犬の脳炎が回復することはある?完治と後遺症の可能性とは
愛犬が脳炎と診断された・・・
とても悲しく、驚きと不安で
どうしたらいいのか
わからなくなってしまうと思います。
回復する見込みや後遺症が残る危険性、
死の可能性などの現実を調べました。
治療法についてもご紹介します。
この記事に書いてること♪
犬が脳炎と診断された!この先どうなるの?
犬が脳炎と診断されたら、
この先どうなるのでしょうか?
回復の可能性や後遺症の危険の前に、
まずは脳炎の症状と種類を
ご紹介します。
身体のマヒ
痙攣
元気がない
歩行時にふらつく
●脳炎の種類
・細菌感染によるもの
―感染性脳炎
・特発性(原因不明)
―壊死性脳炎(NME)
―肉芽腫性髄膜脳炎(GME)
―壊死性灰白質性脳炎(SRMA)
上記のような症状がでたら、
動物病院に行き、検査を受けましょう。
脳炎の診断は難しいので、
脳神経を専門にしている獣医師に
診てもらうのがオススメです。
それでは、回復の可能性や後遺症の危険を
見ていきましょう。
症状が回復してそのまま完治する可能性はある?
脳炎と診断された後、
症状が回復してそのまま完治する可能性は
あるのでしょうか?
細菌感染による感染性脳炎の場合、
抗菌剤などの治療をうけて回復し、
そのまま完治する可能性があります。
感染から時間が経っていないほど、
完治が期待できるそうです。
できるだけ早く受診して、
治療をしてあげましょう。
一方、特発性の脳炎の場合は、
予後はかなり厳しいことが多いようです。
治療をしても、発症から数日で
亡くなってしまう場合もあるそうで、
専門医でも回復するかどうか
予測することは難しいといいます。
脳炎を起こした場所や程度によって
治療への反応や回復度合いは異なるため、
こちらも早めの検査と治療が大切です。
治ったけれど予後、後遺症が残る危険性は考えられる?
治療がうまくいき脳炎は治ったけれど、
予後はどうなるのでしょうか?
後遺症が残る危険性はあるのでしょうか?
脳炎は文字通り、
脳が炎症を起こしてしまう病気です。
炎症がひどかった場合や
治療により脳を切除した場合は、
身体のマヒや視力の低下といった
後遺症が残る危険性があります。
再発や発作の危険も、
常に抱えることとなります。
また、脳が壊死しているため
- 徘徊
- 夜鳴き
- 異常な食欲
といった認知症のような症状も
後遺症として出ることがあります。
さらに、脳炎の治療にはステロイド剤や
免疫抑制剤などの強い薬を使う場合もあり、
薬の副作用が後遺症として
予後も残ることがあります。
診断された時点で余命宣告されることもある?
脳炎と診断された時点で、
余命宣告されることもあるのでしょうか?
残念ながら、脳炎の治療は難しく、
脳炎になった段階ですでに
あと数日の命となっている場合もあります。
特に、特発性脳炎になった犬は、
発症してから数日で
亡くなってしまう場合も多いようです。
しかし先ほどもお話ししましたが、
脳炎の予後の予想は
専門医でも難しいといいます。
治療法もまだ確立されておらず、
思わぬ治療が功を奏するかもしれません。
諦めずに、できる限り愛犬を
励ましてあげましょう。
きっと頑張ってくれると思います。
脳炎の治療法!ステロイドや食事療法は有効?
脳炎の治療では、
どのようなことが行われるのでしょうか。
抗菌剤
ステロイド剤
●特発性脳炎の場合
免疫抑制剤の投与
ステロイド剤の投与
糖質コルチコイドの投与
手術で壊死部分を切除
このような治療をほどこし、回復した後は
食事療法で再発や発作を防いでいきます。
具体的には、
- 脳圧をあげないように
水分補給を控える - 肥えすぎないように
低カロリーのエサに替える
といった食事管理を行います。
合わせて、痙攣抑止剤などの薬も
飲み続ける必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
愛犬が脳炎と診断されたら、
不安でたまらないと思います。
正直なところ、
脳炎の予後は厳しいようです。
飼い主にしてあげられることは
あまりなく、愛犬と獣医さんを信じて
治療を受けるしかありません。
しかし、飼い主であるあなたの励ましが、
愛犬にとって一番の薬になると思います。
回復を信じましょう。
脳炎が回復しても後遺症が残り、
予後の生活には飼い主のあたたかい介護が
必要になることもあります。
しかし脳炎を抱えながら、
寿命を全うする犬もいます。
脳炎は厳しい病気ですが、
愛犬の支えになってあげてくださいね。
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