犬の老化が分かる症状TOP3とは?
ワンちゃんの成長速度は
早いと知っていても、
いざ、老化を目の当たりにすると
少し寂しくなりますよね。
つい最近までヤンチャな遊び盛り!
なんて思っていたのが、
いつの間にか落ち着きだして、
そしてゆっくりとシニア期に
入っていきます。
あまりの変化に、見てられない
なんて人も多いのではないでしょうか。
でも生き物を飼うというのは
そういうことなのです。
そんなときは
考え方を変えていきましょうね!
シニア期に入るということは
犬生の折り返し地点ということ。
まだ、半分の犬生があります!
そこで大切なことは、
飼い主がワンちゃんの体調の変化に
いち早く気付いてあげること。
そして、その変化に応じて環境を
整えていくことです。
シニアならシニアらしく
犬生を楽しむことだって出来ますよね!
ここでは、老犬によく見られる
老化の症状などをお話していきます!
そのことを理解していれば、
予防や対策だってあるかもしれませんよ。
この記事に書いてること♪
犬の老化現象TOP3とは?
それでは、ワンちゃんの
老化現象について、
よく見られる症状を紹介します!
もちろん個体差はありますので、
どんな症状が先に現れるのかは
その子によって全く違いますよ。
ワンちゃんの10歳は人間でいう
60歳前後にあたるようです。
私たち人間の過ごす1年が、
ワンちゃんにとっては4年と
言われています。
そして、小型犬に比べ
大型犬の方が
シニア期に入るのが早いので、
7歳頃から体の変化などに
注目していきましょう。
TOP1!皮膚・皮毛の変化
ダントツで、変化を感じるのは
まず見た目から分かることです!
それは、顔に白髪が混じり
体の毛も薄毛になるという変化ですね。
歳をとると、これは人間と同じで
ワンちゃんにもよく現れる症状です。
見た目にして、老犬だと分かる子は
やっぱり白髪混じりの顔ですよね。
自然なことではありますが、
被毛もワンちゃんにとっては
大事な役割を果たす体の一部です。
紫外線から皮膚を守り、
体温調節にも欠かせないのです。
なので、ブラッシングやマッサージを
日々のケアとして心掛けましょう。
そうすることで、血行促進を促し
皮毛に栄養を行き渡らせる効果を
期待できますよ!
スキンシップも大事なケアの
1つですからね!
TOP2!動きの変化
老犬になると、どこかしら
動きも落ち着いたように感じますよね。
次に、老化を感じる症状は
動きの変化なのです!
全体的に動きはゆっくりとなり
俊敏さは失われていきます。
多く聞くのは、
- 散歩を嫌がるようになった
- 段差の登り降りが辛そう
- 立つ座るなどの動きもゆっくり
といったような症状です。
この症状においても、人間と
同じような現象ですよね。
筋力の低下などが原因となり、
体を動かすことが若いときに比べ
難しくなるのでしょう。
しかし、運動をしないとなると
肥満に繋がり、
更に体を動かすことが
困難になってしまいます。
大事なのは、無理のない範囲で
運動をさせて、
筋力を維持するということです。
マッサージなどで体をほぐし、
ゆっくりと散歩をするなど
ゆったりとした気持ちで
運動をしましょう。
家では、段差のないバリアフリーを
心掛けてみてはどうでしょう?
ソファの昇り降りの際は、
ペット用のスロープなども
今では販売されていますよ!
また、老化のサインに気付いたら
グルコサミンやコンドロイチンを
関節炎などの予防として
取り入れてもいいかもしれません。
TOP3!睡眠時間が長くなる
老化の症状として、睡眠時間にも
影響はでてきます。
多くの老犬は、睡眠時間が長くなり
18時間ほど寝ているようになります。
元々ワンちゃんは、睡眠時間は長く
体力を温存するための習性が
あるようですね。
しかし、老犬になると
体の様々なところで
老化現象は現れます。
耳が遠くなったり、
嗅覚も鈍くなったり、
そして、いろんな物への意欲も
薄れてきますね。
睡眠中は特に周りへの関心が
薄れているので、
なにかの音や動きで起きることもなく
寝ていることが多くなるのでしょう。
寝ること自体、食欲もあり、
散歩にも行くようであれば
問題はありませんよ。
老化に伴い、体温調節も
苦手になるそうです。
夜の寝付きが悪い場合は、
温度管理などの環境を
整えてあげましょうね。
老犬になるのは
何歳から何でしょうか?
こちらにまとめているので
参考にしてください。
他人事ではない病気?白内障について!
老化に伴い、発症しやすい病気にも
着目していきたいと思います!
ここでは、白内障について
お話していきますね。
白内障とは、目の水晶体が白く濁る
という病気です。
これは、人間にも起こる症状で
ワンちゃんも同じなのですね。
ワンちゃんも中年期に入る頃から
ゆっくりと進行する病気です。
初期の段階では、症状として
行動にも変化が見られず
飼い主も見落としがちになります。
放ってしまうと、失明することも
あるので気をつけましょう!
白内障による症状として
- 歩行がぎこちなくなる
- 段差やものにぶつかりなら歩く
など、歩行に異変を感じるでしょう。
また、目の痛みはないそうですよ。
このような白内障は、
加齢によるもので、
ほとんどのワンちゃんが
この加齢性白内障と
考えられています。
他の原因では、
遺伝性のものや、糖尿病などの
他の病気によって
白内障を併発することも
あるようです。
治療法として、初期の段階であれば
目薬の点眼を必要とします。
白内障の進行を遅らせる
というものなので、白内障そのものを
取り除くことは出来ないようです。
そして、症状が進行してしまい、
水晶体の半分が白内障により
濁っている場合は、
手術を必要とします。
でも、老犬となると手術は
とても負担になりますよね。
大事なのは、早期発見です!
5歳頃になったら、定期的に
眼の検診をおすすめします。
そうすることで、いち早く
眼の異常に気付いてあげられますよ。
有効的な予防法は今では
ないとされています。
なので、何より早期発見が
一番大事なのです!
白内障になりやすい犬種として、
トイ・プードル、シー・ズー、
柴犬、ビーグル、
ゴールデン・レトリーバーなどが
挙げられています。
このことを知っておくことで、
白内障という病気に
いち早く気付けるかもしれません!
白内障の予防についても
こちらの記事に紹介しています。
気づく前に、予防していきましょう。
老化現象による後ろ足の震えとは?
ワンちゃんの老化現象によって現れる、
後ろ足の震えは
なぜ起こるのでしょう。
まず老化に伴う後ろ足の震えとして、
考えられる原因は
筋力の低下により、体を支えることが
十分に出来ないということです。
歩いてるときはさほど気にならないが、
立ち止まると震えているのが
分かるということが多いです。
ワンちゃんは後ろ足から
衰えていくと言われていて、
足腰が衰えるとは
このことを指すのでしょう。
このような症状は
7歳~、多くは10歳から
現れるようです。
運動については、全くしないとなると
筋力低下を促進してしまいます。
なので、もちろん無理のない範囲で
運動をさせても良いでしょう。
今まで通りの運動量では
ワンちゃんにとって
負担になってしまう場合、
散歩時間を短くしたり、
休憩をマメに取り入れるなどで
運動に工夫をしましょう。
そして、マッサージをするなどで
スキンシップを図りましょう!
ワンちゃんを安心させ、
穏やかに過ごせることが
シニア期にはとても大切な時間です。
他にも考えるられる原因は、
- 体温調節能力の衰えによる
寒さからくる震え - 聴力や視力の衰えによる
不安や恐怖を感じたときの震え - 関節痛など痛みからくる震え
- 病気が原因の震え
(発熱・低血糖・脳の異常など)
このように、
老化に伴いあらゆる部分が
衰えることによって
震えるという現象は起きます。
ワンちゃんは飼い主の存在を
感じることで、安心するものです。
衰えてしまう聴力や視力によって
不安でしょうがないことも
あるでしょう。
そんなときは、側にいて
優しく撫でてあげてくださいね。
また、震えるという老化のサインには
病気が潜んでいる可能性もあります。
ただの震えと果敢せず、
気になるときは獣医師に診察
してもらいましょう!
愛犬の足が震えている場合は
何が原因なのかチェックしてくださいね。
対処法はどうしたらいいのでしょうか?
その点も確認してくださいね。
夜泣きをして吠えるようになったら?
シニア期を迎えたワンちゃんが
夜になると鳴く・吠えるというのも
老化に伴い現れる症状の1つです。
原因は様々ではあります。
今までお話したように、
ありとあらゆる部分が
衰えてきますから、不安で吠えたり、
関節の痛みが原因で鳴いたり、
本当にいろいろですね。
しかし、日中は寝ているのに
夜になると吠えるという場合
痴呆症によく見られる行動です。
おそらく、昼夜逆転を
起こしている可能性があります。
まず第一にしてあげることは、
吠える原因となるものを特定し
それを取り除いてあげましょう。
不安で鳴いているなら、
飼い主の存在を
感じられらる空間で一緒に寝る。
関節などの痛みが原因なら
獣医師に相談し、
治療が必要なら治療を進めましょう。
寒くて鳴いているのなら、
毛布などをかけて
温かくしてあげましょう。
普段からワンちゃんを
よく観察してあげて、
原因を特定してみましょうね!
痴呆症を疑われる場合吠え方を
観察すると分かりますよ。
特徴として、
- 単調な吠えを長時間繰り返す
- 何かに反応するわけでもなく
意味のない吠え
という感じで、今までとは
違う鳴き方をするでしょう。
今まで出来ていたことが
出来なくなっていたり、
何かおかしいなと感じたら
獣医師に相談してみてください。
精神安定剤などの
お薬を処方されることもあります。
夜泣きにもいろんな要因が
ありますが、
飼い主とのスキンシップや
コミュニケーションが一番の
精神安定剤になるのかもしれませんね。
昼夜逆転においても、
日中になるべくスキンシップをとり
軽い運動をさせるなどで、
生活リズムを取り戻しましょう。
YouTubeでリンパマッサージ
というものが紹介されていました♪
2分頃から実際にマッサージを披露しています。
参考にご覧ください!
しかし、夜泣きに関しては
飼い主の方も、心身ともに
疲れてしまいますよね。
なので、あれもこれもしよう!
と頑張り過ぎず、
出来ることから少しずつ
してあげましょうね!
痴呆症の予防として、
日ごろから脳を活性化させるために
五感に刺激を与えましょう。
毎日の散歩はもちろん、
たくさん触れ合うことも、
オモチャで遊ぶことも
大事な予防の1つです!
今では、脳の健康維持に
良いとされるフードもありますよ。
痴呆症を完全に防ぐことは
出来なくても、
老化を緩やかな進行にさせることは
対応次第で可能になりますよ!
まとめ
ワンちゃんの老化現象について、
少しでも分かっていただけましたか?
生き物を飼うことには
避けては通れない道ですよね。
こんな可哀想な姿・・・と
思うこともあるかもしれませんが、
その現実に上手く寄り添って
ワンちゃんの残りの犬生も
一緒にいてあげてください。
それが何よりもワンちゃんにとっての
幸せではないでしょうか。
そして、老犬にとって大事なことは
飼い主との日々のスキンシップと
コミュニケーションですよ!
これを楽しむことが、シニア期を
上手に過ごすコツかもしれません。
そうすることで、いち早く
ワンちゃんの異変に
気付けるかもしれませんし、
意識はなくても何かの予防に
役立っているのかもしれません。
シニア期も考え方次第では、
楽しい毎日に変わると思います!
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