポーズをしたら、
それは喧嘩を始めようとする合図です。
仰向けになるのは手足を自由に
使えるようにするためで、
「来るなら来い、
やってやろうじゃないか!」
という、まさにやる気満々、
宣戦布告の姿勢なのです。
犬がよく見せる「服従のポーズ」とは
まるで意味合いが違います。
ハムスターがお腹を見せたら、
戦いのゴングが鳴らないように
止めなくてはなりません。
かなりエキサイトした状態なので、
仲裁時に噛まれてケガをしないよう
注意が必要です。
まとめ
ハムスターは見た目の可愛さからは
想像できないほど縄張り意識が強く、
喧嘩っ早い動物です。
単独行動が基本でじゃれ合うことはなく
そう見えたらそれは喧嘩です。
一つのケージで複数飼いすることは
喧嘩を促しているようなもので、
決して好ましい飼育環境ではありません。
もし複数のハムスターを飼うのなら、
喧嘩を避けるためにも個別のケージで
別々に飼うようにしましょう。
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