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犬が歯周病で腫れがひどい!放置すると破裂するって本当なの?

1.皮膚病 症状
この記事は約 6 分で読めます。

    日本の3歳以上の犬の約8割もが
    発症しているといわれる歯周病。

    歯周病は軽度であればほとんど
    症状が出ないため、犬の場合は
    放置されることが多い病気です。

    しかし歯周病が進行すると、
    重大な症状を引き起こすのを
    ご存知ですか?

    中でも怖い症状が幹部の腫れ。
    腫れが酷くなると破裂し、
    重症になることがあるんです。

    そこで今回は、
    犬の歯周病で起こる顔の腫れ
    についてお話したいと思います。

    腫れが出やすい場所もご紹介して
    いますので、参考にしてくださいね。


    犬の歯周病は腫れを放置すると穴が開くことも

    歯周病は名前の通り、
    歯の周辺の組織の病気ですが、
    放置するとそこから様々な症状を
    伴うようになります。

    歯周病が進行すると、
    歯の根元の細菌が炎症・感染し、
    膿を伴うようになり、それが顔の
    腫れの原因となります。

    そしてその膿はどんどん増え続け、
    体内に侵入するために鼻腔や顎
    の骨に穴を開けて、ろう管を形成
    してしまう
    ことがあります。

    そして血中に入った細菌が
    全身に散らばることで、

    腎臓や心臓、肝臓などにも多大な
    ダメージを与えることもあります。

    さらに膿が内部の骨を溶かすので、
    顎の骨が徐々に解けてしまうことも
    あるのです。

    そうすると顎の骨が非常に弱くなり、
    ちょっとしたことで骨折したり、

    口から食べ物を食べることが
    難しくなる場合もあります。

    犬の歯周病で顔の腫れが破裂すると膿が出てくる

    膿が歯の根元に溜まることによって
    顔の皮膚にも腫れが見られるように
    なります。

    それを放置すると体内に侵入する
    だけでなく、顔の皮膚が破裂して
    膿と血が出てくることもあります。

    この状態を眼窩下膿瘍といいます。

    そのような状態になったら他の病気
    への感染も心配になりますので、

    すぐに動物病院で処置してもらう
    必要がありますよ。

    犬の歯周病で腫れる可能性のある4つの部位とは

    犬の歯周病では、
    主にこの4つの部分が腫れてきます。

    • 歯茎
    • 目の下

    歯周病には気がつかなくても、
    顔の腫れには気がつきやすい
    でしょう。

    歯周病になっている犬でこの部分
    が腫れてきたら、早めに動物病院
    連れて行ってあげましょう。

    1.歯茎

    歯石や歯垢に含まれる歯周病菌
    が原因で、初めは歯茎に炎症が
    起きるようになります。

    歯のつけ根が赤く腫れているのが
    見てもわかるようになります。

    しかしこの時点では見た目以外の
    変化は特になく、口臭以外には
    あまり他の症状も出ません。

    愛犬の歯の付け根や口内を普段から
    チェックしていなければ、この時点で
    発見するのは難しいでしょう。


    2.目の下

    歯周病菌が上の歯の根元の奥で
    増殖すると、歯茎に細菌が繁殖し、
    そこに膿が溜まるようになります。

    歯茎の腫れがひどくなり、
    眼の下にまで炎症を起こし
    腫れが出てきます。

    見た目でも顔が腫れていたり、
    歪んでいるのが分かるようになります。

    3.頬

    上記の理由で炎症が広がり
    膿がたまるようになると、
    頬が腫れることもあります。

    歯周病は奥歯に見られることが多い
    ため、頬の腫れが原因で歯周病に
    気が付くケースも少なくありません。

    4.顎

    歯周病が下の歯で起こっている
    場合には、
    顎の部分に膿が溜まる
    ので顎が腫れてきます。

    歯を固定している顎の骨にも
    炎症が波及し、骨が徐々に
    解けてしまうこともあります。

    そのような状態になってしまっては、
    治療もとても大変で犬への負担も
    大きくなります。

    顔が腫れてきたなと思った時点で、
    早めに動物病院に
    連れて行き、
    獣医師に見てもらいましょうね。

    歯周病の症状については詳しくは
    こちらで確認してみてください。

    ⇒犬の歯周病の症状って?注意したい5つの行動や仕草とは

    また犬が歯周病になる原因について
    詳しくご紹介した記事もありますので、
    合わせて参考にしてくださいね。

    ⇒犬の歯周病の原因は?なりやすい理由や行動パターンを徹底解説!

    犬が歯周病になりやすい行動の3つの
    パターンもご紹介していますので、
    ぜひチェックしてみてくださいね。

    犬の歯周病の腫れに効果的な薬はあるの?

    犬の歯周病で腫れがひどい場合には、
    抗炎症剤や抗生物質が処方される
    でしょう。

    しかし
    一時期的に抗炎症剤で腫れを治しても
    それは根本的に治っている訳ではなく、
    ただ薬で症状を抑えているだけです。

    元の歯周病の治療をしなかったら
    また腫れてくる可能性があります。

    そのため薬で辛い症状を抑えたら、
    歯周病の治療を早めに行う事が、
    何よりも効果的ですよ。

    こちらに記事では、
    犬の歯周病の治療法について
    ご紹介していますよ。

    ⇒犬の歯周病の治療法は?処方される薬や手術の種類まで一挙大公開!

    歯周病で行なう手術の種類も
    まとめてご紹介していますので、
    チェックしてみてくださいね。

    まとめ

    いかがでしたか?

    今回は犬の歯周病で起こる顔の腫れ
    についてお話してきました。

    歯周病が進行すると、
    歯の根元の細菌が炎症・感染し、
    膿を伴うようになり、それが顔の
    腫れの原因となるということでしたね。

    また、
    それを放置すると菌が体内に侵入したり、

    溜まった膿が破裂して
    顔の皮膚に穴が開き、膿と血が出てくる
    こともあるということをお話してきました。

    歯周病で腫れる可能性のある場所

    • 歯茎
    • 目の下

    歯周病になっている犬で、
    この4つの部分に腫れが見られたら
    要注意ですので、すぐに動物病院
    に連れて行くようにしましょうね。

    もちろんこのような深刻な状態に
    させないためには歯周病対策が
    なによりも大切です。

    こちらに歯周病改善に効果的な
    対処法をご紹介した記事があります
    ので、合わせてご覧くださいね。

    ⇒犬の歯周病はどう改善する?実際に効果があった10個の対処法を紹介

    歯周病に効果的なドッグフード
    もこちらでご紹介していますよ。

    ⇒犬の歯周病用ドッグフード!予防やケアに有効なランキングTOP5!

    効果的な予防やケアを行い、
    愛犬の歯の健康を守ってあげて
    くださいね。



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    ももこ

    初めまして
    わんちゃんといっしょ編集部のももこです。

    専門学校にて動物のことを学び、
    卒業後は動物看護士として働いていました♪

    ・動物看護士
    ・ペットトリマー
    ・ドックトレーナー
    ・愛玩動物飼養管理士
    ・ホリスティックケアカウンセラー

    の資格を持っております。

    また動物大好きで
    猫4匹と犬2匹と賑やかに暮らしています♪

    時間があるときには
    里親ボランティアなどに参加したり♫

    いま一緒に暮らしている
    わんちゃん,ねこちゃんは皆引き取った子達です♪

    学んできたことや経験・専門知識を生かし
    皆様に良い記事をお届けできればと思います(^-^)

    宜しくお願い致します。

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