犬を飼っていると悩まされる
犬の口臭。
そんな犬の口臭が鉄臭いと
感じたことはありませんか?
愛犬から鉄臭いにおいがしたら、
心配になってしまいますよね。
この鉄臭いにおい、
何が原因なのでしょうか?
そこで今回は
犬の口臭が鉄臭いときに
考えられる原因をご紹介
します。
実はその鉄臭い口臭、
何らかの病気のサイン
かもしれません。
放っておくと病気を悪化させる
場合もありますので注意が必要
なのです。
考えられる原因について
詳しくご紹介していきますね。
犬の口臭が鉄臭い場合に考えられる体の状態
犬の口臭の原因はさまざまで、
口腔内のトラブル以外にも
何らかのトラブルが潜んで
いる恐れもあります。
特に鉄臭い口臭の場合には、
重篤な病気になっている可能性
もあり注意が必要なのです。
鉄臭い口臭がする場合
主に考えられる原因に
- 歯周病
- 口内炎
- 口腔内腫瘍
があります。
いずれも鉄臭さがする場合
には症状は重症でしょう。
特に歯周病や口腔内腫瘍の
場合には症状がかなり進行し
ているサインですので、すぐ
に対処が必要になります。
口の中を観察することで発見
できる場合多いので、まずは
口腔内をチェックしましょう。
歯茎が腫れたり歯がぐらぐらして
出血している場合には歯周病の
可能性があります。
歯周病は放っておくと、
膿や出血を伴います。
高熱が出たり、さらには菌に
より心不全や腎不全になる場合
もあります。
また、
しこりやこぶ、粘膜のただれを
発見したら口腔内腫瘍かもしれ
ません。
腫瘍には良性のものと悪性のもの
がありますが、
どちらの場合もよだれが多くなり
口を閉じたがらなくなったり、
食べ物を噛むのを嫌がるように
なります。
また頬や目の下が腫れて
見えることもありますよ。
考えられる腫瘍を
まとめてみました。
<良性腫瘍>
●乳頭腫…カリフラワー状の腫瘍。悪性に移行することも。
●歯肉腫…歯肉が大きく盛り上がり飛び出すように成長していく。
<悪性腫瘍>
●扁平上皮がん…皮膚や粘膜をつくる扁平上皮にできる悪性腫瘍
●口腔メラノーマ(悪性黒色腫)…粘膜や舌にできる成長の早い腫瘍。
●線維肉腫…歯茎にできる悪性腫瘍。こぶ状の腫瘍が急速に大きくなる。
特に悪性腫瘍の場合には、
腫瘍によって異なる鉄臭さが
する場合があります。
次に詳しくご紹介しますね。
●犬の鉄臭い口臭の種類・・・血なまぐさい
鉄臭さが血なまぐさい場合、
腫瘍や酷い歯周病が出血した
匂いだと考えられます。
どちらの場合も出血している
ということは症状がかなり進行
している状態ですので、直ちに
治療する必要があります。
特に血なまぐさいにおいの場合
には、扁平上皮がんの可能性も
あります。
【扁平上皮がん】
口腔のほかに耳や鼻や趾など、
皮膚や粘膜をつくる扁平上皮に
できる悪性腫瘍です。
扁平上皮がんが発生すると、
ぶつぶつとしたしこりや
赤く硬いしこりができます。
がんが進行すると潰瘍部が出血
しはじめ、さらには細菌感染も
引き起こし、患部は膿んできます。
口腔内から転移する可能性もあり、
放っておくのはとても危険です。
腫瘍を発見したらすぐに動物病院
にて治療する必要があります。
●犬の鉄臭い口臭の種類・・・強烈なニオイ
鉄臭さが何ともいえない
強烈なにおいのときは、
疑われるのがメラノーマという、
別名で悪性黒色腫とも言われる
腫瘍です。
【メラノーマ(悪性黒色腫)】
口の中の粘膜や皮膚に発生
しやすい黒色の腫瘍です。
悪性のものと良性のものが
あります。
口以外の皮膚にできた場合は
特ににおいはありませんが、
口の中にできると、
強烈な臭いの口臭になります。
さらに腫瘍から出血を伴うと、
強烈な鉄臭さがします。
また急速に成長しリンパ節や肺
に早期に転移するのも特徴です。
気が付いた時には手遅れになって
いる場合が多いので、
普段から口内のチェックをして、
早期に気が付くことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は犬の口臭が鉄臭いときに
考えられる原因についてご紹介
してきました。
鉄臭い口臭は病気の可能性があり、
危険なサインだということがお分かり
いただけたのではないでしょうか?
犬は人間と違い痛みを訴える事
ができません。
そのため飼い主が病気に気が付いた
時にはかなり重症になっていること
が多いのです。
愛犬を病気から守るためにも、
日々口内のチェックやケアを
しっかりと行うようにしましょう。
そして愛犬の口臭に気がついたら、
原因が何なのか、まずは動物
病院に相談してみましょう。
犬の口臭の原因はさまざまですが、
なんらかの身体の異変のサイン
なのです。
異変を早期発見し病気を早期治療
することで、愛犬の健康を守る
ことができるでしょう。
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