1. TOP
  2. 5.病気
  3. 皮膚病
  4. 1.皮膚病 症状
  5. 犬の皮膚病の種類は?軽症から重症まで全部解説します!

犬の皮膚病の種類は?軽症から重症まで全部解説します!

1.皮膚病 症状
この記事は約 7 分で読めます。

    犬の皮膚病はたくさんの種類があって、
    フケやかゆみなどの症状が現れても、
    なかなか原因が特定できず困ってしまいます。

    犬の皮膚病をもっと簡単に調べる
    方法はないものでしょうか。

    また、今かかっている皮膚病に
    ついてもっと詳しく知りたいと思う方も
    多いと思います。

    この記事では、皮膚病をグループに分類し、
    病名や症状などを紹介します。


    犬の皮膚病の種類は大きく分けて3種類!

    犬の皮膚病は大きく3種類のグループに
    分類することができます。

    「アレルギー」「寄生虫」「皮膚疾患」
    の3種類です。

    大きな原因はこの3種類がほとんどで、
    その中から更に細かく分類されていきます。

    どの皮膚病がどのグループに分類
    されるのか、詳しく見ていきましょう。

    1.アレルギーによる皮膚病

    犬の皮膚病の原因の一つは
    「アレルギー」によるものです。

    一概にアレルギーといっても、
    その原因は様々です。

    ここでは、アレルギーが原因で
    起こる皮膚病を紹介します。

    ①食物性のアレルギー

    毎日食べているドッグフードの原材料に
    アレルギーを持つ体質の子もいます。

    小麦やトウモロコシなどの穀類、鶏肉、
    牛肉などの肉類、そのほかにも卵や豆
    など、アレルゲンは様々です。

    個体によってどの材料にアレルギーが
    あるのか異なるため、原因を把握する
    必要があります。

    動物病院ではアレルギーの検査が
    できるため、受診して相談して
    みると良いでしょう。

    食物アレルギーに詳しく知りたい方は
    こちらの記事がおすすめです。

    ⇒犬の皮膚病と食べ物の関連は?健康のために大切な食事法を伝授!

    アレルギーになる原因や、皮膚病との
    関係を紹介しています。

    ②ノミ・ダニによるアレルギー

    ノミやダニによるアレルギー性皮膚炎も
    犬に多い皮膚病です。

    主に外飼いの犬に多く見られます。

    ノミやダニが寄生しやすい背中や
    尻尾の付け根、お尻に多く症状
    が現れます。

    赤い発疹や脱毛などの症状が見られます。

    実際にノミやダニが寄生している
    場合には、ノミやダニからくる
    アレルギーが疑われますが、
    寄生虫が見つからない場合も
    多いため注意が必要です。

    ③アトピー

    アトピー性皮膚炎は、アレルギー性皮膚炎の
    中でも多くの割合を占めています。

    年々増え続けている傾向に
    あることも特徴です。

    原因は遺伝性、花粉、ハウスダスト、
    ノミ、ダニ、カビなどのアレルゲンです。

    激しいかゆみや赤み、発疹などが現れます。

    初期の段階では顔やお腹、
    足などに症状が見られます。

    アトピーが長期化し悪化すると、
    症状は全身に広がってしまうこと
    もあります。


    2.寄生虫による皮膚病(ノミ・ダニなど)

    ダニやノミなどの寄生虫による皮膚病は、
    室内飼育をしていても散歩の際などに
    感染する場合があります。

    ここでは、寄生虫が原因の
    皮膚病を紹介します。

    ①ツメダニ症

    ツメダニ症は、「イヌツメダニ」という
    ダニの寄生によって起こる皮膚病です。

    イヌツメダニが寄生すると、
    大量のフケと軽度のかゆみ
    症状として現れます。

    人間にも感染し、皮膚病を
    もたらすことのある厄介な寄生虫です。

    ②疥癬

    疥癬中(ビゼンダニ)が皮膚の表面に
    寄生することで起こる皮膚病です。

    一般的に2歳以下の若い犬に多く見られます

    症状はかさぶたを伴う皮膚の突起があり、
    徐々に数が増えていきます。

    数が増えてるにつれ激しいかゆみを伴い、
    お腹、踵、肘、顔、耳介に分布します。

    重症化すると、より激しいかゆみを伴い、
    脱毛、発赤、フケ、体重減少、衰弱などが
    見られるようになります。

    ③毛包虫症

    通称ニキビダニ、アカラスなどと呼ばれ、
    私たち哺乳類に潜在しているダニの一種です。

    何らかの原因で宿主の免疫力が低下した
    際に増殖を始め、皮膚病を起こします。

    生後18カ月未満の犬の場合、
    症状は軽く、四肢や背中に小さな
    フケや脱毛、発疹が現れます。

    成犬になってから発症すると症状は重く
    四肢や隊幹部に発疹、血液の混じったかさぶた、
    かゆみ、痛みが現れます。

    また、皮膚の深部に強い感染と炎症が起こる
    「せつ腫」という状態を起こすと、
    非常に強いかゆみを伴います。

    3.皮膚疾患による皮膚病

    皮膚疾患による皮膚病は、
    犬がかかりやすい皮膚疾患です。

    犬は皮膚がデリケートなため、
    皮膚のトラブルが起こりやすい
    ことも特徴です。

    ここでは、皮膚疾患による
    皮膚病を紹介します。

    ①膿皮症

    膿皮症は、犬に滞在している
    「ブドウ球菌」が、免疫力の低下
    などによって異常繁殖して
    起こる皮膚病です。

    症状としては、膿を含んだ黄色い
    かさぶたができる、炎症、かゆみ、
    せつ腫などが見られます。

    膿皮症はブドウ球菌の浸食度合いにより、
    「表面性膿皮症」「表在性膿皮症」
    「深在性膿皮症」の3種類に
    分類されます。

    ②脂漏症

    脂漏症は原因が未だにはっきり
    解明されていない皮膚病です。

    アレルギー、遺伝、ブドウ球菌、
    栄養バランスの乱れなどが原因
    していると考えられています。

    症状は皮膚が脂っぽくなる、
    フケ、脱毛、かゆみ、発疹などです。

    脂漏症の治療には根気が必要で、
    病院で処方される薬物療法だけでなく、
    自宅でのケアも必要になります

    ③細菌性皮膚炎

    皮膚にいる滞在菌が感染を起こし、
    増殖することで起こる皮膚病です。

    症状は炎症やかゆみがあり、
    ひどくなると化膿してしまうことも
    あります。

    もともとアトピーなどの皮膚病を
    持っている場合には、治療が困難になる
    ケースもあります。

    ④真菌性皮膚炎

    真菌とは「カビ」のことで、犬の皮膚に
    潜伏しているカビが引き起こす皮膚病です。

    通常であれば皮膚のバリア機能によりカビの
    感染を抑えていますが、免疫力の低下などが
    原因でバリア機能が衰えると、カビが
    繁殖してしまいます。

    症状は脱毛やかゆみなどです。

    真菌性皮膚炎は、免疫力の弱い
    子犬に多く見られます。

    ⑤皮膚糸状菌症

    小胞子菌など真菌(カビ)の感染
    により起こる皮膚炎です。

    健康な犬での発症率は低く、
    免疫力の低い子犬や病気の犬などに
    発症しやすいことが特徴です。

    症状は顔の周りや耳、四肢に
    大きめの発疹や円形状の脱毛、
    フケ、かさぶたなどが見られます。

    人間にも感染することのある
    人畜共通病です。

    犬の皮膚病は遺伝や生活習慣なども
    関係しているのでしょうか。

    ⇒犬の皮膚病の原因とは!生活習慣や遺伝は関係あるの?

    この記事では、犬の皮膚病と遺伝、
    生活習慣の関係を詳しく紹介し
    ています。

    犬の皮膚病がなかなか治らない、そんな悩みを
    抱えている方はこちらの記事もおすすめです。

    ⇒犬の皮膚病が治らないのはなぜ?効果的に治療を進めるためのPOINT!

    皮膚病の治療を効果的に進めるための
    ポイントを、詳しく紹介しています。

    まとめ

    犬の皮膚病は「アレルギー」「寄生虫」
    「皮膚疾患」の3種類が主な原因です。

    アレルギーの場合にはアレルゲン
    となっている物質を突き止め、
    解消することが必要です。

    寄生虫は目に見えないものや
    卵も多いため、数回に分けての
    駆除が必要になります。

    皮膚疾患は原因が何から来ているのか
    突き止め、正しい治療を行うことが
    ポイントです。

    犬の皮膚病は種類が多いため、
    素人判断で治療を進めることは控え
    動物病院を受診し正しい支持をあおりましょう。

    ストレスが犬の皮膚病になる場合も
    あるって知っていましたか?

    ⇒犬の皮膚病はストレスが原因だった!?病気と見分ける3つの方法

    この記事では、犬の皮膚病とストレスの
    関係について紹介しています。

    犬が皮膚病にかかった場合、
    自宅でできることには
    どのようなことがあるのでしょう。

    ⇒犬の皮膚病の対策おすすめランキング!自宅で簡単にできるTOP5!

    この記事では、自宅でできるおすすめの
    ケアをランキング方式で紹介しています。



    \ SNSでシェアしよう! /

    わんちゃんといっしょの注目記事を受け取ろう

    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう

    わんちゃんといっしょの人気記事をお届けします。

    • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
    • フォローしよう!

      この記事をSNSでシェア

    ライター紹介 ライター一覧

    原京子

    初めまして
    わんちゃんといっしょ編集部の原です。

    高校生の時から、動物が好きで
    ハムスターのジャンガリアンと
    ゴールデン計10匹と暮らしました。

    仕事も、

    ・動物病院
    ・動物園
    ・ペットショップ

    の動物業界を中心に活動してきました。

    今までの経験を活かし
    皆さんのわんちゃんとの生活の中で
    気になることや、心配なことを

    解決できるように
    サポートさせていただきますね(^^)

    今はハムスターを飼っていて
    大好きなのはハムのクロワッサン(横になって眠っている姿)です!

      この人が書いた記事  記事一覧

      • 犬の皮膚病に薬は有効?市販や人用を徹底的に比較!

      • 犬の皮膚病に効くシャンプーのおすすめ!肌に優しい5選!【厳選】

      • 犬の皮膚病の対策おすすめランキング!自宅で簡単にできるTOP5!

      • 犬の皮膚病対策フードランキング!予防にも効果的なおすすめTOP5

      関連記事

      • 犬の皮膚病で脱毛!?症状からわかる病気の可能性とは

      • 犬の皮膚病が臭い!考えられる3つの病気とは?

      • 犬が歯周病で腫れがひどい!放置すると破裂するって本当なの?

      • 犬の歯周病ってくしゃみも出るの?鼻にも症状が出る原因を解説!

      • 犬の皮膚病でかさぶたができる!色が違う理由とは?

      • 犬の皮膚病は人にもうつる!?人獣共通感染症の恐怖!