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柴犬は色が変化するってホント?どんな色に変わるの?

わんちゃん

柴犬は色が変化する

今や世界的な日本犬ブームが到来!
中でも人気が高いのは、柴犬です。

SNSによるフォロワーが200万人以上
(9割が外国人!)もいる人気の柴犬が
いたり、店番をするカワイイ柴犬見たさに
日本に訪れる外国人もいるほどです。

このように、海外でも人気が高い
柴犬ですが、実は成長とともに毛色が
変化することを知っていましたか?

柴犬の毛色が変化することを知らない
飼い主さんは、愛犬が成長とともに
変わった毛色に、ものすごく驚かれます

そこで今回は、柴犬の毛色の変化について
ご紹介したいと思います。

柴犬は毛色が変化するの?

柴犬の毛色は、成長とともに変化します。
では、なぜ毛色が変化するのか、兄弟で
毛色が違うのかを理解するための
2つのポイントについてお話しますね。

優性の法則によって毛色が変わる!

柴犬の毛色を決めるのは、親犬がどんな
毛色の遺伝子を持っているかによって
変わってきます。

つまり、どちらの遺伝子が優性であるかで、
生まれてくる子犬の毛色が違ってきます!

柴犬の毛色の場合は、簡単に説明すると、
毛色が出る強さを赤>胡麻>黒
表すことができます。

では、具体的に親犬の毛色がどんな
組み合わせで、どんな毛色の子犬が
生まれるのか簡単に説明します。

赤×黒→赤柴

赤×胡麻→赤柴

胡麻×黒→胡麻柴

黒×黒→黒柴

ざっくり表すと、このようになります
実際はもっと複雑なので、説明が難しい…。

つまり、赤柴は胡麻や黒より優性なので、
親犬のどちらかが赤柴である場合は
赤柴の子犬が生まれます

同じように胡麻柴は、赤よりも劣性で
黒より優性なので、親犬のどちらかが
胡麻柴である場合は、胡麻柴の子犬が
生まれます

黒柴は、赤や胡麻よりも劣性なので、
黒同士を掛け合わせたときにだけ
黒柴が生まれるという訳なんです。

なので、柴犬も同じ親から生まれていても、
兄弟で違う毛色になるってことなんです。

メンデルの『優性の法則』とは

「メンデル?優性の法則?」何となく
聞いたことがあるかと思います。

私自身もこの記事を執筆するまで、
すっかり忘れていました^^;
ここで簡単に復習してみます。

昔、グレゴール・メンデルという
植物学者がいました。メンデルは、
エンドウマメの栽培をしているときに、
ある発見をします!

それが、『優性の法則』です。

黄色のエンドウマメと緑色のエンドウ
マメを掛け合わせたところ、黄色の
エンドウマメが収穫できました

メンデルは、この黄色のエンドウ
マメを「優性形質」と呼びました。

さらに、その黄色のエンドウマメ
同士を掛け合わせると、黄色に
混じって緑色のエンドウマメが
収穫されたんです

メンデルは、緑のエンドウマメを
劣性形質」と呼んだんです。

つまり、どちらのエンドウマメが
強く出るのかというと、黄色>緑
いうことが分かったんですね。

黄色の方が強い遺伝子を持つので、
この世代で黄色が生まれます
ここまでは分かります。

でも、黄色同士で掛け合わせたのに、
緑が出てきたのかが謎です。
その答えは、「隔世遺伝」にあります。

隔世遺伝」は、両親でなく祖父や祖母の
特徴が孫に遺伝するというアレです!

黄色で生まれたからといって、緑の
遺伝子が無くなる訳ではないって
ことです。

色素の退化で毛色が変わる!

次に、色素の退化によって毛色が
変わることについてお話します。

色素の退化とは、色素を薄める遺伝子
持つことによって毛色が薄くなっていく
ことを言います。

たとえば、犬や人間の毛が老化とともに
白くなりますよね。これも色素の
退化によって変化しているんです

柴犬の色はどんな風に変化するの?

柴犬の毛色が変化することが
分かったところで、実際に柴犬は
どのようにして毛色が変化するのか
見ていきましょう。

柴犬の毛色には赤や黒、白、胡麻が
あるので、一つずつお話していきますね。

そもそも柴犬の毛の色にはどんなものがあるの?

柴犬その1 赤柴

柴犬の毛の色に占める割合は
全体の8割です。

柴犬と言えば、赤柴を思い浮かべることが
多いのではないでしょうか?

赤柴と言っても、実際には茶色やキツネ色に
近い色なんです。顔や胸、お腹には裏白が
あります

赤柴同士の交配には、色素が退化して
キレイな赤毛が薄くなるという問題を
抱えています。

なので、数世代ごとに黒柴を掛け合わせて
色素を補うようにしているんです

MEMO✍

裏白って?

犬の背中を表面としたとき、顔や胸、
お腹などは裏面と呼びます。

この裏面の毛が白いことから、”裏白”と
呼ばれています。
良い性質の柴犬には、必ず裏白が
あるんだそうですよ

柴犬その2 黒柴

黒柴は、最近人気が高くなってきています
柴犬の毛の色に占める割合は、
全体の1割程度です。

黒柴の毛の色は、一般的には”鉄錆色”と
呼ばれる光沢のない黒色を言います。
例えるなら、ファミレスでお目にかかる
ステーキの鉄皿のような色ですね~。
それから、赤柴と同様に裏白があります。

黒柴の特徴として、両目のすぐ上にある
白い斑点の”四つ目”と呼ばれる模様
あります。「まるで、麻呂みたい!」
そんな印象を持つ人も多いですね♪

柴犬その3 白柴

某ケータイ会社のマスコットキャラとして
人気の「白い犬」の影響もあってか、
最近では白柴も黒柴同様に人気が
高まっています!

柴犬の毛の色に占める割合は、全体の
1割程度です。割合が低い理由には、
白柴が犬種として認められていないことに
あります。

白柴は、基本的に色素が退化したことで
生まれる柴犬なので、展覧会で
認められていなかったり、血統書が
ないんです

そのため、白柴を交配させるブリーダーが
少ないため、入手が難しい
言われているからなんですね。

柴犬その4 胡麻柴

柴犬の毛の色の中で、珍しい毛色で入手が
困難と言われているのが、胡麻柴なんです!

胡麻柴の毛の色は、赤や黒、白が程良く
混ざっていることで胡麻柴と
認められます

また、赤が強く出れば”赤胡麻”と呼び、
黒が強く出れば”黒胡麻”と呼んでいます。

珍しい毛色だけあって、胡麻柴のような
毛の色の子犬を選んでも、成長とともに
赤柴になったということも
珍しくはないんです。

柴犬の色はそれぞれこう変化する!

柴犬の色は、子犬から成犬へと
成長するとともに変化します。

子犬の場合、顔の毛の色に変化が
見られることが多いですね。

例えば、子犬の頃は口周りが
黒っぽかったのに、成長すると黒い毛は
薄くなっていき、キレイに消えて
しまうこともあります。

他には、夏毛から冬毛へ、冬毛から夏毛へ
変わる換毛期に毛の色に変化が
見られることがあります。

You Tube で換毛期の柴犬を
ブラッシングする動画をご紹介します。
きっと、凄い量の抜け毛に驚きますよ!

開始から1分辺りで、
音量が大きくなるのでご注意を!

赤柴の場合、夏毛になると黒毛が
目立ちます。逆に冬毛になったときは、
より赤が目立つようになるんです。

これは、柴犬の毛の色が根元に
行くにつれて赤、黒、白という風な
グラデーションになっているからなんです。

毛色別の変化

赤柴 色素が退化して2、3歳で白毛が
目立ってくる

黒柴 子犬の頃は顔の模様が薄くても
成犬になると模様がはっきりする
   顔や背中に赤毛が出ることもある

白柴 子犬の頃に赤毛が混じっていても
換毛期を繰り返し、徐々に白くなる

胡麻柴 赤や黒など優性な色の毛が
強く出てくることがある

まとめ

いかがでしたか?
柴犬の毛色の変化について
ご紹介してきました。

柴犬の毛色の変化には、遺伝子が大きく
関係していることが分かりましたね。

より理想の毛色の柴犬を選ぶには、
親犬がどんな毛色なのかやどんな色が
出やすいのかなどブリーダーさんに
確認した方が良いですね。

でも、柴犬がイメージと違う毛色に
変化したとしても、愛すべき柴犬には
何ら変わりはありません。

柴犬は、成長とともに毛色の変化を
楽しむことが出来る犬種なんだと
割り切ると良いかもしれませんね♪

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