犬のリンパ腫の抗がん剤治療!費用は?副作用はある?
ワンちゃんがリンパ腫という癌を
患ってしまった・・・
そんな時、これから始まる治療について
分からないことばかりで
不安を抱える飼い主さんも
多いはずですよね。
治療の話でよく耳にするのが
抗がん剤治療ではないでしょうか。
しかし、副作用というイメージも強く、
ワンちゃんのことを考えると
簡単には抗がん剤治療に
踏み込めないという声も多いようです。
そこで、今回は抗がん剤について
詳しく調べ上げました。
実際のところ気になる
抗がん剤治療の効果や治療費などを
参考までにご紹介します!
この記事に書いてること♪
犬のリンパ腫が発覚!抗がん剤治療について詳しく調べてみた!
ワンちゃんが
リンパ腫になってしまった場合、
ほとんどが抗がん剤治療を主体として
治療を進めていくようです。
気になるのは、副作用や治療費など
どれだけの負担があるのか?ですよね。
それでは、参考になれるよう
ご紹介していきます!
そして、ワンちゃんにとって
どのような治療が最適なのか
改めて考えてみて下さいね。
治療費ってどれくらいかかるの?
ザックリと言ってしまえば、
リンパ腫の治療にかかる費用は
全体を通して100万円以上が
一般的のように思いました。
もちろん、ワンちゃんの大きさや
薬の種類などによっても
金額は異なってくるようです。
ワンちゃんの大きさによって
薬の投与量を変えていたり、
薬の種類も様々ある中から
どんなスケジュールで
どの抗がん剤を投与していくのかを
決めていくようですね。
なので、抗がん剤においては、
1回3000円~10000円以上するものなど
金額にも差があるようです。
病院に通う度に必要な費用は
抗がん剤だけではなく、
検査や内服薬なども含まれます。
内容や通院頻度によって、
かかる費用は違いますが、
月に3万円ほどの出費でも
少ない方と言えるのかもしれません。.
多いときで、月に10万円ほどの
出費が嵩むこともあるようです。
癌になってしまった以上
完治の可能性も薄いため、
長期的に行う治療になるのと、
その分費用も高額となってしまうことも
念頭に入れておきましょう。
自分の経済面においても考えながら
治療方針を決める必要がありますね。
延命治療のことだけではなく、
ワンちゃんの生活の質を保つことや
治療による効果の期待度なども
判断基準として、
獣医師や家族ともよく話し合って
治療方針を決めていきましょうね!
効果はどの程度期待できる?
治療方針を決めていく上で
最も重要とも言えるのが、
抗がん剤における効果ですよね・・・?
癌になってしまい、
治療をせずにいると
多くは1ヶ月~2ヶ月で
亡くなってしまうのです。
そこで、抗がん剤における
治療をすることで1年~2年もの
延命を期待されています。
しかし、
2年の延命を実現出来たことは
稀なケースのようです。
個体差はありますが、
リンパ腫には比較的
抗がん剤が効きやすいようですよ。
完治は見込めないものの、
寛解と言って、
一時的に症状が治まり穏やかな時期も
訪れるかもしれません。
ところが、再発もしやすく、
もし再発してしまった時には
初期治療ほどの効果は期待出来ないのが
抗がん剤治療のようです・・・。
抗がん剤は最初の投与では
効果は大きいのですが、
投与を続けるのには限界があり、
場合によっては、
抗がん剤を使用しない方が良いと
判断することも多いそうでね。
獣医師と納得のいくまで話し合い、
抗がん剤治療における
メリットやデメリットについては
とことん追求し、理解した上で
治療方針を決めるのが良いでしょう。
抗がん剤治療の副作用とは?
抗がん剤と聞くと、やはり副作用の強い
イメージがありますよね。
人間で例えてしまうと、
強い吐き気や脱毛でしょうか。
しかし、
ワンちゃんのために使用する
抗がん剤においては、
副作用は軽度ですむように
投与量が調整されているようですよ。
人間の場合は、
完治させることを目的として
強い抗がん剤をガンガン使用しますが、
ワンちゃんの場合は延命だけに限らず、
生活の質の維持もとても重要なのです。
人間とは違って、
ワンちゃんは副作用による苦しみを
「治療のためだ」と理解出来ないため、
ワンちゃんの気持ちを優先すると、
飼い主さんと穏やかに過ごせることが
治療としても一番大切だと
考えられているのですね。
なので、8割のワンちゃんが
副作用を出さずに
治療を受けられているようです。
それでも、副作用の出る出ないには
やはり固体差はあるようで、
副作用の出てしまう子には
- 食欲低下
- 吐き気や嘔吐
- 脱毛
- 多飲・多尿
などの症状が現れます。
最初の段階で副作用を軽度のものに
抑えることが出来れば、
以降、副作用が強く出てしまうことは
あまりないそうです。
また、抗がん剤の量には
副作用が出ずして癌細胞に効く
という絶妙な調整技術が必要なようです。
病院を選ぶ基準としても、
信頼度が高く経験豊富な獣医師がいると
より安心できるのではないでしょうか。
抗がん剤を使った治療法にも種類がある!プロトコールってなに?
抗がん剤治療の方法にも種類があり、
大きく分けて、単剤療法と多剤療法で
違いがあるようです。
一般的に多剤療法のことを
プロトコールと言われていて、
いくつかの種類の薬剤を
組み合わせる形で投与していく
治療のことを指しているのです。
単剤療法では、薬剤耐性がついてしまうと
薬の効果がなくなってしまったり、
寛解期間が短いことが欠点のようです。
それに比べるとプロトコールでの
治療をしていけば、
薬剤耐性の防止効果や、
より長い寛解期間の維持を
期待出来ることから
現在ではこのプロトコール療法も
一般的になってきました。
代表的なプロトコールとして、
CHOPプロトコールというものが
よく行われている治療法です。
4種類の薬剤を組み合わせて
投与することで、寛解率も非常に高く、
また生存期間も平均にして
1年延ばすことが期待されている
プロトコールです。
他にも様々なプロトコールが存在します。
より効果を発揮したい場合には、
このプロトコールという治療法も
選択肢として出てくることでしょう。
プロトコールでは、お話した通り
治療の効果を得やすいですが、
多剤投与のため
副作用も出やすいかもしれませんし、
また、費用も少し高額となるなど
やはりデメリットもあるようです。
今ではスタンダードとも言える
治療法ではありますが、
獣医師とよく話し合った上で、
どのような治療を
どのような計画で進めていくのかを
決めて欲しいと思います。
まとめ
リンパ腫の治療として、
延命を望む場合は、抗がん剤治療を
メインに進めていくことが
ほとんどのようですね。
しかし、どんな治療でも
行ってみなければ本当の効果は
分からないものです。
飼い主さんが、抗がん剤治療における
メリットやデメリット、
そしてどのような方法があるのか
(単剤療法やプロトコール)などを
よく理解した上で決めるしかないのです。
信頼出来る獣医師に
気になる疑問や不安なことは
全て伝えてお話を進めてみましょう。
そして、飼い主さんの納得のいく形で
治療を開始することが
とても大切なことなのです。
リンパ腫の治療に正解も不正解もなく、
ワンちゃんにとって、
「どのような治療が最適なのか?」
それを考えてあげることが
一番重要なことではないでしょうか。
きっと、なたの選択に
間違いはないことでしょう。
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