犬が認知症で寝ない!対処法と疲れすぎない介護のポイント
コロコロの子犬だった愛犬も、
いつかは年老いていきます。
愛犬の老いを受け止めるのは、
飼い主とって
簡単ではありませんよね……。
近づいてくる別れの予感に、
寂しくて悲しくてたまらなくなります。
その上、
最近の犬の長寿化によって
”認知症になる犬”も
かなり増えてきています。
認知症犬の介護はとても大変です。
夜通し遠吠えや徘徊をして、
夜眠れなくなる飼い主もいるほどです。
でも、それでも私達は飼い主です!
どんなことがあっても、
最期までしっかりみてあげたいですよね。
今回は、
- 認知症の犬が夜寝ない理由と対処法
- 飼い主が疲れすぎない介護のポイント
- 認知症の進行を遅らせる対策
をご紹介します。
飼い主であるあなたが
介護に疲れてダウンしてしまったら、
元も子もありません(>_<)
愛犬との最後のひとときを
楽しんで介護できるよう、
いろいろ工夫してみましょう!
この記事に書いてること♪
認知症の犬が夜寝ない原因とは?
どうして認知症になったら、
夜寝なくなってしまうのでしょうか?
その原因は、
”脳の認知機能の低下による
昼夜逆転現象にある”
といわれています。
認知症とは、加齢によって
脳の認知機能が低下する病気です。
体内時計の性能も低下して
昼夜が逆転してしまい、
昼間に爆睡して夜に目が覚める
という生活リズムになってしまうのです。
夜起きていても
昼にちゃんと寝ているのなら、
体調にはさほど影響はありません。
問題は、夜寝ない認知症犬は
徘徊や遠吠えをして
飼い主をも寝かさない点にあります。
夜に目が覚めた認知症の犬は、
飼い主もみんな寝てしまって
起きているのは自分ひとりぼっちだと
気づきます。
高齢で耳も目も悪くなっている状態で、
ひとりぼっちはとても不安ですよね。
それでウロウロと歩き回って
飼い主を起こしてみたり、
遠吠えをして誰かを呼んでみたり
してしまうのです。
認知症の犬が夜寝てくれない時の対処法
認知症の犬が夜寝てくれない時は、
”体内時計を元に戻す”
ことが大切です。
- 朝日に当てる
- 昼間に散歩に連れ出す
この2つを繰り返すと、
昼夜逆転がなおって
夜にちゃんと寝てくれるようになります。
飼い主が疲れすぎない介護のポイントとは?
高齢犬の介護は
24時間365日続きます。
≪犬の介護タスク≫
- 体を支えてあげる
- トイレのお世話
- 抱っこしてお散歩
- 介護食を作らないといけない
- 口までごはんを運んであげないといけない
- 床ずれ予防のため、
まめに寝返りをさせてあげないといけない
ざっとあげただけでも、
こんなにもしてあげなくていけません(>_<)
これでは、飼い主さんが
疲れ切ってしまいます……。
飼い主の介護疲れを防ぐにはどうしたいい?
愛犬によりよい介護をするためには、
飼い主が疲れすぎないことが大切です。
- 家族で介護を分担する
- ペットシッターを利用する
- 介護グッズを活用して負担を最小限に
- 老犬ホームや動物病院の短期預かりを利用する
というように、
”他の人を頼る”
のが介護疲れを防ぐポイントです。
周りを頼って
介護から離れる時間を作るのも、
大切なことですよ(*’ω’*)
手作り歩行器を作ってあげては
どうでしょうか??
床ずれの防止になりますし、
少しでも動けたら
犬も楽しいはずです!
作り方はこちらの動画が参考になりますよ♪
結構手間がかかりますが、
動画を観ながらやれば
初心者でもなんとかなると思います。
ぜひ挑戦してみてくださいね♪
飼い主ができる認知症の進行を遅らせる対策を紹介
最後に、
認知症の進行を遅らせるために
飼い主ができる対策を
ご紹介しますね。
- 毎日違う散歩コースにする
- おもちゃやお出かけで
いろいろな刺激を与える - おやつ隠し遊びなど
知的な遊びをする - マッサージやブラッシングで
体に刺激を与える
こうした工夫によって脳を常に刺激すれば、
認知症の進行を遅らせることができます。
まとめ
いかがでしたか?
犬が認知症になると、
夜中に徘徊したり夜鳴きしたりして
夜に寝てくれなくなることがあります。
認知機能の低下によって
体内時計がずれて、
昼夜逆転してしまうのです。
朝日にあてて日中に散歩に行くと、
体内時計のずれがなおって
徐々に夜眠れるようになりますよ。
犬の介護は大変です。
なによりも飼い主が疲れずぎないように、
周囲の手を借りて
休養をとる時間を作ることが大切です。
最近は老犬ホームなど
犬の介護施設も増えてきています。
上手に活用して、
無理をしないようにしてくださいね(#^^#)
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