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スズメの卵の孵化するまでの日数!生まれるまでの期間が知りたい!

スズメの卵の孵化

カラスやハトなど同じくらい
よく見かける鳥としてスズメがいます。

小さくてまん丸のスズメは
見ているだけでもかわいいですが、
小さいスズメがどのくらいで孵化するのか
気になる人も多いのでないでしょうか。

またスズメの卵を何らかの理由で
拾ってしまった場合、
人工的に温めることはできるのかも
気になりますよね。

今回はスズメの卵が孵化するまでの日数や、
人工的に孵化させるための注意点
について、
詳しく解説していきたいと思います。

スズメの卵の孵化するまでの日数はどれくらい?

まずスズメですが、
平均的に3月頃から9月頃に
繁殖期を迎えます。

その間に数回卵を産み、
子育てをします。

スズメは一度の産卵で
4個~6個の卵を産み、
オスとメスで交代で卵を温め、
抱卵後12日目に卵が孵化します。

スズメの卵が孵化しても1週間は雛を温め続ける!

こちらの動画は、
実際にスズメが卵を温める様子を
撮影したものです。

スズメは卵が孵化した後も、
1週間ほど抱卵し続けます。

産まれたばかりのヒナは
毛が生えていなく、
そのままでは寒さで死んでしまいます。

そのため毛が生えてくるまで
1週間程は親鳥の体温で温め、
寒さから守ってあげる習性があるのです。

スズメの卵を人の手で孵化させるための3つの注意点は?

ここまでスズメの卵が孵化するまでの
日数について紹介してきましたが、
何らかの理由でスズメの卵を
保護することがあることもあります。

もし卵を保護した場合、
人工的に孵化させるには
どうしたらいいのでしょうか。

次の章からは、
スズメの卵を人の手で孵化させる際の
3つの注意点について解説していきます。

1.37~39度で温め続ける

まず1つめの注意点として、
卵を37度~39度で温め続ける必要があります。

スズメの親は卵を産んでから12日間
孵化するまで卵を温め、
常に37度~39度に温度を保ちます。

この高い温度を一定に保つことが、
人工的に孵化させるために重要になってきます。

常に一定の温度を保つことができる
孵化器を使うのが一番
ですが、
無い場合は他の物でも代用ができます。

例えば発砲スチロールの中に
電気アンカを設置し、
その中に卵を入れたり、
保温電球を使い温めることができます。

ですが温度が上がり過ぎても
下がり過ぎても孵化することができないので、
サーモスタットなどを使用し、
温度管理には十分注意する必要があります。

2.転卵を行う

2つめの注意点ですが、
卵を孵化させるには
転卵と呼ばれる行為をする必要があります。

これは卵の中で癒着しないように
数時間おきに卵を回転させるのですが、
人工的に孵化させる場合も
この転卵を行う必要があります。

転卵は2~3時間おきに1回行い、
保温し始めてから8日間続けます。

3.湿度に注意する

スズメの卵を孵化させるための
注意点3つめに、
湿度に注意する点が挙げられます。

卵を温めている時は、
どうしても乾燥しがちになってしまうため、
湿度にも注意しなければいけません。

孵卵器には湿度を管理する機能がついているので
あまり気にする必要はありませんが、

発砲スチロールなどの
自作の孵卵器を使用する場合は、
コップなどに水を入れて
容器の中にいれておきましょう。

また生まれる直後には、
ヒナが誤って溺れてしまう可能性があるので、
容器から水を取り出しておきます。

スズメの卵を孵化してから巣立ちまでどれくらい?

スズメの卵は約12日間で孵化します。

生まれたてのヒナは毛が生えていなく、
自分で体温を維持することも難しいため、
毛が生えそろって巣立ちをするまでは
保温をしてお世話をします。

孵化して巣立ちまでは
約2~3か月くらいかかるようです。

また自然界では巣立ちの準備として
飛び方の練習や、
餌の取り方などを親鳥が教えますが、

人工的に孵化させた場合は、
これらも人間が教えてあげる必要があります。

自然にかえってもしっかり飛べて
餌も取れるように、
巣立ちの時までに練習をして
覚えさせましょう。

巣立ちを迎える合図は、
今まで食欲旺盛だったヒナが、
急に餌を食べなくなったらです。

巣立ちは午前中に行うので、
もし上記の様子が見られたら、
巣立ちをさせてあげましょう。

ですが成鳥具合はそれぞれ違うので、
すんなり巣立ちができる子もいれば、
うまく飛べずに戻ってきてしまう子もいます。

そんな時はすぐに巣立ちが
できるようにしつつ、
餌を与えて次の巣立ちのときまで
お世話をしてあげてくださいね。

まとめ

今回はスズメの卵が孵化するまでの日数や、
人工的に孵化させる際の
注意点3つを紹介してきました。

スズメは3月から9月の間に
数回繁殖期を迎え、
一度の繁殖で4個~6個の卵を産みます。

抱卵はオスとメスで交互に行い、
12日後に孵化してヒナが生まれます。

人工的に孵化させる場合は、
温度を37度~39度くらいに保ち、
2~3時間おきの転卵や
湿度を保つことも重要になってきます。

人工的に卵を孵化させるのは
大変な面も多く、
孵化後もヒナの成鳥に合わせて
巣立ちの準備をする必要があります。

もしやむを得ずスズメの卵を
拾ってしまった場合は、
ぜひ今回の記事を参考に、
巣立ちまでお世話をしてみてくださいね。

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