犬の薬の上手な飲ませ方!粉薬や液体など種類別に紹介!
「ウチの犬は健康体!
これからも薬の世話になんかならない」
なんて思ってはいませんか?
いくら健康でも、
もし何か病気になったり、
体調を崩したりしたら、
その子の健康を守るのはお薬ですよね!
しかし、ワンちゃんは人間とは違って
薬は安全なものという概念がないため、
苦ければ尚更嫌がります。
お薬を飲ませるということに
四苦八苦する飼い主さんも
多いのではないでしょうか。
ワンちゃんにお薬を飲ませたことの
ある人は分かると思いますが、
一筋縄ではいかないことも
多々ありますよね・・・。
飲んだ!と思ったら口からポロっと…。
食べ物と一緒に与えてみても
食べなかったり、器用に薬だけ
避けたりして。
ワンちゃんのためにしているのに、
嫌がったりする動作も強くなり、
お互いがストレスに感じてしまうことも
あります。
人間の子どもや老人でもそうですが、
お薬を飲ませるときには
飲ませやすくする工夫が
必要なんだと思いますよ。
今回はお薬の飲ませ方について、
コツなども一緒にお話していきますね!
この記事に書いてること♪
犬に薬を上手に飲ませる方法!種類別に紹介
お薬の種類も粉薬や錠剤など
様々ありますよね。
薬の種類を選ぶことは
出来ないかもしれませんが、
飲ませ方の工夫次第で、
そのワンちゃんに最適な方法が
見つかるかもしれません!
それでは、薬の種類別に
紹介していきますね!
カプセル・錠剤の飲ませ方!好物を活用する?
まず始めに、確実に自分の手で
飲ませる方法から説明していきます。
この方法で問題なく受け入れてくれれば、
基本の飲ませ方で大丈夫そうですね!
1:利き手ではない方の手で
上顎の犬歯を唇で包み込むようにして
親指と中指で押さえます
(そうすることで、ワンちゃんが
唇を噛まないようにするので
自然と口を開けてくれます)
2:片方の手で下顎を開くようにします
3:口を開けられたら薬をなるべく
素早く喉の奥の方へと入れてあげます
(気管に入ることはないので
安心してください)
4:口を閉じるように押さえて
喉を優しくさすってあげます
5:飲み込むのを確認したら手を離します
(舌をペロッとして口の周りを
舐めたら飲み込んだ合図です)
ここまでをテキパキと行うこと
6:飲めたらしっかり褒めてあげましょう
ポイントとしていくつか
付け足します!
お薬を飲ませるときは、ワンちゃんが
後退り出来ないように
壁に背を向ける形で行ったり、
他の人にワンちゃんを後ろから
押さえてもらうと良いでしょう。
そして、カプセルの場合、
少し水で濡らすなどすると
飲み込みやすくなりますよ。
胃に届くまでに引っかからないためにも
お薬を飲んだあとは水を飲ませましょうね!
また、上顎で口を開けるときに
鼻管を圧迫して苦しくならないよう、
力加減にも気を付けましょう!
動画で見れば理解しやすいですよ♪
それでは、基本のやり方では
飲んでくれなかった場合はどうでしょう。
そんな時には、やはり工夫が
必要になってきますよね。
工夫についていくつか提案します!
- ワンちゃんの好物のものに
埋め込んで与える - 粉末にして
(カプセルは開けて粉を取り出す)
はちみつなどに混ぜ
キレイな指ですくって
上顎に塗り付ける - 市販されているゼリー状の
オブラートなどに包む
(犬用のおやつのゼリーなどで
代用しても良いかもしれません)
などが工夫として、
よく活用されている方法です。
ワンちゃんの好物として、
チーズやパン、またはお肉などに
包み込んで与えることが
多いのではないでしょうか。
病気のため使用出来ない食べ物も
あるかもしれませんので、
好物と言っても、ワンちゃんの体に
負担のないものを選びましょう!
最初は薬の入っていない状態で
1、2個あげて、食い付きも良ければ
3個目くらいで薬の入っているものを
与えてみましょう。
そうすることで成功率も上がります。
カプセル自体が苦手という子には
最終手段として粉末にして、
別の方法を取ることも可能ですよ!
しかし、カプセルでは特に苦い薬を
使用しているので
苦みを感じやすくなったり、
錠剤でもゆっくりと体の中で溶けるという
設計で作られているため、
それを粉に変えてしまうと
効果にも影響するのかもしれません。
なので、獣医師に粉末にしていいのかを
聞いておくと良いでしょう。
場合によっては、形状を変えて
同じ効果のお薬を処方してくれたり、
粉末にした状態で
処方してくれることもあります。
粉薬の飲ませ方!コツは水分を上手く活用
粉薬は苦手なワンちゃんが
多いかと思いますが、
まずは基本の飲ませ方を
紹介していきますね!
1:ワンちゃんの唇の横の
たるんでいるところを広げる
2:キレイな指に粉薬を着けて、
口の粘膜に塗り付ける
3:頬を優しく揉み込んで
口の中に馴染ませるようにして
飲み込ませる
4:上手に出来たら褒めましょう
少量の水分で粉薬を錬って、
上顎などに着けてあげる方法でも
やりやすいと思います!
このような方法を取ることで、
反射的に飲み込んでくれるでしょう。
この基本の手順でも出来なければ
他の対策で飲ませてみましょう。
粉薬であれば、普段の食事に工夫をして
水分の多いウェットフードなどに
混ぜて一緒に与えても構いません。
先程お話したように、ハチミツ、
またはヨーグルトなどに
混ぜる人も多いようですね。
液体お薬の飲ませ方!少量ずつがコツ
液体となると、シリンジという
プラスチックで針のない注射器や
スポイトを活用することが
ほとんどではないでしょうか。
それでは基本の手順を説明します!
1:口を閉じた状態で少し上を向かせます
2:横の唇からシリンジなどで
少量ずつ注入していきます
3:上手に出来たら褒めてあげましょう
コツとして、一気に飲ませると
口から溢れ出てしまうことも
ありますので、
少量ずつを意識しましょう。
液体の場合はあまり工夫は
出来ないものの、
どうしても飲まないというときは
パンなどに染み込ませて
与えるという方法もありますよ!
なかなか飲まないなら投薬補助アイテムが有効!
どうしても薬を飲んでくれない・・・
ワンちゃんのことを想ってしているのに
上手くいかないと
悲しくなりますよね;;
そんな時は投薬補助アイテムを
有効活用してみましょう!
お薬の時間になるべくストレスを
与えないためにも、飲まないよりは
何か手段を選ぶことが一番です!
1つでもあると便利?スポイトやシリンジを使おう!
お薬を飲ませるときに、
持っていたいものはやはりスポイトです。
液体には必ずと言っていいほど
使うかもしれませんが、
粉薬などに関しても、水に溶かしたり
する方法を取った場合は
やはりスポイトが使いやすいですよね!
動画で分かりやすく粉薬の
飲ませ方を紹介しています!
シリンジですが参考にどうぞ!
また、使い道は薬の時だけに限らず、
ワンちゃんの体調が悪く食欲がないとき
水分補給をさせたり、液体の流動食を
飲ませたい時なんかにも便利ですよ!
特に子犬や老犬では必要になる場面が
多いかもしれませんね。
他にも投薬補助アイテムとして
ゼリー状のオブラートや、
投薬補助トリーツとして
ピルポケットという商品は
食い付きも良く人気があるようですね。
どうしても飲んでくれないという子には
是非試して欲しいと思います!
薬を見ると暴れる!噛まれる!それは心理的な問題かも?
お薬のときに暴れるワンちゃんには、
一番苦労しますよね・・・!
全力で抵抗するので、
噛まれるなんてこともあります。
基本お薬を嫌がるワンちゃんは
拘束されることにも
慣れていないのかもしれません。
しかし、問題として挙げるなら
飼い主さんの「よし!お薬お薬・・・!」
と構える気持ちにも原因が
あるのかもしれませんね。
ワンちゃんは人の気持ちを敏感に察し、
その緊張が伝わってしまうために
不安が大きくなって、余計に嫌がる!
と言った感じなのでしょう。
まずは飼い主さんが気構えず、
さりげなくお薬の時間に持っていくのが
不安を煽らないコツかもしれません。
薬=嫌なことと強く関連付いてしまうと
今後も大変な思いをします。
なので、出来ればワンちゃんに
合った方法を見つけ出しましょうね!
または、もう1人に手伝ってもらって
しっかり保定してもらってるところで
素早く対応しましょう。
薬を処方しない限り
病状の回復も遅くなります。
私もこの気持ちはとてもよく分かるので、
暴れようが噛まれようが
今が頑張り所と思って、
ワンちゃんのためにもお薬を
与えるようにして下さいね。
まとめ
お薬の与え方について、
お話してきましたが、
あなたのワンちゃんはどの方法なら
受け入れてくれそうですか?
基本の与え方でも、コツさえ掴めば
慣れてくるので、素早くお薬を
与えることが出来るようになります。
どの薬を与えるときにも大事なのは、
飼い主さんの気持ちの持ち方です!
「あまり気構えずにさりげなく」が
ポイントですよ。
もし苦戦する場合は、
そのワンちゃんに合わせて
他の方法でチャレンジしましょう。
好物を使っても良し!
投薬補助アイテムを使っても良し!
飼い主さんやワンちゃんとっても
苦痛の時間にならないよに
工夫をしていきましょう。
そうすることで、お互い
お薬上手になれるかもしれません。
ちゃんと飲めたら思いっきり
褒めてあげましょう!
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