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犬が吐くのを繰り返す!元気があっても放っておくと危険!?

 2024/07/25 1.吐く 症状
この記事は約 10 分で読めます。

    とっても元気な犬だけど、
    吐くのが治らない…

    犬が吐くのを繰り返すとき、
    何か重大な病気なのかな?と
    心配になってしまいますよね。

    元気はあるけど…
    このまま様子を見ていても良いのか、
    判断に迷うと思います。

    実は犬が吐くのを繰り返すとき、
    もし元気があったとしても要注意、
    何らかの病気のサインかもしれません。

    早めに対処をしてあげないと、
    症状が悪化する可能性がありますよ。

    そこで今回は、
    犬が吐くのを繰り返すとき、考えられる
    原因と対処法をご紹介していきます。

    病院に連れて行く前に、チェックして
    欲しいポイントもお伝えしていきますね。

    しっかりと確認し、愛犬の病気のサイン
    に早めに気が付いてあげましょう。


    犬が吐くのを繰り返す場合は元気があっても要注意!

    犬の体は、元々吐きやすい構造
    になっており、ストレスや疲れ、
    食べ過ぎや早食いなど、ちょっと
    したことでも吐くこともあります。

    しかし、それが一過性のもので
    元気があれば問題ありませんが、

    もし元気があっても、
    吐くのを繰り返している場合は
    放っておいてはいけません。

    何度も繰り返すという場合は、
    犬の体に何らかの不調が起きている
    サインだと考えるべきでしょう。

    では吐くのを繰り返すときに
    最もよくある原因として、

    • アレルギーの可能性
    • 病気の可能性

    この2つについて詳しくご紹介します。

    ●アレルギーの可能性

    犬は何らかのアレルギー反応として
    吐くのを繰り返すことがあります。

    特に犬の食物アレルギーは
    皮膚へのアレルギー反応と共に
    消化器反応が見られることがあります。

    アレルギーの主な症状としては

    • 体を痒がる
    • フケが出る
    • 目や口や耳の周り、背中や腹部、肛門が赤くなっている
    • 足や脇などをしきりに舐めたり、噛んだりする
    • 下痢・嘔吐を繰り返す

    このような症状に少しでも当てはまる
    場合は、食物アレルギーの可能性が
    あります。

    特に目や口の周りの痒みや赤みは、
    典型的な食物アレルギーの症状です。

    アレルギーが原因で吐く場合、
    アレルゲンとなっているものを排除
    しない限り、症状は改善されません。

    症状が見られた場合には
    すぐに動物病院を受診しましょう。

    病院にてアレルギー検査をすれば
    アレルゲンの特定ができます。

    そしてアレルゲンの除去を徹底し、
    症状が落ちついた後も発症しない
    ように気を付けることが大切です。

    実は一般的に売られている
    ドッグフードの中には、

    添加物や穀類、粗悪な肉類など、
    犬のアレルギーの原因となるもの
    がたくさん含まれています。

    このようなドッグフードを毎日
    与えていると、

    嘔吐などのアレルギー症状を
    繰り返すことが多く、体調不良
    の原因となりますよ。

    ドッグフードのアレルギーについて
    詳しくはこちらをご覧下さいね。

    ⇒犬が吐くのは食事が原因?ドッグフードのアレルギーを徹底解説!

    もしこのようなドッグフードを与えて
    いる場合には、早急にドッグフード
    の見直しが必要でしょう。

    ●病気の可能性

    犬が吐くのを繰り返す時には、
    怖い病気が潜んでいる可能性
    もあります。

    犬は病気に伴い下痢や嘔吐など
    消化器症状が現れやすく、特に
    吐くのを繰り返しているときには
    下記のような病気が疑われます。

    • 中毒症状
    • 逆流性胃炎や食道炎
    • 消化器疾患
    • 内蔵疾患・内分泌疾患
    • 腫瘍
    • 寄生虫・ウイルス感染・細菌感染

    病気が原因の場合には、
    嘔吐と合わせて他にも
    病気の症状が見られます。

    詳しくは、こちらの記事を
    参考にしてみて下さい。

    ⇒犬が吐くのは病気が原因かも!症状から見分ける方法とは?【まとめ】

    病気が原因の場合にも、早急に
    治療をする必要があるでしょう。


    犬が吐くのを繰り返す時は獣医師に相談を

    アレルギーの可能性と病気の
    可能性についてお話しました。

    このように犬が吐くのを繰り返す
    ときには、早めに獣医師に相談
    することをおすすめします。

    どのような場合も、放っておくと
    症状は悪化してしまい、

    場合によっては
    命に関わることもあり危険です。

    また犬が吐くのを繰り返す場合は、
    脱水症状も心配です。

    もしアレルギーや病気が原因
    ではない場合でも、輸液をして
    水分補給するだけでも症状が
    回復することもありますよ。

    また以下の症状が見られる場合も
    危険なサインですので、すぐに
    動物病院に連れて行きましょう。

    • 元気が無くぐったりしている
    • 食欲がない
    • 熱がある
    • 下痢をしている
    • 丸まってお腹を痛そうにしている
    • お腹がパンパンに張っている
    • 空嘔吐(吐きそうにしているのに吐けない)を繰り返している
    • 吐いた物に血が混ざっている
    • 吐いたものに異物が混ざっている
    • よだれを垂らしている
    • 痙攣
    • 呼吸がおかしい・荒い
    • 尿が出ない

    他にも毛艶が悪い、目の輝きが鈍い
    など少しでも普段と違うことがあれば、
    すぐに獣医師の診断を仰ぐように
    しましょうね。

    また子犬で嘔吐を繰り返す場合には、
    他の症状に関わらず直ぐに動物病院
    に連れて行きましょう。

    犬が吐くのを繰り返して病院へ行く時の4つのチェックポイント

    病院へ連れて行く際には、
    いくつかチェックしておきたい
    ポイントがあります。

    犬が吐くという動作の中には、
    「嘔吐」「吐出」「嚥下困難」の
    3つ
    があります。

    「嘔吐」とは、食後しばらくたって
    から
    ある程度消化された食物や
    胃液
    などが出てくるもの。

    犬も吐き気を感じ落ち着きがなくなり、
    頭を下げて腹部を大きく上下に動かし
    「ゲッゲッ」と音を立て、その後に
    吐き出す様子が多く見られます。

    原因は胃や腸などの消化器官の
    トラブル、腎臓や肝臓の病気など
    が考えられます。

    「吐出」とは、食後すぐに未消化
    の食物や唾液が出てくる状態で、

    食物が胃に到達する前に逆流し、
    吐き出される状態を指します。

    吐く前に吐き気などの前兆は
    あまり見られません。

    吐いたものは消化されておらず、
    それをもう一度食べるケースも
    あります。

    また吐いたものが消化されて
    いないことから、原因は喉や
    食道にあるといわれています。

    「嚥下困難」とは
    食べ物をうまく飲み込めずに
    吐き出してしまうことです。

    この場合、食べ物は胃腸まで
    届いていませんので、吐いた
    ものは消化されていません。

    原因は口腔・喉・食道にある
    場合が多いです。

    このように
    「嘔吐」「吐出」「嚥下困難」
    という3つの判別も、的確な
    病気の判断に役立ちます。

    吐くといってもどういう「吐く」なのか
    しっかりとチェックし伝える
    ことが
    正確な診断には欠かせないのです。

    いざという時に慌てないように、
    確認しておくようにしましょう。


    1.犬が吐く頻度やタイミング

    犬が吐く頻度やタイミングも、
    原因の判断にとても大切です。

    何時間ごとに、
    どのようなタイミングで吐くのか、
    記録をつけておくとよいでしょう。

    食事後、運動後、または何も
    していないのに吐くのか、
    事前に把握しておきましょう。

    アレルギーの場合も、
    犬が吐く前後に何をあげたか
    がとても重要です。

    餌、おやつにかかわらずチェック
    しておくようようにしましょう。

    また吐くのを繰り返すようになった
    のはいつからなのかも、しっかり
    把握しておくようにしましょう。

    吐く頻度が1回きり、または3日以内
    に治まるようであれば「急性嘔吐」。

    早食い・異物誤飲・中毒・感染症
    などが原因として考えられます。

    一方、症状が3日以上続く場は
    「慢性嘔吐」の可能性があります。

    この場合は何らかの病気が原因
    の可能性があり、元気や食欲が
    あるとしても注意が必要ですよ。

    2.嘔吐物の状態・出来れば持参する

    嘔吐物の状態も、
    病気の判断に欠かせない
    大切な情報となります。

    口頭ではなかなか伝わらない
    こともありますので、

    できれば持参し実物を見てもらう
    方が良いでしょう。

    また携帯などで写真に撮って
    おくのも良いでしょう。

    さらに、嘔吐物の臭いも
    大切な情報となります。

    食べ物の臭いがするのか
    しないのかも確認しましょう。

    病気によっては嘔吐物から便臭や
    アンモニア臭がすることもあります。

    3.吐く前や吐いた直後の犬の様子

    また、吐く前や吐いた直後の犬の
    様子もしっかりとチェックしましょう。

    • 吐く前にヨダレを垂らしているか
    • 吐く前に前兆として落ち着きが
      なくなるのか、それとも急に吐くのか
    • 吐く時に腹部が大きく動いているのか
    • グフッグフッと「えずく」行為がみられるか
    • 吐いた直後はぐったりするか、元気か
    • 吐くときに咳のようなものをしているか

    「嘔吐」の場合、
    吐く前兆としてお腹を膨らませたり
    へこませたりしながらゲッゲッと
    「えずく」行為がみられます。

    一方吐き出しや嚥下困難の場合は
    「よく咳をする」「よだれの量が異常
    に多い」などの症状が特徴です。

    また吐いた後にぐったりしていたり、
    苦しそうにしていたりする場合は
    病気でも危険度が高いといえます。

    今すぐに
    動物病院に連れて行きましょう。


    4.食欲はあるかどうか

    食欲があるかどうかは、
    しっかりとチェックしておきましょう。

    少しでも食べている場合には
    いつどのくらい食べたのか、

    いつもに比べて量はどのくらい
    少ないのかなども、伝えることの
    できるようにしておきます。

    食欲の有無は、病気の特定に
    とても大きく関わってきます。

    獣医師にとって、飼い主の方の
    情報が主な頼りとなりますので、

    的確な情報を伝えることが
    できるようにしておきましょう。

    ちなみに、もしアレルギーが
    疑われる場合には、

    今現在与えているフードの原材料、
    おやつの原材料など、

    犬に良く与えているものの原材料を
    しっかりと把握しておくと良いでしょう。

    まとめ

    いかがでしたか?

    今回は犬が吐くのを繰り返すとき、
    考えられる原因と対処法をご紹介
    してきました。

    犬が吐くのを繰り返すときには、

    • アレルギーの可能性
    • 病気の可能性

    があり、元気がある場合でも注意
    しなくてはならないという事でしたね。

    どのような場合も早めに病院に
    連れていく必要がありますが、

    病院につれていく前には、

    1. 犬が吐く頻度やタイミング
    2. 嘔吐物の状態・出来れば持参する
    3. 吐く前や吐いた直後の犬の様子
    4. 食欲はあるかどうか

    この4つのポイントをしっかりと
    チェクして行く方が良い、
    ということもお伝えしてきました。

    症状を悪化させないためにも、
    チェックポイントを抑えつつ
    しっかりと動物病院で見てもらう
    ようにしましょうね。

    もし吐くのが1度だけで、
    病院に連れていう程ではなさそう
    というときには、

    自宅でできる応急処置をご紹介
    した記事があります。

    ⇒犬が吐く場合はどう対処する?自宅でできる応急処置を伝授!

    原因をしっかりと突き止めた上で、
    対処するようにしましょうね。



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    ももこ

    初めまして
    わんちゃんといっしょ編集部のももこです。

    専門学校にて動物のことを学び、
    卒業後は動物看護士として働いていました♪

    ・動物看護士
    ・ペットトリマー
    ・ドックトレーナー
    ・愛玩動物飼養管理士
    ・ホリスティックケアカウンセラー

    の資格を持っております。

    また動物大好きで
    猫4匹と犬2匹と賑やかに暮らしています♪

    時間があるときには
    里親ボランティアなどに参加したり♫

    いま一緒に暮らしている
    わんちゃん,ねこちゃんは皆引き取った子達です♪

    学んできたことや経験・専門知識を生かし
    皆様に良い記事をお届けできればと思います(^-^)

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