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犬の皮膚病が臭い!考えられる3つの病気とは?

1.皮膚病 症状
この記事は約 6 分で読めます。

    愛犬の体臭がきつい、何度シャンプーを
    しても臭いがとれない。

    そんな愛犬の臭いに困っている
    飼い主さんも、少なくないのでは
    ないでしょうか。

    犬の体臭がきつくなる原因は
    いくつかありますが、皮膚病を
    患っている可能性があります。

    なぜ、犬は皮膚病になると
    体臭がきつくなってしまうのでしょう。

    また、シャンプーをしたほうが良いのか
    どのような商品を選べば良いのかなども
    気になりますよね。

    この記事では、犬の皮膚病で体臭が
    きつくなる原因や正しいシャンプーの
    方法などをまとめました。


    犬の皮膚病が臭い理由とは

    犬の体臭がきつくなる原因の一つ
    として、皮膚病の可能性があります。

    ここでは、特に体臭がきつく
    なりやすい皮膚病を紹介します。

    1.膿皮症

    膿皮症(のうひしょう)とは、滞在菌である
    「ブドウ球菌」が、免疫力の低下などにより
    異常に増殖することで発症する皮膚病です。

    大きなにきび状の発疹や強いかゆみを伴い、
    進行すると発疹が膿んでいきます。

    進行すると強いかゆみと炎症の悪化から、
    膿が悪臭を放つようになります。

    2.脂漏症

    脂漏症(しろうしょう)とは、
    皮脂の分泌が多すぎたり、
    少なすぎることで発症する
    皮膚病です。

    皮脂とは皮脂腺から分泌される
    油分で、主に被毛や皮膚を
    保護する役割があり、
    皮膚に滞在する潜在菌の
    コントロールもしています。

    脂漏症では、皮膚の新陳代謝が
    活発になることで、独特の
    強い体臭がするようになります。

    3.アトピー性皮膚炎

    アトピー性皮膚炎は、ほこりやダニ、
    ハウスダストなどのアレルゲンを
    吸い込むことで発症する皮膚病です。

    細菌やウィルスの侵入から体を守る
    働きをする免疫機能が、本来機能する
    必要のない物質にまで過剰に反応して
    しまうことで起こります。

    激しいかゆみや発疹を伴い、
    発疹を掻きむしることで出る
    膿汁などが、強い臭いを放ちます。

    犬の皮膚病はすべて臭いが強くなる可能性がある

    犬の皮膚病は症状にかゆみや発疹、
    膿胞を伴うものが多く存在します。

    発疹や膿胞を掻きむしることで、
    膿や血液が混じった体液が出る
    ようになります。

    この体液が犬の皮膚病において、
    悪臭の原因になっていることが
    あります。

    そのため、皮膚から悪臭がした
    場合には、皮膚病を疑う必要が
    あるでしょう。


    犬の皮膚病では臭いが強くてもシャンプーのしすぎは禁物

    犬が臭う際、一番早い解決法はシャンプー
    をすることだと考える飼い主さんは
    多いと思います。

    しかし、皮膚病の場合はむやみやたらに
    洗えば良いというものではありません。

    間違った洗い方をすれば、
    皮膚病が悪化してしまい、
    その結果体臭もより強くなって
    しまいます。

    ここでは、犬が皮膚病の場合の
    正しいシャンプーの方法を紹介します。

    ●犬が皮膚病の場合のシャンプーの頻度

    健康な犬の場合、通常のシャンプーは
    月に1~2回が理想です。

    皮膚病の場合は軽度であれば月に2回
    感染が酷い場合でも週に1~2回
    適切です。

    体が臭うからといって、シャンプーの
    頻度を過剰に増やすことは、皮膚病を
    悪化させ体臭をよりきつくしてしまう
    可能性があります。

    詳しい頻度については、症状によって
    異なることがあるため、担当の獣医に
    相談すると良いでしょう。

    ●犬が皮膚病の場合のシャンプーのやり方

    シャンプーのポイント
    • こすらない
    • お湯はぬるめの温度
    • 皮膚病に合ったシャンプーを使用する
    • 泡立てる必要はない
    • ドライアーは熱風を使用しない
    • 長い時間のシャンプーは避ける

    まずはぬるま湯で全身を
    しっかり濡らします。

    シャンプーは水で5~10倍に
    薄めて使用します。

    ごしごしこすらないように気を付け
    被毛よりも皮膚を撫でるように洗います。

    すすぎはしっかりと行います。

    タオルで拭く際も、こすらないよう
    にして水気をとるように行います。

    皮膚がいつまでも濡れている
    状態は良くありません。

    ドライヤーを使用してしっかりと
    体を乾かします。

    ドライヤーを使用する際は温風
    ではなく、必ず送風を使用してください。

    犬の皮膚病では肌に優しいシャンプー選びが大切

    皮膚病に使用するシャンプーの種類
    • 抗菌シャンプー
      (クロルヘキシジン配合)
    • 抗真菌シャンプー
      (ミコナゾール配合)
    • 抗脂漏および角質溶解シャンプー
      (二硫化セレンや硫黄など配合)
    • 保湿系シャンプー
      (セラミドなど配合)
    • ノミ・ダニ駆除シャンプー
      (ユーカリ、ティーツリーなど配合)
    • 止痒性シャンプー
      (サリチル酸フィトスフィンゴシン配合)

    皮膚病の際に使用する薬用シャンプーは、
    皮膚病の種類によって異なります。

    配合されている成分が異なるため、
    かゆみ止めや保湿効果など、
    症状によって使い分けることが大切です。

    刺激が強いものや体に合わない
    シャンプーを使用すると、皮膚病が
    悪化してしまうことがあります。

    どのシャンプーを使えばいいのか
    分からない場合には、獣医に
    相談すると安心です。

    ⇒犬の皮膚病に効くシャンプーのおすすめ!肌に優しい5選!【厳選】

    まとめ

    愛犬の体臭がきつい、シャンプーをすると
    余計に酷くなる。

    このような場合は、脂漏症をはじめとした
    皮膚病の可能性があります。

    皮膚病でできた膿胞が破裂してでる
    膿や血液などの体液が臭いの主な原因です。

    犬の皮膚病は自然治癒が難しいものが
    多いため、動物病院での治療が必要に
    なります。

    皮膚病ではシャンプーも重要な
    ケアの一つです。

    頻度やシャンプーの種類、
    正しい洗い方で行うことが
    大切です。

    ⇒犬の皮膚病の原因とは!生活習慣や遺伝は関係あるの?

    ⇒犬の皮膚病の対策おすすめランキング!自宅で簡単にできるTOP5!



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    ライター紹介 ライター一覧

    原京子

    初めまして
    わんちゃんといっしょ編集部の原です。

    高校生の時から、動物が好きで
    ハムスターのジャンガリアンと
    ゴールデン計10匹と暮らしました。

    仕事も、

    ・動物病院
    ・動物園
    ・ペットショップ

    の動物業界を中心に活動してきました。

    今までの経験を活かし
    皆さんのわんちゃんとの生活の中で
    気になることや、心配なことを

    解決できるように
    サポートさせていただきますね(^^)

    今はハムスターを飼っていて
    大好きなのはハムのクロワッサン(横になって眠っている姿)です!

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