犬の痙攣の原因!歩けない程の震えの時に考えられる理由は?
飼い犬が硬直し、
ピクピクがたがたと
痙攣みたいに震えだしたら……!?
……怖いですよね。。
想像しただけでも、
不安で泣いてしまいそうです。
でも実は、
犬が痙攣をおこすことは結構よくあります。
痛みや病気など
痙攣の原因はさまざまで、
原因ごとに違った対処が必要です。
そこで今回は、
- 犬の痙攣の考えられる原因
- 痙攣の種類
- 飼い主の正しい対処法
について調べました。
覚えておいて欲しいのは、
『痙攣自体で死ぬことはない』
ということ。
私たち飼い主さえ
正しく対処してあげられれば、
痙攣の回数を減らせたりして
上手く付き合っていくことも可能ですよ。
この記事に書いてること♪
犬が痙攣している!考えられる原因とは?
犬に痙攣という症状があらわれた場合、
- 怪我など痛み
- 寒さなどの気温
- 不安や恐怖など精神的ストレス
- 病気
という4つの原因が考えられます。
怪我など痛みによる痙攣
若く健康な犬なら、
怪我など痛みによって震えていて、
それが痙攣のように見えている
可能性がもっとも高いです。
人間でもそうですが、
骨折やひどい捻挫などで
強い痛みを感じたとき、
冷や汗をかいて寒気を感じ
思わず震えてしまうこと、
ありますよね??
それと同じで、
犬も強い痛みを感じると
思わず全身が震えてしまうことが
あるのです。
病的な痙攣ではなく生理的な震えなので、
怪我などの治療さえすれば大丈夫です。
こちらに、肉球の怪我にきく
薬を紹介しているので
チェックしてみて下さいね。
寒さなど気温による痙攣
冬の寒い夜や屋外に出た瞬間に
ブルブル震え出したなら、
それは寒さなど気温による震え
の場合がほとんどです。
犬は寒さに強い生き物ですが、
チワワや老犬などは寒さが苦手で
ガタガタ震えることがよくあります。
全身を小刻みに震わせて
体温を上げようとする生理的な反応なので、
特に心配はいりません。
逆に、暑い真夏に急に震え出したら、
注意が必要です。
熱中症と脱水による痙攣かもしれません。
涼しい所に移動して脇や股を冷やし、
水分補給をしてあげてくださいね。
不安や恐怖など精神的ストレスによる痙攣
不安や恐怖などの精神的ストレスが
痙攣としてあらわれる犬もいます。
精神的なストレスによる症状は
犬によって色々な出かたをします。
足をしきりになめつづけたり
吠え続けたりする犬もいますが、
痙攣しだす子もいるのです。
ストレス源をとりのぞいて、
ゆっくりゆっくり
心を癒してあげましょう。
病気による痙攣
痙攣の原因の中でもっとも怖いのが、
この病気による痙攣です。
痙攣をおこす病気には
たくさんの種類があります。
- 脳腫瘍
- がん
- トキソプラズマ症
- 水頭症
- ジステンバーウィルス感染症
- 甲状腺機能低下症
- 心筋症
- てんかん……などなど
病気による痙攣の代表例は「てんかん」
この中でも、「てんかん」は
痙攣をおこす代表的な病気です。
てんかんは神経細胞の異常によって
痙攣発作を慢性的に繰り返す病気です。
幼犬期に発症することが多く、
原因の特定も治療も難しいと
いわれています……。
でも、薬によって発作をコントロールして
生活を質を上げることは可能です。
寿命にも影響しないといわれています。
安心してくださいね♪
犬の痙攣には2種類ある!どんな症状なの?
犬の痙攣の症状には、
- 全般発作
- 部分発作
の2種類があります。
全般発作の場合
全般発作とは、
全身が痙攣している症状です。
脳の中心部分がショートしており、
意識はありません。
もっとも重たいてんかん症状です。
少しショッキングな動画ですが、
てんかんによる全般発作の様子を
ご紹介します。
(獣医師の指示のもと、
診察のために録画したものです)
四肢が硬直して
体をコントロールできていません……。
全般発作では意識がないため
苦痛は感じていないと言われていますが、
苦しそうですよね。。
もし、歩けないほど
痙攣している場合は
こちらで原因を確認してくださいね。
部分発作の場合
部分発作は、
全身の一部分が痙攣したり
麻痺して動かない症状です。
脳の一部分だけに
異常が生じている状態で、
意識はある場合が多いです。
痙攣を起こした時の飼い主の正しい対処法とは?
飼い犬が痙攣を起こした時、
飼い主はどう対処したらいいのでしょうか?
まずは
痙攣中に怪我をしないよう保護する
ことがなによりも大切です。
痙攣中は犬自身で
体の動きをコントロールできないので、
飼い主が守ってあげる必要があります。
犬の周囲にクッションなどを置いて、
怪我をしないようにしてあげてください。
痙攣が治まったら
痙攣の原因にあった対処法をとって、
痙攣の治療&予防をしてあげましょう。
- 怪我など痛みによる痙攣
→患部を確認して手当する
治るまで安静にする - 寒さなど気温による痙攣
→毛布や服で調整する
空調を適温に保つ - 不安や恐怖など精神的ストレスによる痙攣
→ストレスの原因を特定する
ストレスの原因を取り除く - 病気による痙攣
→獣医師による治療を受ける
痙攣の原因の特定は難しいので、
対処しても再度痙攣が起こった時は
獣医師に相談しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
大切な愛犬が痙攣なんてしたら、
パニックになってしまいますよね……。
でも落ち着いて、
まずは周囲にクッションを置いたりして
保護をしてあげましょう。
痙攣がおさまったら、
再発予防のための正しい対処法を
とってあげましょう!
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