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犬の皮膚病で脱毛!?症状からわかる病気の可能性とは

1.皮膚病 症状
この記事は約 5 分で読めます。

    愛犬の被毛に脱毛が見られる。

    犬と言えば被毛も魅力の一つですから、
    飼い主さんとしてはショックですよね。

    脱毛の原因は一体何なのでしょう。

    怪我なのか、病気なのか、脱毛は治るのか
    気になることはたくさんありますね。

    脱毛を伴う病気の場合、どのような
    種類が考えられるのでしょう。

    この記事では、症状に脱毛を伴う
    病気についてまとめました。


    犬の皮膚病で脱毛の症状がある病気とは

    脱毛を伴う病気は、「皮膚疾患」
    が多くの割合を占めます。

    しかし、犬の皮膚病は種類が多く、
    一概に皮膚病と言っても、
    たくさんの種類が存在します。

    ここでは、症状に脱毛を伴う
    皮膚疾患を見ていきましょう。

    1.アトピー性皮膚炎

    犬のアトピー性皮膚炎は、真菌やハウスダスト
    などの「アレルゲン」を吸い込み、
    体内の免疫が過剰にはたらくことが
    原因で起こる皮膚病です。

    免疫力が低下し、皮膚のバリア機能が
    落ちている際に発症するケースもあります。

    症状は激しいかゆみを伴い、脱毛、
    皮膚の赤疹、ただれなどが見られます。

    アトピー性皮膚炎は膿皮症や結膜炎
    などの合併症を引き起こす場合もあります。

    犬の食物アレルギーに関して詳しく
    知りたい方は、こちらの記事が
    おすすめです。

    ⇒犬の皮膚病と食べ物の関連は?健康のために大切な食事法を伝授!

    何が犬にとってアレルギーになるのか
    など、食べ物と皮膚病の関係性を
    調査しました。

    2.細菌性皮膚炎

    皮膚にいる滞在菌が感染を引き起こし、
    繁殖することで発症する皮膚病です。

    症状は脱毛、炎症、かゆみなどで、
    ひどくなると化膿してしまう場合
    もあります。

    アトピーなどの合併症として
    発症するケースもあります。

    3.膿皮症

    犬の皮膚に潜在している「ブドウ球菌」が
    異常発症することで起こる病気です。

    何らかの原因で免疫力が低下すると、
    ブドウ球菌が異常に繁殖を行います。

    また、免疫力の低い子犬に多く
    見られる皮膚疾患でもあります。

    初期状態は膿を持った小さな発疹からはじまり、
    徐々に脱毛、赤疹、悪臭、膿などの
    症状が現れます。

    4.皮膚糸状菌症

    皮膚糸状菌という真菌(カビ)が
    原因で起こる皮膚病です。

    感染するとリングワームと呼ばれる
    円形状の脱毛が見られます。

    症状はほかにもフケやかゆみ、
    赤疹などが現れます。

    皮膚糸状菌症は人間にも感染する
    ことのある人畜共通病です。

    5.ツメダニ症

    イヌツメダニというダニの寄生
    によって起こる皮膚炎です。

    イヌツメダニはとても小さく、
    肉眼で確認することは困難です。

    症状は大量のフケ、脱毛、
    かゆみなどです。

    イヌツメは主にフケを
    食料にしています。

    そのため、皮膚に炎症を起こし、
    フケの発生を促します。

    ツメダニ症では、白いフケが
    大量にでることが特徴です。

    人間にも感染することのある
    人畜共通病です。

    6.疥癬

    ヒゼンダニというダニが原因
    起こる皮膚炎です。

    ヒゼンダニは寄生から2~6週間の
    潜伏期間を得て発病します。

    その間、メスは皮膚の角質に
    トンネルを掘り卵を産み付けます。

    潜伏期間中は症状はありませんが、
    ダニはどんどん繁殖していきます。

    皮膚炎のなかでも特に
    強いかゆみを伴うことが特徴です。

    そのため、掻きむしることで炎症や
    脱毛など、皮膚の状態が悪化して
    いきます。

    ヒゼンダニは人間にも感染する
    ことのある人畜共通病です。


    犬の皮膚病以外で脱毛する病気も

    ・クッシング症候群
    ・ノミダニ感染(アレルギー性)
    ・ホルモンの病気
    ・季節の変わり目
    ・腸内環境の悪化

    皮膚病以外で症状に脱毛が
    見られる病気は、上記の通りです。

    季節の変わり目では、春と秋に
    換毛期があり、被毛が新しく
    生え変わります。

    クッシング症候群とは、
    体内で副腎皮質ホルモンが
    過剰に産生される病気です。

    クッシング症候群で起こる脱毛は、
    左右対称に表れることが特徴です。

    ほかには、腸内環境が悪化することで
    免疫力が低下し、様々な皮膚病を
    引き起こすこともあります。

    犬の皮膚病の原因には、ストレスが
    関係していることがあります。

    ⇒犬の皮膚病はストレスが原因だった!?病気と見分ける3つの方法

    この記事では、犬の皮膚病と
    ストレスの関係性などを
    紹介しています。

    まとめ

    犬の脱毛の原因は、皮膚病に
    よるものがほとんどです。

    皮膚病は直接命に関わる病気では
    ありませんが、同じ脱毛を伴う
    クッシング症候群などは、
    放って置くと命の危険もある病です。

    換毛期など生理現象からくる脱毛は
    心配することはありませんが、
    様子がおかしいと思ったら、
    素人判断は避け、動物病院を
    受診すると安心です。

    皮膚病の治療は長くかかる
    ものも多いため、早期治療が大切
    になります。

    犬の皮膚病がなかなか治らず
    困っている方は、こちらの記事も
    おすすめです。

    ⇒犬の皮膚病が治らないのはなぜ?効果的に治療を進めるためのPOINT!

    皮膚病の治療を効果的に進める
    ポイントが詳しく紹介されています。

    犬の皮膚病は遺伝や生活習慣なども
    関係しているのでしょうか。

    ⇒犬の皮膚病の原因とは!生活習慣や遺伝は関係あるの?

    この記事では、皮膚病の原因をはじめ
    遺伝や生活習慣との関連性を
    紹介しています。



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    ライター紹介 ライター一覧

    原京子

    初めまして
    わんちゃんといっしょ編集部の原です。

    高校生の時から、動物が好きで
    ハムスターのジャンガリアンと
    ゴールデン計10匹と暮らしました。

    仕事も、

    ・動物病院
    ・動物園
    ・ペットショップ

    の動物業界を中心に活動してきました。

    今までの経験を活かし
    皆さんのわんちゃんとの生活の中で
    気になることや、心配なことを

    解決できるように
    サポートさせていただきますね(^^)

    今はハムスターを飼っていて
    大好きなのはハムのクロワッサン(横になって眠っている姿)です!

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