犬に癌が!・・・末期症状だとどんな状態になるの?
ワンちゃんの平均寿命が伸びる一方、
高齢になればなるほど、
様々な病気のリスクは高まりますよね。
高齢化による背景には、
残念ながら犬の世界でも死因として、
癌は常にトップに挙げられています。
なので、いくら健康に気を遣っていても
絶対に癌にならないとは
言いきれませんよね?
長生きすればするほど、
癌のリスクも上がるのです・・・。
そう考えるとあなたの愛犬も、
他人事ではないですよね。
また、ワンちゃんの癌を発見した時には、
飼い主さんの心の整理がつかず、
とても悲しい現実に
戸惑いと不安も大きいことでしょう。
今回は、そんな時のために
少しでも癌に対する
知識を得てもらいたいと思っています。
そして、強い心を持って、
ワンちゃんの癌と
向き合って欲しいという想いです。
犬の癌はどんな症状が出る?初期症状から末期症状まで
ワンちゃんの癌は初期での発見が
とても難しいと言われています。
癌になってしまったとしても、
なるべく初期の段階で
見つけ出してあげたいものですよね。
少しでも異変に気付いたら、すぐにでも
病院に行って欲しいと思います。
それでは、実際にワンちゃんが癌に
かかってしまうと、どのような
症状を訴えるのでしょうか。
腹水が目立つのはいつ頃の症状?
癌の影響を受けて、現れる症状の中でも
腹水は代表的なものだと思います。
お腹だけがポッコリと
膨らむような症状で、言葉の通り、
お腹に水が溜まってしまう病気です。
そうなると、お腹の張りなどを訴え
食欲低下や元気がない、
呼吸が苦しそうなどの
体調不良が見えてくるのでは
ないでしょうか。
原因は様々ありますが、
血液中にあるアルブルミンという
たんぱく質の減少が
癌による原因の1つです。
血管内の水分保持を担っている
このアルブルミンによる機能が
低下してしまうと、
血管内の水が漏れてしまうそうです。
すると、その水がお腹などに
溜まってしまい、結果腹水や浮腫を
引き起こしてしまうのです。
癌が原因で
腹水を引き起こすということは、
その癌はとても進行してしまっている
状態だと考えて下さい。
残念ながら末期の症状とも言えますので、
余命宣告も受けるかもしれません・・・
大事なのは、
癌による症状を和らげる、
そしてワンちゃんとの時間を
大切に過ごすということです。
利尿剤を服用して、少しでも尿を
排泄させることで症状を和らげたり、
腹腔内に管を通して、
直接水を抜くという方法はあります。
しかし、癌が存在する限り
その体内のメカニズムは変わらないため
また腹水を繰り返してしまうのです。
肥満とは違って、
お腹だけがポッコリと膨らんでいて、
触ったときに水が入っているという
波動のような感覚も分かるそうですよ。
ちょっと太ったのかな?
とそんなに気に留めず
放置してしまうと、
何も出来ない状態に
なってしまうかもしれません。
ワンちゃんの体型や体調の変化には
小さなことでも気にかけて下さいね!
犬は痛みを感じているの?
ワンちゃんの癌も、人間と同じように
痛みを感じていると言われています。
腫瘍が大きくなると、その腫瘍が
神経を圧迫してしまうため
痛みを伴うようですね。
しこりなどに気付いたら、その時既に
痛みを感じているのかもしれません。
特に癌が骨などに転移すると
より激しい痛みを伴うようです。
しかし、ワンちゃんはちょっとした
違和感や痛みでは態度に出して
教えてはくれないのです。
本能的に弱みを隠すと
言われているくらいですからね。
ですから、多少の痛みは
我慢してしまうのでしょう。
そこで、大事なことは
やはりワンちゃんの異変に
いち早く気付いてあげることです!
ワンちゃんが痛みのサインを
発していないかチェックして
あげましょう。
~痛みのサイン~
✔じっとしていることが多い
✔同じところを頻繁に
舐めたり掻いたりしている
✔触られることを避ける
✔臆病になったり攻撃的になったり
態度が変わる
✔食欲低下
✔散歩にも行きたがらない
✔呼吸が速い
✔排泄の失敗
✔鳴くことが増える
✔歩き方が足を引きずっている
など、行動などにも様々な変化が
現れるかもしれません。
気付きにくいことも
あるかもしれませんが、
些細なことでも構いませんので
異変を感じたら、 迷わず病院に
行くくらいでも良いと思いますよ!
また、日頃からワンちゃんの
ボディチェックとして、
しこりのようなものは
出来ていないかなども
意識してみるのも早期発見に
繋がるかもしれませんね。
癌も末期症状までくると、
想像を絶するほどの痛みを
伴うようで・・・
その痛みは死の苦しみなんて
言われているようです。
痛み苦しむワンちゃんの姿を
見ている飼い主さんの精神的苦痛は
計り知れないものかもしれません。
時には、安楽死を考える
飼い主さんも少なくありませんよね。
最期は安らかに・・・と願うのも
当然のことだと思います。
しかし、どんな選択をしても
飼い主さんがワンちゃんを
想う気持ちから出た答えに
間違いはないのではないでしょうか。
安楽死に関する記事をご紹介します。
犬の安楽死の費用は?保健所で対応してくれる?へ移動する
まとめ
癌についてお話してきましたが、
参考になれたでしょうか。
ワンちゃんの癌は、
気付かないうちに信じられないスピードで
進行してしまうものなのです・・・。
初期の段階で癌を見付けるのは
とても困難なことです。
健康に見えていても、犬という生き物は
痛みを隠してしまうものなのです。
出来る限りの予防や
早期発見に努めるためには、
日頃からワンちゃんの様子を観察し、
小さな変化にも
気付いてあげたいですよね!
癌を発症したときに、
どんな症状を訴えるのかは
ワンちゃんによって違います
そして、癌が進行するにつれ、
様々な症状を訴えるように
なります・・・。
しかし、現実をしっかり受け止め、
癌に対する知識を
少しでも入れておきましょう。
そうすることで、
ワンちゃんにとっても
頼もしい飼い主さんがいてくれることは
安心にも繋がるかもしれませんよ。
こちらの記事もあわせてご覧下さい!
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