1. TOP
  2. 5.病気
  3. 手術
  4. 犬の避妊手術の費用相場!保険適応されないってホント?

犬の避妊手術の費用相場!保険適応されないってホント?

 2016/02/04 手術
この記事は約 10 分で読めます。

    ワンちゃんを飼育するにあたって、
    避妊手術のことって、
    いずれ慎重に考える
    ときがくるのではないでしょうか。

    避妊手術をすることで病気を防げたり、
    ストレスを軽減できたりとメリットも
    あるもの。

    だから、避妊手術ってしてあげた方が
    いいのかしら?と・・・

    でもそんな時、
    手術によるワンちゃんへの負担だったり、
    現実的に考えて費用のことだったり。

    いろんな疑問や不安が浮かび上がって
    きませんか?

    今回は避妊手術にかかる費用に関して
    徹底的に調べあげましたので、
    ご紹介していきますね!

    避妊手術のメリット・デメリットは
    こちらの記事をチェックしてくださいね。

    ⇒犬の避妊!メリットとデメリットは何がある?

    避妊手術の時期について知りたい方は
    こちらの記事を参考にしてください。

    犬の避妊手術の時期とは!何歳までにやっておくべき?


    犬の避妊手術の費用(値段)の相場をご紹介!

    まずは、ザックリと避妊手術にかかる費用
    をご紹介していきます。

    一般的な開腹手術の相場で言うと、
    3万円~5万円と言ったところで、
    多少価格に幅がありますね。

    ちなみに、雄の去勢手術に比べると、
    雌の避妊手術はお腹を開く手術で
    時間と労力もかかるので、
    避妊手術の方がお高めになります。

    値段の違いは、主に犬種や手術方法
    によって変わってきます。

    • 小型犬:2~3万円
    • 大型犬:5万円~
    • 腹腔鏡手術:5~10万円

    して、病院では価格設定に決まりが
    ないため、
    個々で値段を決めている
    ことからも大きな違いが出てきます。

    何件か病院をリサーチして、
    価格を比べてみるのがいいかもしれませんね。

    避妊手術費用の内訳は?

    避妊手術にかかる費用のことを調べてみると、
    費用の内訳も病院や、
    手術を受ける
    ワンちゃんによって
    様々なんだというのが
    分かりました。

    避妊手術を受ける際、基本的に術前検査
    いうのが必要になります。

    そのときにかかる費用も内訳に入って
    いるんです。

    主に、麻酔のリスクを検査するための
    血液検査、尿検査、心電図など、
    麻酔料から入院料などが全て含まれています

    病院によっては慎重で、より安全な手術に
    臨むため
    内臓の血液検査や、レントゲン
    心電図検査から超音波検査なども入れてくる
    ところもあるようです。

    そんなこともあって、だいたいの相場を
    越えてしまうこともあります。

    このような検査は、ほとんどの場合が
    オプションとして加えられるものなので、
    必ず必要な検査というものでもないようです。

    老犬だったり、持病があったりとリスクを
    伴いやすい状態であれば
    検査項目も増える
    かと思います。

    とにかく、より安全にというのは確かな
    ことです。

    しかし、飼い主が手術に関して何も知識が
    ないまま、
    半ば強引にあらゆる検査を
    勧めてくる
    病院も実際にあるようです。

    大事なのは、費用や内訳については目を通し
    分からなければ先生に説明してもらい、
    納得のいく形で手術に送り出せるかどうか
    ではないでしょうか。

    そして、高いか安いかではなく、
    いかに信頼出来る病院かが一番重要
    なのではないでしょうか!


    犬の避妊手術費用に保険は適応されないの?

    今では犬の病気や怪我に備えて「ペット保険」
    に加入されてる方も多いと思います。

    そこで気になるのは、

    犬の避妊手術費用に保険は適応されないの?

    という所ではないでしょうか。

    結論からいいますと、適応外となります。

    何故ならペット保険は病気や怪我による
    手術を対象としているため、健康体での
    避妊手術は病気と見なされないからです。

    何か病気を発症しており、その治療上で
    避妊手術が行われた場合などは適応される
    事もありますが、基本は適応されませんので
    全額自己負担となると心得ておきましょう。

    犬の避妊手術には2種類ある!費用の違いはあるの?

    犬の避妊手術には以下の2種類の方法
    があります。

    ①卵巣子宮摘出術
    卵巣・子宮どちらも摘出する
    ②卵巣摘出術
    子宮を残して卵巣のみ摘出する

    今ではほとんどの動物病院が
    ①の卵巣子宮摘出術を実施している
    と言われています。

    では2種類の手術方法の違いなどを
    詳しく見て行きましょう。

    卵巣子宮摘出術とは?

    犬の避妊手術で、ほとんどの動物病院で
    実施されているのは「卵巣子宮摘出術」
    となります。

    その名の通り、卵巣と子宮の両方を摘出
    するのですが、繁殖を抑制するだけの目的で
    あれば卵巣のみでも良いのでは?
    と思いますよね。

    両方摘出する理由としては、
    卵巣ホルモン分泌が原因とされる病気を
    予防するという意味合いでも勧められて
    いるようです。

    子宮を残して卵巣のみ摘出術とは?

    犬の避妊手術であるもうひとつが
    「卵巣摘出術」卵巣のみ摘出する
    という方法です。

    子宮蓄膿症は卵巣から分泌される
    ホルモンが原因と判明しているため
    卵巣のみでも防げるとして実施している
    病院もあるようです。

    ただ確実ではないことや、卵巣の取り残し
    などのリスクを伴うため、実施している
    病院が少ないのが現状と言えます。

    また費用の違いですが、犬種(大きさ)や
    手術方法によって決められている病院が
    多いため、次の章で詳しく解説して行きます。


    犬の避妊手術の方法とは!2種類の費用はどれくらいするの?

    では実際に犬の避妊手術にかかる費用
    はどれくらいするのでしょうか?

    犬の避妊手術方法には「腹腔鏡手術」
    「開腹手術」2種類があります。

    それぞれの方法と費用について詳しく
    見ていきましょう。

    腹腔鏡手術の費用とは?

    犬の避妊手術方法のひとつである
    腹腔鏡手術のメリットとデメリットを
    見てみましょう。

    【メリット】

    • 5mm程度の傷が3ヵ所程度
    • 負担が少なく体にやさしい
    • 痛みが少なく、回復も早い

    【デメリット】

    • カメラ越しなので視野が狭い
    • 専用器具や技術を要する
    • 手術時間が長くなることがある

    費用目安:5~10万円程度

    専用器具や技術が必要な手術のため
    その分費用も高くなっています。

    開腹手術の費用とは?

    次に犬の避妊手術方法でも一般的な
    開腹手術のメリットとデメリットを
    見てみましょう。

    【メリット】

    • 目視なので卵巣や子宮の確認がしやすい
    • 料金をおさえて受けられる

    【デメリット】

    • 5cm前後と傷が大きくなる
    • 傷が大きい分、痛みも強い
    • 術後の回復に時間がかかる

    費用目安:3~6万円程度

    動物病院は費用に基準がないため、
    病院によって金額にかなり差がある
    ようです。

    手術内容に変わりはないため、数件の
    病院へ問い合わせすることをおすすめ
    します。

    それぞれの特長や費用を知った上で、
    大切な家族とも言える愛犬に合った
    方法を選択したいものですね。

    良い病院の選び方

    ここで、簡単に病院の選び方
    お話ししていきますね!

    ずっと付き合っていくことですから、
    ワンちゃんのためにもこれは
    知っておきたいですよね!

    まず大事なのは、先生が飼い主さんと
    しっかりコミュニケーション
    とってくれるか?というところです。

    • よく話しを聞いてくれる
    • 理解できるまで、
      十分に説明をしてくれる
    • 治療の危険性やデメリット
      について説明してくれる
    • 費用や支払い方法について
      説明してくれる
    • 病院が清潔で消毒は十分にされている
    • 重病のときは体制が整っている病院を
      紹介してくれる

    他にも、評判が良い家から近い
    駐車場の有無なども大切ですよね。

    まずは口コミなどで情報をゲットして
    みると良いでしょう。

    そして自分のライフスタイルに合わせて、
    通いやすく、親切な病院に出会えると
    いいですね!


    地域によって補助金があるってホント?

    皆さんは、犬の虚勢・避妊手術には
    各区市町村から補助金が出るって
    知っていましたか?

    おそらく、実際に手術をしたり
    身近で聞くことで、初めて補助金が
    出るのを知ったという方が
    ほとんどではないでしょうか。

    実際に、私も飼っている雄猫の
    虚勢手術を考えたときに先生から聞いて
    初めて知りました!

    この制度についてはあまり告知は
    されていないようですね。

    それでは、補助金について
    簡単にお話ししていきます!

    補助金(助成金)とは、どんなもの?

    簡単に言うと、国(市町村)の税金で
    手術費用を一部負担してくれる制度です。

    金額にして安くても2千円~
    高くて1万円まで補助してくれます。

    今では、ほとんどの地域でその制度が
    適用されているみたいですね。

    でも実施していない地域もあるので、
    詳しいことは、
    各自治体(市役所や保健所など)

    問い合わせて確認をしてみましょう。

    避妊手術をお考えのときは、
    補助金の制度のことを知っておいて
    損はないですよ!

    補助金(助成金)を受け取る為の必要なものとは?

    各自治体によって多少異なりますが、
    基本的に次のような物が必要となります。

    • 助成金交付申請書
    • 狂犬病予防接種証明書
    • 通帳(口座番号)と印鑑
    • 手術の領収書や証明書
    • 犬の登録番号

    その他にも細かな取り決めがあったり
    しますので、手続き等をスムーズに行う
    ためにも事前に確認しておくのがベスト
    と言えるでしょう。

    補助金を受けるための手続き

    手続きの方法は地域により異なるので
    病院の先生や各自治体に確認をしましょう。

    地域によっては抽選という方法もあり、
    必ずその制度を受けられるとも限らない
    ようです。

    私の地域では抽選方法でしたよ。

    ある決められた期間に病院でもらった
    応募ハガキをポストに投函し、
    後日結果が郵送されるというものでした。

    このように、地域で手続き方法や
    助成金額は様々なので気になる方は、
    各自治体に
    確認してみましょう!

    では、犬の避妊手術のタイミング
    いつがいいんでしょうか?

    こちらに、タイミングを紹介しているので
    参考にしてくださいね。

    ⇒犬の避妊はヒート前が安全ってホント?タイミングを紹介!

    犬の避妊手術は何歳までにすると良い?
    という疑問はこちらを参考にしてください。

    ⇒犬の避妊手術の時期とは!何歳までにやっておくべき?

    こちらの記事では、避妊に適した時期や、
    成犬、老犬になっても避妊はできるのかなど、
    避妊と年齢について詳しく紹介しています。


    避妊手術以外にも費用がかかる!抜糸するとどれくらい?

    犬の避妊手術後には抜糸が必要になるのが
    ほとんどで、1週間~10日後に行う場合が
    多いです。

    最初に紹介した避妊手術費用内訳には
    含まれておらず、別途抜糸料がかかる
    所が多いようです。

    抜糸料の目安:1,000円前後程度

    また再診料などもかかる場合もあるかも
    しれませんので、手術前に抜糸までの
    費用も忘れずに確認しておきましょう

    こちらから聞かなくても費用内訳など
    しっかり説明してくれる病院なら安心ですが、
    説明がない病院が意外と多いので最低限の
    知識は身につけておきたいものです。

    その他にも避妊手術後の対応で
    気をつけたいことをまとめている
    こちらの記事も参考にしてください。

    犬の避妊手術後の対応!気を付けたい8つのこと!

    特に気になる体調の変化など、いつもより
    注意を払って愛犬の負担を少しでも
    減らしてあげてくださいね。

    まとめ

    避妊手術にかかる費用や、
    補助金制度について少しでも
    お分かりいただけましたか?

    先生には遠慮せず、分からないことは
    何でも聞きましょう!

    大事なのは費用が高いか安いかではなく、
    安心して避妊手術をお願いすることが
    できるかの信頼度
    ではないでしょうか。

    しっかり納得した上で飼い主さんに
    とっても満足度の高い病院を選びましょう

    避妊手術後は体力が低下するので
    ドックフードも見直してあげてくださいね。

    ⇒犬の避妊後におすすめのドッグフード10選【厳選】

    愛犬の為にも、術後の環境を整えてあげる
    ことが健康維持にも重要ですよね。



    \ SNSでシェアしよう! /

    わんちゃんといっしょの注目記事を受け取ろう

    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう

    わんちゃんといっしょの人気記事をお届けします。

    • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
    • フォローしよう!

      この記事をSNSでシェア

    ライター紹介 ライター一覧

    アバター画像

    伊藤 千帆

    現在1児の母として、子育て奮闘中でございます!

    実家にはシーズーの男の子。
    そして今は可愛い子どもと愛猫と
    のほほんと楽しく過ごしています。
    いつも子どもには「何でそんなに可愛いの~♪」と頬にスリスリ…
    けっこう親バカなんです(笑)

    幼い頃から動物が大好き!!
    そんな好きが高じて、ドッグトレーナー専攻で専門を卒業し、
    その後はペット用品店に勤務していました。

    その経験を活かし、
    常に誰かの悩みや気持ちと向き合いたいという想いで執筆致します!

    ワンちゃんのいろいろな情報を発信することで、
    1つでも幸せが増えますように^^

      この人が書いた記事  記事一覧

      • 犬のおしっこの匂い消しや予防!効果的なただ1つの対策を徹底解説

      • 犬がトイレをできなくなったのはなぜ?粗相の10の原因を解説!

      • 犬がトイレを外でしかしない!我慢すると起こるトラブルとは?

      • フローリングに犬の尿シミが!?消すコツや今後汚れない3つの方法

      関連記事

      • 犬の去勢手術!失敗のリスクや後遺症が残る可能性はある?

      • 犬の緑内障!手術費用にはどれくらいかかるの?

      • 犬は去勢すると性格はどう変わる?術後の変化を紹介!

      • 犬のヘルニア手術のリスクは?死亡や後遺症が残る可能性は?

      • 犬が腸閉塞になってしまった!手術費用はどれくらいかかる?

      • 犬の避妊はヒート前が安全ってホント?タイミングを紹介!