インコは東南アジアやアフリカなど、
暖かい地域で暮らす種類が多く、
日本の冬はそのままでは越せないため、
冬越しのためにヒーターが必要です。
ですがヒーターを選ぼうと思ったとき、
電球やパネルタイプなど、色々な種類があり、
どれを購入したらいいのか
迷った人もいるのではないでしょうか。
そこで今回はインコ用ヒーターの
選び方のポイントや付け方、
種類別の使い方などを徹底解説!
この記事を読んでから購入すれば、
失敗せずに最適なヒーターを
チョイスできますよ。
インコ用ヒーターの選び方は?
- 保温電球タイプ
- パネルタイプ
が主に挙げられます。
保温電球タイプは最もポピュラーで、
インコ以外にもウサギなど
小動物の保温にも使われます。
ヤケド防止のためにカバーが付いていますが、
カバー自体も熱くなるので、
インコが乗ったり、そばに寄りそったままだと、
低温ヤケドを起こしてしまうことも。
またケージ全体を暖めてくれますが、
コードを齧られてしまうこともあり、
取り付けには注意しなければなりません。
パネルタイプのヒーターは
ケージの側面に取り付けたり、
ケースの下に敷いて使うタイプになります。
ケージの外から暖めてくれるので、
コードを齧られる心配もなく、
インコ自身が離れるなどして調節できるので、
ヤケドのをする心配は少なめです。
ですが保温電球よりは暖める力は少ないので、
どちらかというと補助的な役割で
使用することが多いです。
インコのヒーターの使い方
インコのヒーターは種類によっても
使い方が変わってきますが、
保温電球タイプの場合は、
暖かい空気が逃げないように、
ケージ全体を囲ってあげる必要があります。
アクリルケースや、
ペット専用のビニールカバーなどで
ケージを覆うようにします。
ヒーターを外付けする場合は
火事の原因にもなるので、
ケースやカバーが直接
当たらないようにしてくださいね。
またケージを囲うと温度が上がりやすくなるので、
サーモスタットと温度計を併用し、
設定温度以上にならないよう、
しっかりと管理してあげましょう。
パネルヒーターの使い方は?
パネルヒーターはケージの外から
暖めて使用するタイプなので、
ケージ側面に設置するか、
そばに置いて使用します。
インコが直接ヒーターに触れないように
離して設置するなどの工夫が必要です。
また保温電球より暖房効果は低く、
ケージ内全体を暖めるのには
あまり向いていません。
ケージのそばに温度計を置き、
あまり暖まらない場合は、
ヒーターを追加するか、
他のヒーターに変えるなど、
工夫をしてくださいね。
インコのヒーターで火事になる?
インコのヒーターは安全に使用できるように
作られてはいますが、
使い方を間違えれば火事にもなります。
ヒーターに直接覆うように布をかけたり、
電気コードをインコが齧ったりし、
漏電が原因で火事が起きることがあります。
気をつけていれば火事も防ぐことができるので、
ヒーターに可燃性の布などをかぶせたり、
コードを齧られないように工夫するなど
設置する際には気を付けるようにしましょう。
下記の記事では、
火事にならないための管理方法を
詳しく紹介しているので、
こちらもチェックしてみてくださいね。
⇒インコのヒーター!火事にならないための管理法と設置場所
インコのヒーターはいつからいつまで付ければいいの?
インコのヒーターを付けるタイミングですが、
最低気温が20℃下回るようでしたら、
ヒーターを付けるようにしてください。
秋になると朝晩は冷え込むこともあり、
日中との気温差も大きくなります。
この気温差はインコにとってもストレスで、
体長を崩しやすくなるので、
早めにヒーターを設置し、
サーモスタットで設定温度以下の時は
ヒーターが作動するように設定しましょう。
またヒーターをいつまで付けておくのかも
気になるところですが、
最低気温が20℃以上になるようなら、
外してしまってもよいでしょう。
低温やけどに注意
インコのヒーターは、
快適な温度を保ってくれる
便利なアイテムでもありますが、
低温ヤケドの心配もあります。
低温で熱さを感じにくい低温ヤケドは
患部の深いところまでヤケドを負ってしまい、
普通のヤケドより重症化しやすいのが特徴です。
可愛いインコのヤケドを防ぐためにも、
ヒーターに近づけないようガードするか、
ケージの外にヒーターを設置するなどして、
直接インコに触れないようにしましょう。
まとめ
今回はインコのヒーターについて、
選び方や種類別の付け方、
ヒーターを付ける際の注意点を紹介しました。
ヒーターにはいくつか種類があり、
それぞれメリットやデメリットがあります。
ヒーターは便利なアイテムですが、
使い方を間違えると低温ヤケドや
火事などの事故の原因にもなります。
インコを安全快適に冬越しさせるためにも、
ヒーターの設置には十分に注意しましょう。
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