犬は去勢すると性格はどう変わる?術後の変化を紹介!
カップルや夫婦でオスのワンちゃんを
飼っていたりすると、愛犬に去勢手術を
受けさせるかどうかで意見が割れることも
ありますよね。
「愛犬の健康な体にメスを入れるのは嫌だ」
「愛犬の健康のために受けさせたい」など、
人によってそれぞれ意見も異なるようです。
ただ、意見が割れることは悪いことではない
と思っています。愛犬のことを
真剣に考えている証拠ですから。
飼い主さんは、去勢手術のメリットや
デメリットについて納得するまで、とことん
話し合うことが大切だと思います。
ここでは、愛犬に去勢手術を受けさせた場合
どんな変化やメリットデメリットがあるのか
ご紹介したいと思います。
この記事に書いてること♪
去勢後の性格はどう変わる?
マウンティングが無くなるってホント?
去勢をするとマウンティングが無くなると
一度は耳にしたことがあるかと思います。
でも、去勢をしたからといって
100%マウンティングがなくなる
保証はどこにもありません。
マウンティングは、他の犬の背中や腰に
しがみついて腰を振る動作を言います。
相手は、犬だけではなく飼い主や
クッションなどにも同じ行動をします。
犬がマウンティングをする理由には、
性的興奮や相手より優位に立つ、
犬同士の遊び、コミュニケーションなどの
意味があります。
性的興奮や相手より優位に立つ理由でする
マウンティングなら、去勢することで
性的衝動や攻撃性が弱まるため、
改善されるケースが多いです。
犬が習慣化した行動は、飼い主さんが
根気よくしつけをして治すしかありません。
マーキングを止めさせることは出来る?
オスのワンちゃんを飼う飼い主さんの悩みに
愛犬のマーキングがあります。
やたらと縄張り意識が強い犬だったり、
足を上げてオシッコをする習慣が
ついてしまっていると、その後の処理に
苦労する飼い主さんもいるようです。
愛犬に去勢をして、マーキングや
足を上げてオシッコすることが
無くなることもあれば、
全く効果がない場合もあるようです。
マウンティングのところでお話したように、
習慣となった行動には去勢を受けても
効果がないことが分かります。
術後の変化は性別によって違う?
メスとオスでは術後の変化は違うの?
一般的には、メスのワンちゃんが受ける
避妊手術では、オスのワンちゃんが受ける
去勢手術よりも、術後の変化があまり
見られないと言われています。
ワンちゃんによって個体差もあるので、
術前に比べて性格がきつくなったり、
攻撃性が認められることも稀に
あるようです。
メスとオスで共通して多いのは、
術後に食欲が旺盛になることですね。
そのため、肥満になりやすいので、術後は
カロリーを抑えたフードを与えましょう。
避妊手術の術後に興味のある方は
こちらの記事もご覧ください♪
「”犬の避妊手術!術後の対応で気を付ける5つのこと!”へ移動する」
去勢の効果?メリットとデメリットとは
去勢のメリットって何?
去勢手術を受けるメリットとは何でしょう?
ワンちゃんによって個体差はありますが、
比較的長生きしやすい傾向にあるようです。
- 望まない子犬を作らない
- 攻撃性が減少するため、育てやすくなる
- 性ホルモンに関わる病気が予防でき、
長生きしやすい - マーキングやマウンティングが減少する
- 性格が穏やかになったり、子犬のように
甘えん坊になる場合がある
去勢のデメリットとは?
では、去勢手術を受けるデメリットとは
何でしょうか?ワンちゃんにとって
全身麻酔の手術はリスクを伴います。
手術を受ける前に、獣医さんに詳しい説明を
聞き、よく話し合った上で受けるように
しましょう。事前に信頼できる獣医さんを
探しておくことが大切です。
- 全身麻酔は犬の体に負担がかかるため、
リスクが伴う - 縫合糸を引きちぎったり、傷口を
舐めることで感染症のリスクがある - 肥満になりやすくなる
- 毛並みが悪くなったり、脱毛などの
皮膚疾患のリスクがある - 老犬の体にはリスクが高い
去勢の術後は、縫合糸を引きちぎったり、
傷口を舐めないようにエリザベスカラーを
使用するのがおすすめです。
エリザベスカラーを買うとなると
1,000~5,000円位かかってしまいます。
エリザベスカラーを使用するのは、
傷が治るまでの短期間だけですから、
なるべくなら安いものがいいですよね。
シャンプーハットなら、プラスチック製に
比べて、愛犬が寝にくかったり
痛がる心配はなさそうですね。
ちなみに、大型犬や首回りの太い犬の場合は
シャンプーハットを2枚使うと良いですよ☆
時期はいつがベスト?気になる費用は?
去勢に適した時期はいつ?
子犬であれば、生後6ヵ月~1歳未満の間が
去勢手術を受けるのに
最も適した時期と言われています。
生後6ヵ月になれば、生殖機能が
発達するより早い時期に手術を受けられ、
手術に耐えることのできる体に
成長しているからです。
時期が早ければ早いほど切除部分が少なくて
済むので、愛犬にとっては体への負担が
低くなると言えますね。
1歳以上の成犬の場合は、なるべくなら
発情期が来る前に手術を受けることを
おすすめします。
発情期を迎えた後の去勢は、愛犬に
大きなストレスを与えてしまう
場合があるからなんです。
去勢手術にかかる費用っていくら位?
気になるのは、去勢手術にかかる費用です。
病院によってもかかる費用には
差がありますが、麻酔代や手術代を含めて
大体15,000~30,000円程度が相場と
言えるでしょう。
ペット保険で少しでも安く済ませたい
ところですが、去勢手術の場合、
病気でもケガでもないため、
保険対象外になっているんです。
なるべくなら、費用は安く押さえたい
ものですが、愛犬の命がかかっている
手術と言っても過言ではありません。
犬を飼うための必要経費だと
考えるようにしましょう。
愛犬が少しでも長く元気で居てくれたら、
それほど嬉しいことはないですから!
いかがでしたか?
では、今回の内容をまとめてみましょう。
- 去勢をしてもマウンティングや
マーキングが無くならない場合もある - オスの術後に比べて、メスの術後は
変化が見られにくい - 去勢手術は長生きしやすい傾向にあるが
感染症などのリスクも伴う - 去勢に最も適した時期は、
生後6ヵ月~1歳未満がベスト - 去勢手術費用の相場は、
15,000~30,000円程度かかる
去勢をするかしないかは、どちらが正しくて
どちらが間違いという訳ではありません。
ただ、忘れてはいけないのは、
それぞれにメリットがある反面、
リスクが伴うということです。
メリットやデメリットを正しく理解した上で、
どちらかを選べばいいんです。
最後に決断するのは、飼い主さんです。
愛犬のためを思っての決断なら、
それが一番正しい答えだと私は思います。
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