犬が発作のような咳をする!その原因や対処法は?
「フガ!フガ!フガ!フガ!」
愛犬が突然咳き込んで、苦しみだした!
すぐには止まりそうもない…。
「でもどうしよう!?近くに病院はないし。
どうしたらいいの??誰か助けて~!!」
こんなシーンに遭遇すると、
誰もがパニックになってしまいますよね。
発作の様な呼吸といっても原因は様々。
その考えられる原因を探りながら、
何が起きても慌てないためには、
どうしたらいいのか?
の対処法についても解説します。
この記事に書いてること♪
犬の発作!病状と考えられる原因とは?
犬の発作と言ってもいろいろな
原因が考えられます。
犬の発作について挙げると
発作性呼吸、過呼吸、咳、てんかん、
といった症状があります。
呼吸困難を症状とする病気には、
胸の病気、咽頭の病気、
気管や気管支の病気、肺の病気、
心臓病、熱中症、頭のケガ、中毒 と
たくさんあります。
以下の項目では、発作の代表的な症例である
てんかん、発作性呼吸、心臓発作、喘息
について詳しく解説します。
泡を吐いたり痙攣するのはてんかんの可能性も
犬がてんかん発作を起こす原因には、
腎臓や肝臓の病気、
食べ物や薬品による中毒、脳腫瘍、
低血糖、低酸素、ジステンバー、熱中症
などいろいろ考えられます。
てんかんの発作は突然始まります。
急にガクガク震え、手足を硬直させ、
その場に倒れてしまいます。
無意識に水かきをするように、
手足を動かしたり、
泡を吹いたり、
おしっこを漏らしたり、
時には脱糞したりもします。
特徴的なのが、犬種のよっても、
てんかんになりやすい ものもいて、
てんかんの発生率の高い犬種は
ボクサー、ゴールデンレトリーバー、
ラブラドールレトリーバー、
ミニチュアシュナウザー、プードル、
シベリアンハスキー
などです。
ひどい咳や過呼吸の症状は発作性呼吸か心臓発作か
発作性呼吸とは、
逆くしゃみとも呼ばれます。
普通のくしゃみは鼻から外へと勢いよく
空気を押し出しますが、
逆くしゃみはまるで
豚がフガフガいうように
外から鼻の奥へ激しく
息を吸い込む現象をいいます。
逆さくしゃみは、
プードルパピヨンチワワ
といった小型犬に多くみられます。
症状は、数秒から長くても1分程なので、
逆さくしゃみが原因で大事に至ることは、
まずありません。
原因はよくわかっていませんが、
アレルギーのある犬に発作が
出やすいと言われています。
過呼吸の発作は、
激しい運動をした後なら心配いりませんが、
そうでない場合は
心臓疾患や喘息
といった病気かも知れません。
いつもと違った浅い呼吸が続く場合は
診察を受けましょう。
心臓病による咳の特徴は、
魚の骨がのどの奥に刺さって、
それを吐き出すような咳です。
この咳は夜間や明け方に多いので、
こういった続く場合は動物病院で早め
に診察を受けましょう。
呼吸困難や咳の症状は喘息の場合も
喘息とは気管が何らかのきかっけで
突然収縮し呼吸困難、咳、過呼吸、
といった症状の発作が起きることを言います。
喘息の原因は、冷たい空気を急に吸った、
激しい運動をしたなどが原因の
非アレルギー性のものと、
アレルギーを引き起こす食べ物や
化学物質(アレルゲン)が
体の中に入ったなどが原因の、
アレルギー性のものがあります。
喘息の症状は、息がゼーゼーする、
喉がヒューヒューいう、
激しい咳呼吸困難過呼吸
といったものです。
喘息の発作は、
およそ30分ほどで治まりますが、
呼吸困難が続くと酸欠状態になり
命にかかわる場合もあります。
舌の色が紫色、歯茎が真っ白
といった状態は
非常に危険な状態ですので、
すぐに動物病院に連絡しましょう。
パニックにならずに対処して!発作が起きたときはどうする?
発作が起きたときは具体的にどのような
対処法をとったらよいのでしょうか?
次では発作の起きた時
慌てないための対処法をお話します。
てんかんの場合
発作が起きてからの時間を計っておきます。
てんかんの発作は1~2分で治まるので、
30分以上続く場合はすぐに病院へ連絡しま
す。
てんかん発作は予想のつかない
激しい動きをするので、
あわてて抱き上げたり、
押さえつけたりしないことです。
犬本人は意識がないので
噛みつかれたり、
けられたりして危険です。
てんかん発作は慌てて病院に行かなくても
大丈夫です。
しかし、
歯茎が白いといった場合は
急いで動物病院に連絡しましょう。
過呼吸や逆くしゃみの発作の場合
過呼吸や逆くしゃみの発作の対処法は、
数秒間鼻の穴を手で塞いでみる、
のどや胸部をマッサージしてみる、
好きな食べ物の匂いを嗅がせてみる、
といった方法があります。
裏技としては、
犬の肘から親指側の手首にかけて、
尺沢(しゃくたく)、太淵(たいえん)、
列けつ、孔最(こうさい)という呼吸器系に効くツボがあります
ので押してみてください。
喘息の発作はどうするの?
喘息の発作は緊急の場合、
動物病院での酸素吸入が必要ですが、
処方してもらった薬があるのなら、
犬用の咳止めや気管支拡張剤
を飲ませて様子を見ます。
まとめ
突然の発作で飼い主さんまで
パニックに陥ってはいけません。
そういう時こそ冷静に行動し、
どういった条件でどのような
発作が起きたのかしっかり覚えて
おきましょう。
動物病院へかかったときの、
診断に役立ちます。
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