犬の目に膜が!正常・異常の見分け方と考えられる病気とは?
飼い犬の目をじーっと見ていて、
「なんか変な膜がある!?」
と驚いたこと、ありませんか??
私は最初、すごくびっくりしました!
「目の病気!?」
「膿が出てるのかな・・・?」
なーんて、
色々心配したものです”(-“”-)”
実はこの膜は
『瞬膜』という正常なものなんですが、
ビギナー飼い主にとっては
本当にびっくりな不安の種でした。。
そこで今回は
そんな不安な経験を活かして、
- 犬の目に膜が見えるのは異常?正常?
- 瞬膜の異常を見分ける方法
- 瞬膜に異常が現れる病気の種類と治療法
を詳しくお話しします。
飼い犬のこととなると、
慌てふためいてしまうのが
飼い主というものです。
でも病気の早期発見には、
飼い主が冷静さが欠かせません。
いざってときに慌てないように、
できるだけたくさんの犬の知識を
一緒に身に着けていきましょう!
この記事に書いてること♪
犬の目に膜が見える!これって異常なの?
早速ですが、
まずはこの動画をご覧ください。
目の内側に薄い白い膜があるの、
わかりましたか??
(わかりにくかった方は、
26~30秒あたりの左目に注目して
もう一度見てみてくださいね。)
これが先ほどお話しした”瞬膜”です。
動画は猫ちゃんですが、
犬にも同じ膜があります。
犬の瞬膜の役割とは?
瞬膜は上まぶたと下まぶたに次ぐ
”第3のまぶた”ともいわれています。
上下まぶたと同様に、
- 角膜を保護する
- 目のうるおいを保持する
という役割があります。
瞬膜の異常を見分ける方法とは?
もしも今
そばにわんちゃんがいるなら、
ぜひ目を見つめてみてください。
瞬膜、見えますか??
・・・もし簡単に見えたのなら、
少し異常が起きているかもしれません。
瞬膜は本来、
「目頭のところになんか白いのがあるな」
程度にしか見えないものです。
目を開けているときに
常に簡単に見つけられる場合、
病気の可能性があります。
瞬膜に症状が現れる病気の種類と治療法とは?
では、瞬膜が常に見えている場合は
どんな原因が考えられるのでしょうか?
瞬膜の異常は、
- 寝ぼけている(寝起き)
- 免疫力の低下
- 体力の低下
- 神経系の異常
- 目の痛み
- チェリーアイ
によってよく起こります。
寝不足やちょっと疲れている時に、
瞬膜の動きが
おかしくなることがあります。
また、
神経系になんらかの異常があったり
ゴミが入るなどで目が痛い時にも、
瞬膜の異常が見られます。
瞬膜の異常の原因の中で
特に代表的なのは、
チェリーアイという病気です。
チェリーアイってどんな病気?
チェリーアイとは、
瞬膜の裏にある涙を分泌する組織(瞬膜腺)が
炎症を起こして腫れあがり、
瞬膜の外に飛び出してしまう病気です。
さくらんぼのような赤い腫れが
目頭にできるため、
チェリーアイとよばれています。
通常は見えないはずの瞬膜も、
涙を分泌する組織に押し出されて
常に見える状態になってしまいます。
チェリーアイの症状
チェリーアイになると、
- まばたきが多くなる
- 目が乾燥する
- 目やにが増える
といった症状が現れます。
チェリーアイをそのまま放っておくと、
結膜炎や角膜炎になって、
最悪の場合は失明の可能性もあります。
チェリーアイの原因
チェリーアイが起こる原因は、
まだよくわかっていません。
ケンカや事故によるものや
先天的なものが知られています。
チェリーアイの治療法
チェリーアイの治療は、
- 軽~中度・・・
抗菌剤と抗生物質によって
炎症を鎮める - 重度・・・
外科手術によって、
飛び出した瞬膜腺を元の場所に固定する
という方法によって行われます。
チェリーアイは再発しやすい病気なので、
継続的な治療と観察が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
犬の第3のまぶた”瞬膜”は、
角膜の保護と目のうるおいの維持に大切な
影の機関です。
犬の体調が悪かったり病気になっていると、
この瞬膜が白い膜として
外から見えるようになります。
1日程度で瞬膜が見えなくなれば、
特に心配はいりません。
しかしずっと見えている場合、
チェリーアイという病気かもしれません。
初期であれば、
抗菌剤や抗生物質による治療で
治すことができます。
愛犬の目に白い膜がずっとあったら、
できるだけ早く動物病院に
連れていってあげてくださいね。
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