犬がぐったりして嘔吐もしている!どう対処するべき!?
特に持病もないのに、
飼い犬が急にぐったりして
嘔吐や下痢をし出した・・・。
少し家で休ませた方がいいのか、
夜間救急に行った方が良いのか、
心配ですよね。
犬の急なぐったり・嘔吐・下痢には、
どんな原因が考えられるのでしょうか?
今回は、犬が急にぐったりして
嘔吐もしているときに考えられる原因を、
まとめました。
この記事に書いてること♪
犬がぐったりしている!症状別で考えられる原因や病気の可能性は?
下痢や嘔吐がみられる
ぐったりに加えて
下痢や嘔吐がみられる場合、
感染症や炎症を
おこしているかもしれません。
-犬パルボウイルス感染症
-犬レプトスピラ症
-犬コロナウイルス感染症
-犬ジステンパーウイルス感染症
●内臓の炎症(胃腸炎・膵炎など)
●腸閉塞(異物の誤飲など)
感染症はそれぞれ、
- パルボウイルス
- レプトスピラ細菌
- コロナウイスル
- ジステンパーウイルス
というウイルスや細菌に
感染することでおこります。
ウイルスや細菌は、
感染した犬やネズミなどの糞や尿に含まれ、
それを舐めたり口にすることで感染します。
感染した犬はぐったりと元気がなくなり、
下痢や嘔吐を繰り返します。
重症化した場合は命の危険もある病気です。
動物病院に急ぎましょう。
年1回の予防接種で予防できます。
内臓で炎症がおこっている場合、
軽度であれば自然に回復します。
しかし重症の胃腸炎や膵炎は
投薬治療が必要なので、
早めに獣医さんの診察を受けましょう。
胃腸炎の多くは異物の誤飲が原因でおこり、
膵炎を併発することもあります。
こちらに膀炎だった場合の
症状などを調べてみました。
参考にチェックしてくださいね。
腸閉塞はなんらかの原因で腸が詰まり、
重症の場合は命にかかわる病気です。
多くの場合、おもちゃなどの
異物の誤飲が原因でおこります。
万が一、誤飲してしまった場合は
こちらの記事を参考にしてくださいね。
⇒犬が誤飲をしてしまった!プラスチックの場合はどうするべき?
感染症や胃腸炎・腸閉塞について、
詳しくは犬の病気事典 Petwellさんが
大変参考になります。
http://www.petwell.jp/disease/dog/
熱があり震えている
人間と同様に、
犬も風邪をひいたり炎症をおこすと
発熱します。
犬の平熱は約38度なので、
40度を超えると発熱状態になります。
犬が発熱した場合の対処法を
こちらを参考にしてくださいね。
-犬パルボウイルス感染症
-犬レプトスピラ症
-犬ジステンパーウイルス感染症
-風邪
●内臓の炎症(胃腸炎・膵炎など)
●チョコレート中毒
●熱中症
発熱した上に震えていると
とても心配になりますが、
たいていの場合は寒気による震えなので、
あまり心配はいりません。
あたたかくして、
安静に休ませてあげましょう。
しかし、
チョコレート中毒による震えには
注意が必要です。
犬はチョコを食べると中毒になり、
震え・下痢・嘔吐・昏睡をおこして
最悪の場合死に至ります。
「チョコ食べちゃったかも!?」
と思ったら、
すぐに病院に連れていきましょう。
チョコレート中毒について、
詳しくは↓こちら↓をご覧ください。
●チョコレート中毒について
また、熱中症でも発熱することがあります。
熱中症が疑われるときは、
涼しい場所に移動させて水分補給をしながら
病院に急ぎましょう。
脱水症状の出やすい症状をまとめてますので
参考にしてくださいね。
血便の下痢をしている
血便の下痢は、体のどこかで
炎症や病気がおこって出血している証です。
特に黒っぽい色の血便の場合、
ガンなどの重篤な病気が
発生している可能性もあります。
下痢自体、体力を消耗しますし
出血が続くと貧血になって危険です。
血便がでたら、
すぐに獣医さんの診察を受けましょう。
その際血便を持っていくと
スムーズに原因がわかります。
-肛門付近で炎症がおきた
●うんちの表面に血液混じりの
粘液が付着している下痢
-寄生虫の感染(鉤虫)
-タマネギ中毒
●水のような赤い下痢
-犬パルボウイルス感染症
●黒色の下痢
-消化管からの出血
●タール状の下痢
-消化管からの出血
-呼吸器からの出血
予防接種を受けている犬の場合、
もっとも注意すべきなのは
タマネギ中毒です。
犬はタマネギを食べると
血液中の赤血球が傷つけられ、
血便・血尿、下痢・嘔吐といった
つらい症状をおこします。
致死量は5Kgの犬なら1/4玉程度、
犬の体質によってはもっと少量でも
命の危険があります。
タマネギのほかにも、
犬には危険な食べ物があります。
こちらの動画をご覧ください。
(所要時間:1分46秒)
他にも絶対に与えては
ダメな野菜を紹介しているので
参考にしてください。
ぐったりして動かない
下痢や嘔吐などの症状はないけれど、
とにかくぐったりしているときには
なにか痛みや病気を
抱えている可能性があります。
できるだけ早く、病院に行きましょう。
●腎不全
●膀胱炎
●子宮蓄膿症
●熱中症
低血糖は子犬や老犬でおこりやすく、
重症化すると命の危険もあります。
応急処置として砂糖水を口内に塗りつけて、
動物病院に急ぎましょう。
腎不全や膀胱炎は、
細菌感染などなんらかの理由で
腎臓や膀胱が障害をおこす病気です。
どちらも初期段階では症状が外に出にくく、
早期発見が難しい病気です。
定期的な尿検査をおすすめします。
子宮蓄膿症は子宮内に膿がたまる病気です。
大腸菌などの細菌感染が原因で、
重症化すると腎不全をひきおこしたり、
死に至る危険もあります。
避妊手術で100%予防で可能です。
ぐったりと元気がない・・・食欲がない時と食欲はある時の違いは?
ぐったりとして元気はないけれど、
食欲がない時と食欲はある時の違いは
どこにあるのでしょうか?
●内臓の炎症
●子宮蓄膿症
●腎臓病・膀胱炎
●熱中症 など
●軽い熱中症や夏バテ
●病気の初期症状
食欲がある時は
軽い風邪や病気の初期症状など、
軽症な場合がほとんどです。
診察は受けた方がいいですが、
夜間の救急病院に行く必要はありません。
しかし食欲がない時は、
なんらかの病気の可能性が高いです。
今すぐに獣医師の診察を受けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ぐったりしている上に、
嘔吐と下痢をしているときは
怖い病気の恐れがあります。
食欲がある時は少し様子見でもOKですが、
できるだけ急いで動物病院に連れて行き、
一日も早く回復させてあげましょう。
この記事をSNSでシェア