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犬の脱毛症は病気の可能性も!対処法は?

 2016/02/17 5.病気
この記事は約 13 分で読めます。

    ワンちゃんの皮膚トラブルに伴いそこから
    脱毛症を併発することも
    多いのでは
    ないでしょうか。

    円形脱毛のようなもので、
    一部的に脱毛を起こす症状から、
    背中やお腹全体的に脱毛を起こしたりと、
    脱毛症と言っても症状は様々ですよね。

    このような病気たちは、
    何が原因かなどを判断するのは
    とても難しいと感じます。

    中には、
    他の病気が潜んでいるなんてことも
    あるようですよ!

    脱毛症はストレスだけじゃなく、
    本当は怖い病気のサインかも・・・!

    異常だと思ったら、速やかに獣医師に
    相談しましょうね!

    それでは、ここからは脱毛症の原因や対処
    として
    代表的なものをご紹介します!


    これって病気?脱毛の原因とそれぞれの対処法

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    脱毛症の原因も様々ありますので、
    飼い主さんでは判断しずらいものが
    ほとんどです。

    生理現象である換毛期を除き、
    明らかに異常な脱毛が見られる場合、
    病気を疑った方が良いですね。

    原因によって、
    特徴的な症状もあるそうなので、

    参考になれるようお話しますね!

    アレルギー性脱毛症

    脱毛を引き起こす原因として、
    根本的な問題である皮膚トラブル
    関係していることも多いそうです。

    中でも、

    • ノミアレルギー
    • アトピー性皮膚炎
    • 食物アレルギー

    などが主なアレルギーです。

    これらは全て痒みを伴うため、
    ワンちゃんはひっきり無しに
    掻いたり、舐めたり、噛んだりしてしまう
    ということが
    脱毛を引き起こす原因になる
    ようですね。

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    このようなアレルギー性による脱毛は、
    体の部分的に発症するため、
    局部的に脱毛を起こすことが多いです。

    そして、炎症を起こし、発疹などの
    症状が現れます。

    また、真菌・細菌の感染などによって
    引き起こる脱毛症は、局所的な脱毛が特徴で、
    これらにも痒みや炎症を伴います。

    対処としてはアレルギーの原因を特定し、
    それに合った治療をしましょう。

    ノミやダニが原因であれば、
    駆除薬の投与、薬用シャンプーの使用、
    そして痒みや炎症を抑えるための
    お薬などが必要になります。

    アトピー性皮膚炎が原因であれば、
    アレルゲンとなるものに触れないよう
    生活環境などに気を遣いましょう!

    アトピーは完全に治らないため、
    症状を抑えるための治療をしていくことに
    なるでしょう。

    こちらに痒みや炎症を抑えるシャンプーを
    紹介しているので参考にしてくださいね。

    ⇒犬の皮膚病に良いシャンプー!おすすめ10選【厳選】

    食物アレルギーに関しては、
    発症する可能性は低いものの、
    2歳以上のワンちゃんで発症することが
    多いようですね。

    もし、アレルギーを発症した場合は
    病院で検査してくださいね。

    検査の費用はこちらを参考にしてください。

    ⇒犬のアレルギー検査の費用はいくら?保険で調べる方法とは?

    何年もの間、同じフードや食品を
    採り入れるほど食物アレルギーを
    発症することがあるようです。

    対処としては、
    アレルゲンを特定し、その品目を
    食べさせないようにしましょう。

    フードの選び方として、
    ナチュラルなものや、
    アレルゲンカットのようなフード
    試してみましょう!

    手作り食などで
    対応するのも良いでしょう。


    ホルモン性異常による脱毛症

    ホルモンと言っても、
    性ホルモンや成長ホルモンなど
    様々なものが挙げられます。

    先天的なものもあれば、
    後天的なものもあるようですね。

    原因として、性ホルモンの分泌が
    低下したり、過剰に分泌されたりと、
    ホルモンバランスを保てなくなることで
    脱毛症を引き起こしてしまうようです。

    このようなホルモン性による脱毛では
    痒みはほとんど見られないそうです。

    成長ホルモン異常では
    左右対称性脱毛、色素沈着。

    また、性ホルモン異常では、
    肛門周辺、脇腹、尻尾のつけ根などに
    脱毛が見られることがあるようですね。

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    治療としては、
    ワンちゃんの症状に合わせて
    ホルモン剤の投与を行っていきます。

    副作用もあるため、長期的に
    治療をしていくようになるでしょう。

    毛が生えるのにも時間はかかるため、
    治療には根気強く付き合って
    あげましょうね!

    内蔵疾患による脱毛症

    脱毛症の中にも、内蔵疾患を原因とする
    ものもあるようですよ!

    情報として多く知られているのは
    クッシング症候群というもので、
    別名、副腎皮質機能亢進症
    呼ばれていて、脱毛症の原因の中でも
    厄介な病気とも言えます!

    副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される
    ことによって
    起こる病気で、その異常は
    体にも影響を及ぼします

    かかりやすい犬種として、
    ポメラニアンやダックスフンドなどが
    挙げられています。

    症状としては、
    左右対称性の脱毛が特徴的で、皮膚の弱化や、
    お腹の膨らみ
    多飲・多尿なども変化として
    現れるようです。

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    基本的にはそのワンちゃんに合った
    薬物療法を進めていきます。

    完治を見込めるような病気ではないため、
    ずっと治療が必要になるかもしれません。

    また、食事も療法食などで
    対応していくことになるでしょう。

    この病気で大事なのは、
    症状をいかに抑え、
    進行を遅らせるかということです。

    無気力、筋力の低下など、
    老化に伴い現れる症状に似ているため
    老犬であると気に留めず、
    見逃してしまうこともあるようです。

    何よりも早期発見が望ましいので、
    少しでも異変を感じたら
    すぐに獣医師に診てもらいましょう!

    また、脱毛症にも原因不明のものもあって、
    明らかに毛のボリュームが
    無くなるような病気で、
    脱毛症Xと呼ばれているようです。

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    脱毛症にも原因は様々ですよね!

    なるべくこのような脱毛症を
    引き起こさないよう、
    衛生的にも管理をして
    健康面を意識した食事や、生活環境を整えて
    いくことが
    少しでも予防に繋がるのかも
    しれません。


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    ⇒オメガ3脂肪酸が入ったドッグフード&犬用サプリおすすめ8選

    また、解毒作用として効果的なハーブも
    是非おすすめします。

    皮膚トラブルの起こす原因として、
    血液に毒素がたまってしまうことも
    関係しているようですね。

    体を浄化するというのも、
    皮膚トラブルの改善に役立ちますよ!


     ストレスによって起こる脱毛症とは?

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    脱毛症にも様々な原因があると
    お話してきましたが、
    全てが体の問題ではないようですね。
    中には、精神的なストレスなどによって
    引き起こる脱毛もあり、
    これを心因性脱毛とも呼びます。

    ストレスによって、血行不良となり
    毛が抜けてしまうようですね。

    症状としては、円形脱毛のように
    局部的にきれいな肌が見えるというのが
    特徴のようです。

    痒みはなく、脱毛の部分を
    気にすることはないそうですが、
    異常に足先を舐めたり、
    尻尾の先を噛んだりすることで、
    脱毛が見られるケースもあります。

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    原因として何か心当たりは
    ありませんか?

    ワンちゃんはとてもデリケートで、
    些細な変化にも敏感なんです。

    • 引っ越しをした
    • 家族やペットの構成が変わった
    • 構う時間が減った
    • 近くで改装工事をしている

    なども大きな変化ですよね!

    でも、私たちが思っている以上に
    小さなことが原因かもしれません・・・!

    病院で診断しても、病気が
    特定されない場合は
    ストレスが原因だと考えます。

    ストレスの原因を追及し、
    その原因を取り除くようにしましょう。

    ワンちゃんをよく観察し、
    出来るだけストレスのない
    環境を作ってあげて下さいね!

    リフレッシュとして一緒に運動をすると
    血行も良くなりますしストレス解消には
    一番ですよ!

    ワンちゃんのストレスサインを
    しっかりと受け止めて、
    今まで以上に愛情を持って接すれば
    きっと改善することでしょう。

    首?お腹?脱毛症箇所で原因が違うかも!

    脱毛症を引き起こす原因によって、
    脱毛の症状や脱毛箇所などにも
    特徴があるよです!

    どんな風に脱毛しているのか?
    というのも原因の判断基準として
    観察してみると良いですね。

    内臓疾患による脱毛症では、
     腹部・胴体部分に広い範囲
    脱毛症が見られるようです。
    そして左右対称性の脱毛が特徴的です。

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    内臓疾患となると、体調にも
    影響してくるので注意が必要です!

    性ホルモン異常による脱毛症では、
    尻尾のつけ根脇腹などに
    脱毛症がゆっくりと進んでいきます

    成長ホルモン異常では、
    太もも裏側などに左右対称性脱毛
    見られるようですね。

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    原因によって、微妙に脱毛の箇所や
    症状も違ってくるようです。

    ただし、自己判断は禁物ですよ!
    異常があるときは、獣医師でも
    慎重な判断が必要なのです。

    脱毛箇所に加え、皮膚もよく観察し、
    痒がっていないか、
    赤く発疹が出ていないか、
    また、色素沈着やフケなどは出ていないか
    なども確認してみましょう!

    痒がっていたり、体の一部に脱毛が
    みられるときはアレルギーなどが
    原因と考えられます。


    同時になりやすい!こんな症状にも注意

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    問題は脱毛だけ?と思っていても、
    実は内臓疾患の影響を
    受けている可能性も
    あるということが分かりましたね。

    それでは、脱毛の他に同時に
    見られる別の症状にも
    目を向けてみましょうね!

    そうすることで、
    他の病気にも気付けるかもしれません。

    痩せてきたら糖尿病かも?!

    脱毛に伴い、ワンちゃんの体重が減り
    痩せてきたら、糖尿病を患っている
    可能性が考えられます。

    脱毛が起こっていたのは、
    その糖尿病の影響だということですね。

    糖尿病とは、インスリンの減少などにより
    糖を体内で使うことが
    出来なくなってしまう病気です。

    糖尿病の症状は、他にも

    • 大量に水を飲む
    • 頻尿
    • 食欲は増すのに対し
      体重は減少する
    • 無気力
    • 皮膚感染症

    などが挙げられています。

    糖尿病には、インスリン治療などに加え、
    食事療法なども必要になります。

    ご存知の通り、糖尿病の治療には
    気長に付き合って行くのと、
    飼い主さんの献身的な協力
    必要になってきますね・・・!

    もし糖尿病かも・・と感じられた場合は
    こちらの記事もチェックしてくださいね。

    ⇒犬の糖尿病の症状とは?末期の余命はどれくらい?

    脱毛だけじゃない!色素沈着が見られたら?

    続いては、色素沈着という症状について
    お話していきますね。

    脱毛に伴い、脱毛部分に
    色素沈着とみられる症状が出た場合、
    内臓疾患として、
    甲状腺機能低下症が疑われます。

    先ほどお話した、クッシング症候群に
    併発する確率が50%もあるようで、
    また、左右対称性脱毛が特徴的で
    症状がクッシング症候群と
    似ているように思いますね。

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    甲状腺ホルモンが低下することで
    甲状腺機能が弱まるという病気です。

    症状として、他にも

    • 体温の低下
    • 動きが鈍くなる
    • 心拍数、血圧の低下
    • 体がむくんだようにぶよぶよになる

    などが挙げられています。

    治療は、甲状腺ホルモン剤の投与などを
    続けることで、症状は改善するものの、
    一生その治療は続けていくことに
    なるかもしれません。

    また、クッシング症候群により併発
    している場合は、根本的な問題として
    クッシング症候群の治療が優先されます。

    このような病気を気付かずに、
    放置してしまうと、
    更に重症な粘液水腫性昏睡という
    域にまで達してしまい、
    多くは死に至ることもあるので、
    とっても怖い病気なんです・・・!

    すぐに変化に気付けるよう、
    いつもワンちゃんの体形や様子などを
    マメにチェックしておくと
    良いかもしれませんね!


    まとめ

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    皮膚病と言っても、
    様々なものがあって
    原因なども複雑だと思いましたが、
    参考になれたでしょうか。

    脱毛を引き起こす主な原因として

    • アレルギー性脱毛症
    • 真菌・細菌による感染症
    • ホルモン性異常による脱毛症
    • 内臓疾患による脱毛症
    • ストレス性による脱毛症

    などを中心にお話してきまた。

    しかし、
    他にもたくさんの原因や症状も
    あるようなので、
    やはり自分で病気を特定するのは
    難しいものですね。

    そして、皮膚病以外にも
    深刻な病気が見つかる可能性もあります

    どの病気においても、
    早期発見、早期治療が大切なので、
    飼い主さんは、ワンちゃんの
    体調の変化や
    体形の変化などにも
    注意深く
    観察しておくと良いでしょう!

    そして、皮膚・被毛には
    オメガ3脂肪酸ですよ!
    是非、予防として採り入れて下さい。

    また、ワンちゃんにとって、
    最適な環境や、ストレスのない
    生活を心掛けることが
    病気には一番の予防かもしれません!



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    伊藤 千帆

    現在1児の母として、子育て奮闘中でございます!

    実家にはシーズーの男の子。
    そして今は可愛い子どもと愛猫と
    のほほんと楽しく過ごしています。
    いつも子どもには「何でそんなに可愛いの~♪」と頬にスリスリ…
    けっこう親バカなんです(笑)

    幼い頃から動物が大好き!!
    そんな好きが高じて、ドッグトレーナー専攻で専門を卒業し、
    その後はペット用品店に勤務していました。

    その経験を活かし、
    常に誰かの悩みや気持ちと向き合いたいという想いで執筆致します!

    ワンちゃんのいろいろな情報を発信することで、
    1つでも幸せが増えますように^^

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