犬が脳腫瘍と診断された!手術の費用はどれくらいかかる?
あなたにとって家族同然の愛犬が
まさかの”脳腫瘍”と診断!
「愛犬の病気を治すためなら何でも
してあげたい!」
でも、ペット保険にも入っていないし、
治療にいくらでもお金をかけて
あげられるほど経済的な余裕もない…。
この先、どうすればいいのか
頭の中が真っ白になってしまっても、
無理もありません。
愛犬のためにできることを考え、
全てやってあげるようにしましょう。
まずは、手術や治療にどれくらいの
費用がかかるのか調べて、どんな治療法を
選択できるのかを知りましょう!
そこで今回は、脳腫瘍の治療や手術の方法、
費用についてご紹介したいと思います。
この記事に書いてること♪
犬が脳腫瘍と診断された!治療や手術の内容は?
犬の脳腫瘍の治療には、外科治療や
放射線治療、薬物療法などがあります。
まずは、愛犬の治療法を決めるためにも、
脳腫瘍の治療や手術にどれくらいの費用が
かかって、どんな選択肢があるのかを
知ることが大切です。
犬の脳腫瘍の治療や手術の内容について、
理解を深めましょう。
手術が一般的!費用はどれくらいかかる?
脳腫瘍は、手術で腫瘍を取り除く
外科治療が可能です。
手術は、全身麻酔による開頭手術が
行われます。
ただ、国内で脳外科手術に対応できる
動物病院が少ないため、設備の整っている
大きな病院で手術を受ける必要があります。
脳腫瘍の手術の費用には、麻酔や注射、
入院などを含む、50~100万円程の高額な
費用がかかります。
また、術後の愛犬の状態によって入院期間が
伸びれば、さらに費用がかかることも
あります。
ただ、高齢犬で全身麻酔のリスクが高い
場合や手術が困難な部位や種類の脳腫瘍の
場合、手術による外科治療が難しいことも
あります。
そして、手術中に亡くなってしまう
可能性があることも忘れては
いけません。
手術を受ける場合は、獣医さんと
納得できるまで話し合いましょう。
ここで、全身麻酔の様子が分かる動画を
ご紹介します。
全身麻酔の方法について知りたい方は、
ぜひご覧ください。少し長めの動画です。
6分30秒以降は、麻酔の覚醒の様子です。
愛犬の老化が気になるなら、こちらの
記事が参考になります。
「”犬の老衰!対処すべき症状とは?”へ移動する」
「”犬の老衰は病院に連れて行くべき?対処法を紹介!”へ移動する」
放射線治療という選択肢も
外科治療以外の治療法には、放射線による
「放射線治療」があります。
放射線治療は、放射線を腫瘍のある部位に
照射することで、がん細胞が増えるのを
食い止めてくれる治療法です。
時間にして30~60分間位で、照射中は
体を動かしてはいけないため、全身麻酔を
行います。
放射線治療の費用には、1回につき
2~3万円前後がかかります。
注意点としては、吐き気などの副作用が
出る可能性があること、全身麻酔のリスクが
あることを理解しておく必要があります。
ステロイドでの治療のリスクは?
ステロイドを使った薬物療法では、
脳の浮腫を抑える、頭蓋骨内の圧力が
上がるのを防ぐ、頭痛や痙攣を抑えるなど
症状に合った種類のステロイドを服用して
治療を行います。
つまり、脳腫瘍によって引き起こされる
症状を和らげてくれるということです。
ただ、ステロイドは、強い副作用が出る
リスクがあることを忘れてはいけません。
ステロイドを大量に服用させたり、
長期間服用すると副作用が出ます。
副腎皮質機能の低下やホルモンの異常、
下痢や潰瘍が起こる、多飲多尿になる、
食欲が増すなどの副作用があります。
ステロイドによる治療を行う際は、
獣医さんが決めた服用期間や服用量を
守るようにしましょう。
副腎皮質機能の低下すると?
副腎は、コルチゾールと呼ばれる
副腎皮質ホルモンを分泌する器官で、
左右にある腎臓の近くに位置します。
何らかの原因で、ホルモンの分泌が
低下すると、嘔吐や下痢、多飲多尿、
食欲不振、体重減少などの症状が
引き起こされます。
死に直結することは?末期はどんな症状?余命について
脳腫瘍が末期の場合、どんな症状が
出るのでしょうか。
また、気になる余命の目安となる期間は
あるのでしょうか?
一つずつ見ていきましょう。
脳腫瘍の末期の症状とは?
脳腫瘍の末期に見られる症状には、
頭蓋骨内の圧力が上がることで痙攣発作や
意識障害、呼吸障害などの症状が
引き起こされます。
呼吸障害が起こると、呼吸が止まってしまう
危険もあります。
腫瘍が骨などに転移すると、激しい痛みを
伴います。
また、痙攣発作中に突然バタッと倒れて
意識を失い、そのまま亡くなってしまう
ケースもあります。
愛犬の異変を感じたら、すぐに動物病院に
連れて行きましょう。
脳腫瘍の余命はどのくらい?
愛犬が脳腫瘍と診断されて気になるのは、
「あとどれくらい生きられるのか?」と
いうこと。
犬の脳腫瘍の診断後、宣告を受ける
余命には、腫瘍の進行具合や腫瘍の部位や
種類、治療法によっても個体差があります。
実際に、余命宣告を受けた犬は、
余命数ヶ月と言われるケースが
多いようです。
中には、飼い主さんの献身的な支えもあり、
余命宣告後1、2年生きた犬もいたようです。
必ずしも、宣告を受けた余命が全てでは
ないということですね。
あくまでも、腫瘍の状態からの医学的な
診断が余命なのです。
愛犬の最期を考えたとき、こちらの記事も
ぜひご覧ください。
「”犬が寿命を迎える直前の症状とは?”へ移動する」
「”犬の安楽死の費用は?保健所で対応してくれる?”へ移動する」
まとめ
いかがでしたか?
犬の脳腫瘍の治療法や種類、費用、
そしてそれぞれの治療法のリスクについて
見てきました。
大切な家族の一員である愛犬のためにも、
信頼できる獣医さんと納得できるまで
話し合い、愛犬にベストな治療法を
見つけてあげてください。
例え、愛犬に最高の獣医療を受けさせて
あげられないとしても、決して
落ち込まないでください。
大切なのは、治療法だけでなく、
今、あなたが愛犬に何をしてあげられるかを
考え、実行することだと私は思います。
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